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ホテル暮らしは「合理主義」な私に最適の暮らし方。都内ホテルで長期滞在をする30代男性へインタビュー

これからの賃貸暮らし Vol.03

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ホテル暮らしは「合理主義」な私に最適の暮らし方。都内ホテルで長期滞在をする30代男性へインタビュー

新しい暮らし方を実践している方々に話を伺うインタビュー企画。第3回はグッドルームの新規サービス「goodroomホテルパス」を利用して、都内ホテルに2か月単位で長期滞在をしながら暮らす、Sさんにお話を伺いました。

text : ASAKO SAKURAI

場所を選ばず仕事ができるようになってきたことで、これまでよりもっと、私たちの働き方や住まい方は自由になっていくはず。

二拠点居住、地方移住、定額住み放題、ホテル暮らし……

最近様々なサービスが出てきて興味はあるけれど、どこかまだ他人ごと、という方も多いかも。でもちょっとだけ、気になりませんか。実際にそんな新しい暮らし方をしているあの人のこと。

グッドルームジャーナルでは様々な暮らし方をして、日々を心地よく送っている方々にお話を伺い、「これからの新しい賃貸暮らし」を考えます。

第3回目となる今回は、グッドルームの新規サービス「goodroomサブスくらし」を利用して、都内のホテルを数か月単位でレンタルしながら暮らす、Sさんに話を伺いました。

Sさんプロフィール

1990 年生まれ東北地方出身。普段は目黒区のペット企業に勤務し、マーケティングや事業開発を担う。ホテルやシェアハウス暮らしを経て、2020年10月から「goodroomサブスくらし」の利用を開始。通称”あの 声デカい人”と呼ばれ、本名を知る人は少なく、日々合理的な暮らしを求め旅するように暮らす。(Instagramアカウントはこちら)

1990 年生まれ東北地方出身。普段は目黒区のペット企業に勤務し、マーケティングや事業開発を担う。ホテルやシェアハウス暮らしを経て、2020年10月から「goodroomサブスくらし」の利用を開始。通称”あの 声デカい人”と呼ばれ、本名を知る人は少なく、日々合理的な暮らしを求め旅するように暮らす。(Instagramアカウントはこちら

合理主義者の自分に与えられた「ホテル暮らし」という選択肢

Sさんは最寄り駅が目黒の企業に勤める、30代の男性。これまで一般的な賃貸住宅に住んだ経験はほとんどなく、シェアハウスやホテル暮らしなど、様々なタイプの暮らし方を実践しながら「今の自分にとって最適な暮らし方」について常に模索し続けてきたといいます。

Sさん:

「僕は完全に”合理主義者”なんですよね。掃除をする、洗濯機を回して洗濯物を干す、トイレットペーパーなどの日用品を買い足す、ゴミ出しをする、引越しの度にインテリアを考える、退去手続きをする……。日常の些細なことから、引越しのときに発生する大きなことまで、普通の賃貸で暮らすといろいろとある面倒なことを、極力省いて生活したいなぁと考えていました。

こうした時間って、1日にすれば1時間程度かもしれないんですが、年間にするとものすごい膨大な時間が使われているんですよね。であれば、できることならその時間は誰かに代わってもらえたらありがたいなぁと。空いた時間はできるだけ自分自身のために使いたいし、自分がやりたいことに集中したいんです」

自由に使える時間は、youtubeなどを活用して勉強したり、トレーニングしたりする時間に充てるようにしているそう

自由に使える時間は、youtubeなどを活用して勉強したり、トレーニングしたりする時間に充てるようにしているそう

確かに掃除をすることで気持ちがリセットされる、新しい日用品を選び買い足すことでストレスを発散するなど、身の回りで起こる作業自体がプラスに働く人もいますが、すべての人がそうではないでしょう。

24時間という貴重な時間の中で少しでも自分が無駄だと思うことを省き、より自身にとって必要なものだけで満たされた時間を過ごしたい。Sさんの暮らしの軸は明確で、そこには信念すら感じます。

そんなSさんがサブスくらしの存在を知ったのは、ちょうど以前のシェアハウスの暮らし方に疑問を感じ始めていたタイミングでした。

【確認】ホテル名

goodroomサブスくらしを利用して初めて宿泊した、東急ステイ銀座の室内

Sさん:

「以前暮らしていたシェアハウスからグッドルームのサブスくらしを選んだのは、ちょうど更新のタイミングだったということが大きいのですが、気の合う住人が少なくなってきたことや、個室の清掃する時間に無駄を感じたことも大きな理由でした。シェアハウスは共有部の清掃はスタッフの方が行ってくれますが、個室の清掃や備品の調達は自分自身で行う必要があるんですよね。

外的要因に左右されず、より洗練された暮らしができないかと求めていた時に、グッドルームのサブスくらしのサービスを知り、これはいいな、と。ちょうどホテル暮らしにも興味を持ち始めていたところだったので、思い切って乗り換えようと思ったんです」

自分にとって何が必要か、を問い続けてより洗練された暮らしへ

実際にサブスくらしを利用して、ホテル暮らしを始めて約3か月。

東銀座や千駄ヶ谷など、比較的都心のホテルをあえて選択して、1部屋あたり2か月単位で暮らしているSさん。「ホテル暮らし」と聞くと、短期間に様々な場所を転々と移動できることがメリットであると思いがちですが、Sさんがホテル暮らしに求めるポイントは違うようです。

ランニング中に出会った、外苑前のイチョウ並木

ランニング中に出会った、外苑前のイチョウ並木

Sさん:
「業務の都合上、在宅ワークがなかなか難しく、毎日目黒まで通う生活をしています。荷物もキャリーケース3つと、少しかさばるんですよね。そのため地方の様々な地域を転々とする暮らし方、というよりは目黒まで通いやすく、かつ設備の整った比較的ハイクラスのホテルに一定期間腰を据えて生活する方が、今の自分には合っています。

実際に掃除やベッドメイキングはもちろんのこと、足りないものがあればホテルの方がサポートしてくださる今の暮らしは、自分の理想としている暮らし方に近いのではないかと思いますね。

また長期で滞在するからこそわかる、街の違いを楽しむことができるのも魅力の一つ。滞在中はホテルの近所に住む友人と、自分のホテル周辺にある人気の飲食店で集合して食事をしたり、ランニングをしながら街の風景や雰囲気を楽しんだりして過ごしています」

そして長期間滞在することが多いからこそ、部屋の設備にはこだわりたいといいます。

いつもパリッとスーツを着こなすためには、ズボンプレッサーは欠かせないツールのひとつ。

いつもパリッとスーツを着こなすためには、ズボンプレッサーは欠かせないツールのひとつ。

Sさん:

「これまで2つのホテルに滞在して分かったのは、自分の生活に必要なものは何なのか、ということ。僕の場合、洗濯機と電子レンジ、あとスーツで仕事に通うので、できればズボンプレッサーもあるといいですね。

洗濯機は共有部に置かれていることも多いので、いちいち洗濯物を持って行くのが面倒なので室内にあると助かります。また外食するとき以外は、ホテルの部屋でレトルトの玄米や納豆をセットで食べることが多いので、電子レンジも必須。こうして必要なものが分かってくると、今後ホテルを選ぶ際にも迷いがなくなるのでより効率的にホテル選びが出来るようになっていくと思います」

いろんなサービスがあるけど、グッドルームのサブスくらしが今の最適解

ホテル暮らしをしたいという希望があれば、探せば様々なホテルが世の中には溢れているはず。それでもなお、あえてグッドルームのサブスくらしを選んで利用してくださっていることにも、理由があるようです。

一度清掃に来たタイミングで多めにタオルを準備してくれるホテル側の配慮に、いつも感謝しているそう。

一度清掃に来たタイミングで多めにタオルを準備してくれるホテル側の配慮に、いつも感謝しているそう

Sさん:

「長期滞在できるホテルは色々とあると思うのですが、自分で各社のホームページを閲覧して、比較して、良いと思ったところに問合せをして……といった流れも僕には煩わしくて(笑)。

サブスくらしのサービスでは、グッドルームがプラットフォームとして機能していてくれるので、検索や調整の時間が軽減されるのは本当に助かっています。僕のニーズを把握して、担当の方が定期的に次におすすめのホテルを紹介してくださることも、ありがたいですね。

一方で現在のサービスの仕様だと、2か月先の予定を予約することができないんですよ。だからふとしたときに『あれ、2か月先自分はどこにいるんだっけ?』といったことが不安になることもあります。そのあたりが改善されれば、自分のように本格的にホテル暮らしで生きていきたい、と思う人にとってより良いサービスになるのではないかと感じますね」

ホテル暮らしが特別じゃない。賃貸暮らしとの垣根がなくなればいい

最後に、この先より理想に近づけるための暮らし方について尋ねてみました。

Sさん:

「部屋に必要な家具や設備をカスタマイズできるようになったらうれしいです。例えばテレビなどは僕は必要ないけど、ドラム式の洗濯機は絶対に欲しい、とか。あとはちょっとした間だけでも、部屋に友人を呼ぶことへのルールが緩和されるとうれしいなぁと思います。

それから現在は数か月単位で変化する滞在期間が、当たり前に2年契約などできるようになればもっといい。

いい意味で、普通の賃貸との垣根がなくなっていけば、ホテルで暮らすこということが当たり前の選択肢の一つになる日も、そう遠くはないんじゃないかと思うんです」

【確認】どこからの景色か

三井ガーデンホテル神宮外苑の「杜プレミア」のベランダから見た、東京の街並み

*

一貫して合理主義的な考え方でホテル暮らしをされていた、Sさん。

様々な無駄をそぎ落とし、自身に必要なものだけで満たされた人生を送りたい。それは「自分らしい暮らしって何だろう」と問い続ける私たちにも通じる、一つの答えのような気もします。

今の生活の中で、家事や手続きなどに煩わしさを感じているのであれば、それもあなたらしさの一つ。その点でもホテル暮らしは理にかなったサービスなのかもしれません。

三宅

櫻井朝子

三宅朝子

goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。最近リノベマンションに引っ越したばかりなので、街だけでなく、室内の住環境を整えていくことにも興味津々。部屋中無印。

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