パリっ子への憧れ
1R(24㎡)
レトロで重厚なたくさんの近代建築が残る大阪。その建物の多くはいまも現役で使われていて、カフェやバー、レストランとして営業しているところも多いんです。歴史を感じる素敵な空間と美味しい料理が両方楽しめちゃう、近代建築カフェを巡ります。
第1回は、大阪府立中之島図書館の中にオープンした、北欧オープンサンドのお店をチェック。
text & photo : Miha Tamura
大阪メトロ淀屋橋駅を出て橋を渡り、中之島の川沿いの緑道を歩くこと1,2分。
重厚でレトロな雰囲気の建物が多い中之島の中でも、特にお気に入りの場所があります。
開館時間なら、誰でも自由に見学することができるのも嬉しい図書館だったのですが、2016年、建物の一角に、新しくカフェがオープンしました。
オープンしたのは、「スモーブローキッチンナカノシマ」。北欧の郷土料理である「スモーブロー」というオープンサンドのほか、素材を活かした料理にこだわった、素敵なカフェです。
窓や床、ドアなど、重厚な図書館の建物をそのまま活かした内装ですが、北欧モダンの家具がすごくよく似合いますね。とても落ち着く空間。
スモーブローって、どんな料理だろう? とワクワクしていたのですが、想像していた「サンドイッチ」の枠を超えていて度肝を抜かれました。盛りだくさんの具材でもはや隠れてしまっていますが、下にソースの味がしみたパンが敷かれています。
ナイフとフォークで切り取って口に運ぶと、素材の味が広がって、夢中になってしまいました。これは美味しいぞ。
100年を超える建物の歴史を感じながら、初めての料理を味わう。
そんなギャップが新鮮で、でもしっくりくる、素敵な空間でした。
smørrebrød kitchen nakanoshima (スモーブローキッチンナカノシマ)
大阪府大阪市北区中之島1-2-10 中之島図書館 2F
https://www.smorrebrod-kitchen.com/
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。