「ものと暮らす。」vol.10
部屋には日常生活を豊かにしてくれて、目にするだけで心踊るような雑貨、日用品を置きたいもの。この連載では CLASKA Gallery & Shop "DO" の和田さんが、洋の東西を問わず今の暮らしに合うお気に入りを紹介。きっと、そばに置いておきたい「もの」が見つかるはずです。…
部屋には日常生活を豊かにしてくれて、目にするだけで心踊るような雑貨、日用品を置きたいもの。この連載では CLASKA Gallery & Shop "DO" の和田さんが、洋の東西を問わず今の暮らしに合うお気に入りを紹介。きっと、そばに置いておきたい「もの」が見つかるはずです。
初売りやセールなどで今年も何かと賑わったお正月もあっという間に過ぎ去り、列島各地では大寒波の到来と、せわしない日々が続いている。
春はまだまだ先だろうか・・・。
雪が降り積もる真冬も、ギラギラと太陽が照りつける真夏も良いが、冬から春へかけて季節が移ろい、桜の咲き始める時期がたまらなく好きだ。
自然豊かな長野の松本で作陶している和田麻美子さんの花器は、そんな春への気分を高めてくれる。
繊細なフォルムに淡い色の釉薬。
一輪挿しとしてはもちろん、お気に入りの棚や窓際などに飾るオブジェとしてもおすすめである。
さながらモランディの静物画のように、配置を思うがまま楽しんでみるのも良い。
つい先日までドー仙台店で企画展を催していたのだが、ありがたいことに、老若男女問わず幅広い層の方にお越しいただくことができた。皆さま、目を輝かせながら10分、20分、長い方は1時間ほどだろうか、じっくり吟味して大事そうにお持ち帰りになる姿がとても印象的だった。
少し早いが、2/4の立春まであと僅か。
日々、やさしい色合いの花器を眺めつつ、春を気長に待ちたいものである。
【和田麻美子さん企画展 今後の開催予定】
CLASKA Gallery & Shop “DO” 札幌店:2月9日~2月22日
CLASKA Gallery & Shop “DO” 渋谷ヒカリエ店:4月予定
和田基樹 (わだ もとき)
和田基樹 (わだ もとき)
CLASKA Gallery & Shop ”DO” 仙台店 店長。1982年神奈川生まれ。2012年、予備校の職員から心機一転、雑貨業界へ。都内数店舗を経て、現在に至る。大の酒好き。
http://do.claska.com