「どうやら私には団地が合っているらしい」 “団地家”吉永健一さんインタビュー [PR]
昭和30年頃から高度経済成長期にかけて、より良い住宅を供給するため建てられた「団地」。その価値を見直し蘇らせる再生プロジェクトが、全国で始まっています。「いま、団地に暮らすってどんな感じなんだろう?」goodroom journalでは、リアルに団地に暮らすひとびと、団地に関わるひとびとにお話を聞く新連載「#団地の暮らし方。」をスタートします。 第1回目は、高槻市に設計事務所をかまえ、住処として…
緑が多く、ゆったりとしたつくりで、陽当たり良好。団地って、実は自分の暮らしに合ってるかもしれない。そんな思いを胸に、各地の団地を訪問し、お話をお聞きする企画がスタートします。
第1回は大阪の南エリア、富田林市にある藤沢台第3団地。大阪にある団地の中でも、ことさらゆったりとしたつくりが魅力のこちらは、子育て世帯にとってもおすすめなんだとか。その秘密を伺ってきました。
text : Miha Tamura / photo : Yumiko Inoue / 提供 : UR賃貸住宅
やってきたのは、南海電鉄の金剛駅。なんば駅から急行に乗れば約24分と、意外にあっという間に到着です。なんばが始発なのでゆっくり座って帰宅できるのもいいところかも。駅前は、小さな本屋さんや喫茶店が並ぶのんびりした雰囲気。ロータリー周辺には銀行もあって、便利ですね。ここからバスに乗って目的の団地へ。
駅の目の前にも、団地がたくさん並んでいましたが、今回の目的地は、バスで約6分ほどの距離にある藤沢台第3団地。ひときわ緑の色が濃くゆったりした雰囲気の団地です。バスは通勤・通学時間帯には約10分間隔で、夜23:30まで運行しているので、夜遅くなっても安心。
「ここ藤沢台第3団地は、5階建てではなく3階建てと4階建ての低層の団地。敷地を歩いていても棟と棟の間隔が広く、圧迫感がないですよね。室内も、ゆったりした間取りのお部屋が多いので、ゆとりを持って生活したい、子育て世代にぴったりの団地なんですよ」と松尾さん。
これから子育てを始める方に向けて、お部屋を選ぶ時のポイントを教えてもらいました。
ご自身も、大阪の南エリアで子育て真っ最中という杉田さん。子育て世帯にとって、周辺の環境で特に見ておくべきところはどこなんでしょう。
「お子様がまだ小さいうちは、子どもが毎日楽しく遊べる公園がたくさんあることはもちろんですが、自分自身の息抜きも大切。慣れない子育てでストレスが溜まっても、自治体などが運営する子育て支援施設があると、かなり頼りになりますよ」
と杉田さん。
例えば、藤沢台第3団地の近所には、富田林市の子育て支援施設であるつどいの広場「ひだまり」があり、0歳から3歳までの子どもとそのお母さんたちが気軽に集まって、交流したり子育てについて相談したりする場所として開かれています。また、近くの金剛図書館では、定期的に子ども向けの読み聞かせも行なっているそう。
また、車をお持ちなら、たくさんの遊具のある大きな公園、錦織公園も近く、親子で楽しく過ごすこともできます。富田林市が子育てに向いているという理由、よくわかります。
URの現地案内所には、一緒にお部屋探しを手伝ってくださるハウジングアドバイザーさんがいらっしゃいます。その地域に長くお住まいの方も多く、エリアに精通しているため、その地域のことなら気軽に質問することができるとのこと。
長く住むことを考えるなら、やはり周辺の小学校や中学校など、教育施設について調べることが必須。
実は、藤沢台第3団地の学区には人気の高い市立の中学校があって、文教地区として知られているんだそうです。
「団地もそうですが、戸建ても多いエリアで、教育に熱心な子育て世代が多く集まっていて、進学塾が並ぶ通りもあるんですよ」
近所の学校を調べたら、子どもが通う道のりもチェックすると良いと杉田さん。道を歩いている方に声をかけてみたり、安全に通えるかどうかを見てみましょう。
襖の使い方しだいで、間取りをある程度自在に変えられることもポイントだと感じました。リビングで何か作業をしていても、子どもに目が届いて安心。大きくなったら、専用の子ども部屋にしてあげることもできますね。
「子育てのための設備が整っているお部屋を選ぶというのも良いと思うのですが、家族の成長に合わせて、暮らしに必要なものって変わっていきますよね。例えばベビーガードなど、その時々に必要なものは自分で用意して、ある程度カスタマイズしやすい間取りを選ぶのが良いんじゃないかな、と思います」と松尾さん。
もうひとつ、おもしろい間取りだな、と思ったのは、314号棟の301号室。3LDKや4LDKが多いこちらの団地の中で、2LDK、71平米と少し小さめ。その分、家賃もお手頃になっていますが、それにはある秘密がありました。
「こちらは、URのステージセレクトという仕組みを利用しています。本当は4LDKでもう少し家賃の高いお部屋なんですが、2部屋を閉鎖して、2LDKに。使うスペースの分だけ家賃をいただくというものなんです」
ステージセレクトについて詳しくはこちら
https://www.ur-net.go.jp/chintai/whats/system/select/
ステージセレクトという名前のとおり、将来お子様が大きくなってもう1部屋必要になったら3LDKに、さらに手狭になったら4LDKにと、増やしていくことができるんだそう。引越しもしなくていいし、もちろん学校も転校しなくていい。子育て世代にぴったりの、ユニークな取り組みです。
何かと不安なことも多い、子育て世代のお引越し。今回、杉田さん、松尾さんにお話を聞き、実際にURの団地を見てみると、なんとなく安心して明るく子育てできそうなイメージが湧いてきました。
緑が多く息抜きできて、学区に良い学校があり、そしてフレキシブルな間取り。この3つが、子育て世代に藤沢台第3団地が向いている理由、と言えそうです。
6月中の土日のみ、藤沢台第3団地の327号棟205号室に現地案内所&モデルルームがOPEN!実際に家具を置いたらどんな風に見えるか、確認しておくとさらに安心ですね。
また、9/30お申し込み分まではフリーレント1ヶ月(住戸により2ヶ月)、キャンペーン家賃など割引があり、とってもお得です。ぜひ現地にお部屋を見に行ってみてください。
※現地案内所は2018年6月までの営業となります。
田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。