「UR賃貸住宅」ってなに?ふつうの賃貸となにが違うの?
「長く、安心して暮らせるいいお部屋」を探している方におすすめしたいのが、UR賃貸住宅のお部屋です。みんなが抱えているお部屋の悩み、実はUR賃貸住宅なら解決できるかもしれません。 今回は、「UR賃貸住宅」って、普通の賃貸とどんなところが違って、どんなメリットがあるのか、グッドルームスタッフが解説します。 …
23区の中ではちょっと穴場エリア、板橋区にある大規模団地「高島平」。利便性と豊かな自然を兼ね備えた環境なのに、2DKのお部屋が、家賃7万円〜10万円台と、少し広めの一人暮らしから二人暮らしまで、ゆとりを持って暮らせそうなところが魅力です。このお部屋なら、自分らしい生活空間の中で趣味に没頭するなど「してみたかった暮らし」が叶えられるかも?実際のお部屋を拝見し、想像してみました。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai / 提供 : UR賃貸住宅(初出:2021年7月)
昭和47年から48年にかけて供給が始まった高島平団地。まもなく誕生から50年を迎える高島平は、団地とともに発展してきた「まち」です。
団地に人が住みはじめたころは「東洋一のマンモス団地」といわれ、賃貸住宅としては今もUR賃貸住宅の中で最大戸数を誇る大規模な団地。その魅力はどんなところにあるか、現地を取材してきました。
大手町駅から直通約30分。途中から地上の高架を走る都営三田線、低層の住宅が並ぶ板橋区の穏やかな住宅街を見ながら進み、西台駅を過ぎると、線路と並走するように立派な並木が目の前に広がります。
これは「高島平」「新高島平」「西高島平」と3駅に渡って続いている「高島平緑地」。団地をぐるっと囲む道路や、敷地内にも、団地の誕生とともに植えられた木々が立派に育っていて、とても気持ちが良いです。
線路と団地との間に広がっている「高島平緑地」。お買い物や散歩の合間にひと息つく、みんなの憩いの場になっていました。
UR賃貸住宅の中でも最大規模の団地。高層の住棟がゆとりある空間に並び、緑も豊富なとても余裕のある雰囲気です。
高島平駅から団地まで、ペデストリアンデッキを渡ればすぐの距離にあることも魅力のひとつ。車の通らない広々とした空間は、小さいお子さんと一緒でも安心して歩けます。
ちなみに、一部の住棟には現在、足場が組まれていますが、これは外装のリニューアル工事が行われているため。リニューアル済みの建物は、住棟ごとに色分けされとてもおしゃれになっていましたよ。
敷地内の広場では「高島平団地まつり」も行われるのだそう。遊具の設けられた広場もたくさんありました。
団地の敷地内には、春になるとこんなに立派に花を咲かせる桜並木もあります。満開の季節が楽しみになりますね。
団地の東西・南北に走る道路も、木々が豊かです。
高島平駅から南北に走る「団地中央通り」。通称「けやき通り」という名前で親しまれています。大きな樹木が立ち並ぶ、かなり道幅の広い歩道なのでランニングを楽しまれている方もいます。
団地のすぐ隣にある「都立赤塚公園」は、野球場やテニスコート、バーベキュー場まで備える広大な公園です。
街全体が、団地を中心にゆとりを持って計画されていることがよくわかる高島平。散歩やランニングなど、休日にはしっかりと体を動かしたい人にもぴったりの環境だなと感じます。
さらに、団地敷地内の商店街がかなり賑わっていることも、高島平の特徴のひとつです。
駅から一番近い商店街には2つのスーパーがあり、夜遅くまで営業しているので仕事で遅くなった時にも便利です。
他にも、新鮮な野菜が安く手に入る八百屋さんや、お弁当やお惣菜を扱うお店、パン屋さん、100円ショップ、ドラッグストアなど、必要なお店がひととおり、団地内に揃っているのがとても頼もしい印象です。
さらには、手芸屋さんやサイクルショップが団地の中にあったり、ホームセンターやスポーツスクールも近いので、趣味を充実させてくれそう。
駐車場も団地内に十分あります。
高速道路のICも近く、荒川を越えればすぐ埼玉。キャンプや山登りなど、アウトドアの趣味がある方にはもってこいかもしれません。
団地の雰囲気について、もっと詳しく見るにはこちら:
まるで街全体が公園のような高島平団地。未来に向けた取り組みと賑わいのあるこの街で「平暮らし」始めましょう
では、お部屋の中をご案内しましょう。
1DK〜3DKまで、さまざまな間取りが揃う高島平。今回ピックアップしたのは、少しゆとりのある一人暮らしから、二人暮らしにも十分な広さのある46㎡の2DKのお部屋です。
この広さで家賃は7万円〜10万円台と、23区内でありながらお財布に優しい家賃は魅力的。
確かに築50年近くが経ち、レトロな部分もあるのですが、そこに味を感じてもらえる方にはお得に暮らしてもらえるんじゃないかと思います。ちょっと詳しくご紹介します。
ピックアップしたのは、家賃8万円台の2DKです。ダイニングキッチン隣の部屋はフローリングにリニューアルされ、エアコンも1台設置済みです。
間にある襖を取り払えば、1LDKのようにも使える間取りです。間にある鴨居は植物を吊るしたり、洗濯物をちょっとかけたり、使い道はいろいろありそうですね。
UR賃貸住宅ならではのこの白のキッチン、広さも十分にあって、ファンの方も多いんですよ。キッチンが窓に近い場所にあって、明るいのもいいですね。コンロは持ち込み式のタイプです。
トイレも清潔な雰囲気です。
お風呂はタイル張りの在来浴室と言われるタイプですが、給湯設備や浴槽は新しいものになっていて、追い焚き機能もついています。
高層階のお部屋を選べばご覧のとおり、遠くの方まで見渡せます。(こちらは12階からの眺め)
個人的に、「ここはちょっと気になるかな?」と思った部分も、隠さずご紹介しましょう。
ひとつめは、洗濯機の置き場所。この部屋の場合は洗濯機パンが設置されていないため、自身で購入した洗濯機置場の上に洗濯機を置き、ホースを浴室まで繋いで排水します。洗濯機の大きさによってはちょっと邪魔になるかな?という点と、ホースを跨いで洗面台を使うことになる点が注意です。
もう1点は、クローゼットに使えそうな収納が少ないこと。別でコートハンガーなどを用意すると良さそうです。
キッチン横のフローリングのお部屋は、収納の襖を外すとこんなふうになるので、オープン収納にしたりカウンターデスク風に使うことができるかもしれません。
畳以外にも、襖の把手や、ドアのガラスなど、ちょっとレトロなデザインの部分も残っていますが、これはデメリットというよりむしろ愛らしいポイントかなと私は感じました。
畳のお部屋はこれまで敬遠されていたという方もいらっしゃるかもしれません。実際に、全室フローリングのお部屋より和室が残っている分、家賃が安いことも多いですが、実は、合わせる家具やインテリアをそれほど気にしなくも、和室は魅力的な空間になりますよ。
ゆとりのある2DKの暮らし。例えば、ダイニング・キッチン隣のお部屋にベッドを置いてしまって、残りの1部屋は趣味を満喫する部屋に、なんてこともできそうです。
※家具・調度品はイメージです。
ダイニングとリビングの襖を取り払ってテーブル、ソファを置き、奥にはベッドを置いたインテリアのイメージはこちら。一人暮らしなら十分の広さがあります。白で統一された内装なので、ナチュラルなインテリアがよく似合いますよ。
残りの1部屋をどんなふうに活用するか、2パターンのイメージを用意してみました。
※家具・調度品はイメージです。
1パターン目は、デスクと椅子を配置し、趣味のハンドメイド作品の制作に没頭するお部屋に。
団地内の手芸屋さんで材料を調達したり、休日には近所の板橋区立美術館や赤塚公園を散策してアイディアのヒントをもらったり。文化系の趣味に打ち込みたい人にも良い環境がありますよ。
もちろん、パソコンやモニターを置いて仕事部屋にするのもOK。
※家具・調度品はイメージです。
すぐ近くの荒川河川敷をサイクリングしたり、赤塚公園でバーベキューしたり。高速道路のICも近いので、キャンプや登山などの趣味がある人にも出かけやすい立地も高島平のいいところです。
普通のクローゼットに収納しようと思うと、かさばったり、匂いや汚れも気になるアウトドアグッズ。近所のホームセンターで材料を調達して、DIYで「見せる収納」を作り飾ってみるのも楽しそうですね。
ちなみに高島平は、家賃だけではなく、「仲介手数料・礼金・更新料・保証人不要」というUR賃貸住宅の大きなメリットもあり、また時期によってはフリーレントやギフトカードのプレゼントなど、お得なキャンペーンを行っています。キャンペーンの条件や対象住戸については、賃貸ショップ高島平にお問い合わせください。
東急線沿線や中央線沿線のような人気エリアとはちょっと違う、いわば「穴場エリア」の高島平。その分、穏やかに自分らしい暮らしを充実させたい人には、フィットするんじゃないかな?という印象を持ちました。
和室や襖、鴨居など、レトロな部分をむしろ楽しんで暮らしてみたいという方にはぴったりな団地暮らし、高島平ではじめてみませんか。
UR賃貸ショップ高島平
東京都板橋区高島平2‐32‐1号棟1階
03-3550-4311
田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。