これから大阪で子育てするあなたに、藤沢台第3団地が向いている理由
緑が多く、ゆったりとしたつくりで、陽当たり良好。団地って、実は自分の暮らしに合ってるかもしれない。そんな思いを胸に、各地の団地を訪問し、お話をお聞きする企画がスタートします。 第1回は大阪の南エリア、富田林市にある藤沢台第3団地。大阪にある団地の中でも、ことさらゆったりとしたつくりが魅力のこちらは、子育て世帯にとってもおすすめなんだとか。その秘密を伺ってきました。…
ジョギングしたりお散歩したり、空を見上げてのんびり息抜きのできる大きな公園が身近にある暮らしって、憧れます。
「なかもず」のお隣、白鷺に、そんな暮らし方のできそうな、素敵な団地がありました。
text : Miha Tamura / photo : Yumiko Inoue / 提供 : UR賃貸住宅
ご紹介する団地があるのは、南海高野線の白鷺駅。難波までは急行に乗り換えて約20分、お隣のなかもずは御堂筋線の始発駅ということもあって、大阪市内への通勤も便利な立地。なかもず駅まで20分程度で歩くこともできます。
駅周辺は穏やかな住宅街ですが、南には大阪府立大学があることもあって、駅前には飲食店があって賑やかでした。また、駅の北側には、ホームセンターやスーパー、100円ショップのセリアなどが集まる大型のショッピングモールがあり、日々のお買い物に困ることもなさそうです。
なんと言ってもおすすめしたいのが、団地に隣接する大きな公園、白鷺公園です。大きな池と、野球場やグラウンドを囲んで、自然を感じながら散策のできる遊歩道が整備されています。取材日は平日でしたが、お散歩やジョギングを楽しむ多くの人が訪れていました。
大きな木々や、水辺の風景などを眺めながら公園内を歩いていると、取材中なのに時間をすっかり忘れて癒されてしまいました。そして、公園からも柵越しに見えるほど団地はすぐお隣で、思いついたら息抜きにすぐ来られる距離。こんな大きな公園が普段づかいできるって、羨ましいなぁと感じます。
お隣の白鷺公園に負けず劣らず、緑が多く、ゆったりと空間が使われている団地。団地の敷地内だけでも、のんびりお散歩すると良い運動になりそう。B棟エリアにはスーパーや郵便局もあって便利です。
「この団地、ちょっと面白いお部屋があるので、見てみませんか?」と松尾さんに誘っていただいて、B棟のとある1室へ。AOH(Again Old Home)というコンセプトで、建設当時の雰囲気を再現したお部屋があるということなんです。
この連載で、現代の暮らしに合わせて整えられた団地のお部屋をたくさん拝見してきましたが、当時はこんな形で暮らしていたのだな、というのがわかって、なんとも感慨深い気持ちになりました(現在、こちらのAOHのお部屋の入居募集はございませんのであしからず)。
こちらのお部屋はちょっと特別でしたが、松尾さんによると、白鷺団地では明るくシンプルな内装で、キッチンや水回りなども入れ替え、リノベーションされたお部屋が多数あるとのこと。
当時のお部屋を拝見した後だと、一気にタイムスリップしたような不思議な感覚に。なるほど、しっかりと暮らしやすさが考えられているな、とその内容に納得のお部屋ばかりでしたよ。
細かく分けられた仕切りを取り払って、広くて明るいLDKとしたお部屋。キッチンも含めて、清潔感のある白を基調にまとまっているので、とてもシンプル。住む人の好みに応じて、いろんなインテリアが似合いそうです。
今回見せていただいた1LDK、2DKのお部屋は、40〜45平米前後と、十分ふたり暮らしもできる広さ。南北に窓がある団地に特徴的な間取りは、どの部屋も通気性がよく明るさも十分。自由度も高いので、贅沢にひとりで暮らすもよし、いろんな家具配置を楽しめそう。
個人的には、部屋の模様替えをするのが大好きなので、どこにベッドを置こうかな…?と考え始めると、ワクワクしてきますね。
朝は公園での散歩を日課に、このお部屋には大きなダイニングテーブルを置いて……など、内覧しているうちにすっかりここでの暮らしを具体的に想像し始めてしまいました。
長年にわたって大切に受け継がれ、愛され続けてきた団地での暮らし、素敵だと思います。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。