月額6.98万円〜マンスリーマンションのように「ホテル暮らし」が可能になる新サービス『goodroom ホテルパス』がスタートしました。既に多くの反響をいただいているこのサービス、実際のホテルでの宿泊をレビューする企画、始まります。
第4回は、大阪の川沿いにたたずむ小さなホテル「Hotel Noum OSAKA」をご紹介。うっとりするほど、おしゃれで可愛いインテリアに囲まれて、理想の暮らしができそうです。
text & photo : Miha Tamura from goodroom journal
大阪市役所や日本銀行大阪支店、中之島図書館など、大阪の政治、経済、文化の中枢を担う施設や、歴史的建造物もたくさん集まる中之島。その中之島がある大川沿い、北側の小さな路地に、おしゃれなカフェやバーがぽつぽつと集まっているのをご存知ですか？
その中でも、外からひときわ目を惹く、うっとりするほど可愛い外観の建物が、「Hotel Noum OSAKA（ホテルノウムオオサカ）」。全部で50室ほどの小さなホテルです。今回、個室で月額7.8万円〜と手の届くプラン設定で、goodroom ホテルステイ に参加してくださいました。
まるで、おしゃれなカフェにそのまま暮らしているみたい。可愛いインテリアに囲まれながら、ほっと落ち着く暮らしが始められそうですよ。
車通りの少ない、静かな路地にたつかっこいい建物です。
こちら、フロント。ちょっとうっとりしてしまうほど、インテリアのひとつひとつが可愛いです。
フロントの横にはたくさんの席数があるラウンジがあって、7時〜23時までオープン（※変更になる場合があります）。朝食からランチ、バータイムまで、気軽に楽しめるようになっています。
コンセントのある席もあり、日中はここでお仕事をされている方もいらっしゃいましたよ。
今日はこちらの席で朝食をいただきます。なんて充実した朝なのだろう。
ロングステイプランでは別料金となりますが、たまには楽しんでほしい、充実のモーニングセット。ちょっとびっくりするほど本格的なメニューが並びます。
迷いに迷って私がいただいたのは「フレッシュハーブとアボカドのトースト」。どうです、すごく美味しそうでしょう？（すごく美味しかったです）
夜はバータイムに。ドリンクのメニューも豊富です。
お、屋外の席もありました。自宅にこんなカフェラウンジがある生活なんて、贅沢だなぁ。
今回宿泊するのは、リバービューシングルのお部屋。他に、バス・トイレは共用のお部屋など複数のタイプから選べます。
L字型のお部屋で、ベッドがすっぽり壁との間に収まっているのが落ち着けて良かったです。
ベッド側からの景色はこちら。壁にかけられたクロスなど、インテリアもめいっぱい可愛くて、テンションが上がります。
川に面した側に、広々としたリビングスペースがあるんです。
ゆったりしたソファに、仕事や食事もしやすい高さのテーブルがあって、この場所、とても気に入ってしまいました。
ソファのすぐそばにもコンセントがあります。
もちろん枕元にも。バッチリですね。
窓からの眺めはこちら！川に大きなアヒルが浮かんでいます…！（アヒルは期間限定のアート作品です）
クローゼットはこのハンガーバー部分のみなので、洋服はスーツケースなどを用意してしまうのがよさそうです。
ベッドの下から、荷物置き用のスツールが出てきました。
玄関部分には鏡があり、スペースも余裕があるので、大きなスーツケースをおいても邪魔にはならなさそう。
おしゃれなオリジナルのスリッパが備え付け。
パジャマも着心地よかったですよ。
こちら、ゴールドの取っ手がついたドアの向こうが、バスルーム&サニタリースペースです。
シャワーのみですが、トイレとしっかり空間を分けられるのは嬉しいです。トイレはウォシュレット完備。
ボディソープ、シャンプー類は、敏感肌向けのコスメブランド「OSAJI」のもの。
タイルの洗面台、可愛いですね。
5階に、ランドリーや冷蔵庫、電子レンジなどのまとまったスペースがあります。
乾燥まで全自動タイプの洗濯機が2台。少量なら洗濯〜乾燥で400円〜と、コインランドリーよりもお値段も安いのが助かります。
そして中身の見える冷蔵庫と、電子レンジも自由に使えます。
コップとカトラリーが用意されているのが嬉しかった！テイクアウトしてきたのに、箸をもらい忘れた…！てなること、時々ありますからね。
お茶やコーヒー類も自由にいただけます。
ウォーターサーバーがあるのも嬉しい！
そして、ありました、屋上テラス！ こちらは宿泊者専用のスペースです。
椅子や机を出してのんびりできそうですよ。
Hotel Noum OSAKAがあるのは、大阪メトロ谷町線と、京阪電車の通る「天満橋駅」から徒歩6分。
天満橋か、天神橋、どちらかの橋を渡って、ちょうど真ん中のあたりにあります。
天満橋からは、谷町線の「東梅田駅」まで2駅。京阪電車に乗れば京都までも一直線なので、結構便利に使える立地です。
中之島や北浜エリアは十分徒歩圏内。大阪駅、梅田駅までも徒歩30分以内なので、梅田の南寄りエリアにお勤めの方なら歩いてもいいかもしれません。
大阪で最もエスタブリッシュなエリアである中之島に近いことで、夜に歩いていても治安が気になるようなエリアではないこともポイントだなと思いました。
対岸の八軒屋浜には大阪城方面へ向かう水上バスや、遊覧船の発着場もあり、SUPなどの水上スポーツも盛んに行われているので、新しい趣味を見つけてみてもいいかもしれませんよ。
中之島公園がほとんど目の前。穏やかでありながら、治安のいいエリアです。
ホテル目の前の「南天満公園」はランニングのメッカとしても知られています。川沿いをずっと進むと、お花見の名所、桜ノ宮方面にたどり着きますよ。
そして、ホテルから西に少し進むと、日本一長いといわれる天満橋筋商店街の南の端っこがあります。
ランチの時間にはテイクアウトのリーズナブルなお弁当を出しているお店もたくさん。仕事帰りに一人でふらっとご飯を食べられるような場所にも困らないので、ホテル暮らしには近所に商店街があることのメリットはすごいな、と感じました。
夜でも程よく人通りがあって、それでいてガヤガヤしていない。ほっとする商店街です。
もう少し北へ進むと、アーケードが始まり、チェーン店も多い賑やかなエリアになります。
商店街を離れた場所にも色々とお店がありますよ。こちらは開店前に行列ができていたカレー屋さん。大阪スパイスカレーの名店も色々と集まっています。
ホテルがある川沿いの通りには、おしゃれなカフェやバーが集まっていました。
そうそう、ホテルで近所のオススメのお店をまとめたガイドマップをいただけるので、この辺りに住むのは初めてという人も安心してくださいね！いいお店がたくさんあって迷ってしまうほどでした。
大阪が好きで、なんども旅行にきていますが、 Hotel Noum OSAKA は、特に「また泊まりに来たいな」と思えるホテルでした。
おしゃれで可愛いインテリア。居心地の良いカフェラウンジ。川や公園、商店街が近くにあって、ほっとできる環境。いろんなものが揃っています。
リモートワークができる今だったら、そんな好きな街の好きなホテルに、「しばらく、住んでみる」っていうのは、贅沢で、かけがえのない経験になりそう。ちょっと一歩踏み出してみようかな、と真剣に考え始めちゃっています。
田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。
