TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
goodroomのスタッフが実際に街を歩きながら、住みたくなる街を紹介するこちらの連載。42回目は、JR京浜東北線・東急多摩川線・東急池上線の3路線が通る「蒲田」をご紹介します。利便性が高く、人々の生活の地として長く根付いてきた蒲田には、goodroomのオリジナルリノベーション「TOMOS(トモス)」のお部屋が複数あります。蒲田の街ではどんな暮らしができるのか、その魅力に迫っていきましょう。
text : Kana Ishiyama / photo: Shuhei Shine(または画像下に記載)
東京で生活している方にとって蒲田という地名は聞いたことがあっても、どういう場所なのか想像がつかない方は多いかもしれません。あるいは昔ながらのご飯屋さんや飲み屋さんが軒を連ねるディープなイメージを抱いている人もいるのでは。
そして実はこの2年ほどでおしゃれなお店が続々と増え始め、「都会のライフスタイルには憧れるけれど、忙しすぎたり高すぎるのはちょっと…」という方にとって穴場の街になりつつあるのです。
今回は、蒲田に住んだら行きつけにしたい、オーナーこだわりの5軒のショップをご紹介します。
蒲田駅から徒歩10分ほど歩いたところにあるSSYETは、オープンからわずか1年半で「蒲田のおしゃれカフェといえばここ」と認知されるほどの人気店。手がけるのは新木場にある商業施設CASICA内のカフェで、キッチンスタッフの一員として働いた経験を持つ金井さん。カフェもディナーも一人で切り盛りされています。
元々ファッション業界で働かれていたという言葉に深く頷くほど、洗練された店内と料理。コーヒーやスイーツに加え、夜は完全予約制のコース料理やアルコールも提供しています。常時3種類を用意するスイーツは、他店にはないユニークな食材の組み合わせで大人にも嬉しい控えめな甘さ。季節ごとや月ごとに変わるので、いつ来ても新鮮な味を楽しめます。夜も提供しているので甘党の方やお酒とのペアリングを楽しみたい方にもぴったりです。
ゆったりと静かな時間を楽しんで欲しいから来店は1組2名まで、店名の読み方も聞かれない限り積極的に開示はしないという独自のブランディングも光ります。そのようなルールを設けるのは、常連さんにも安心して通ってもらえる環境を作りたいという思いから。このような注意事項は来店されたお客さんのSNS投稿を通じてさらに拡散され、事前にルールを理解して来店される方が増えているのだそう。自分の考えを深めたい時や、友人と静かなひと時を過ごしたい時に訪れたいですね。
<SSYET>
〒144-0051 東京都大田区西蒲田1丁目2−12 カマタブリッヂ 102
https://www.instagram.com/ssyet_tokyo/
goodroomがつくる、これからの賃貸暮らしの選択肢。
TOMOS(トモス)は、暮らしと心を “ぽっ” と明るくするリノベーションのお部屋ブランドです。
注目の街「蒲田」にあるTOMOSのお部屋で、ちょっと特別な暮らしを始めませんか。
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「SONGBIRD BAKERY」はSSYETの隣にあるパン屋さんで、今年7月にオープンしたばかり。「周囲にパン屋がなく、パンを求められている地域にオープンしたい」と候補地を探していた店主の本藤さんが見つけたのが、パン屋限定で募集していたという今の物件だったそう。今では10時半の開店から3時間ほどでその日のパンが売り切れてしまうほどの人気店です。
大学卒業後、大手のパン製造メーカーや神奈川の名店「セテュヌボンニデー」での修行を経て、念願のベーカリーをオープンした本藤さん。国産小麦の使用や添加物を使用しない「セテュヌボンニデー」の姿勢に共感し、根底には自分の子供が食べても安心なパンを作りたいという思いがあります。
元々パン好きで色々なお店を巡っていたという本藤さん。「比較的低価格で子供からお年寄りまで誰でも食べやすく、幸せを幅広い人々に届けられる」とパンの魅力を語ってくれました。その言葉通り、店頭には子供連れの主婦やお年寄りなど様々な人が訪れます。店頭では約30種類のパンが並び、その中にはメロンパンやあんぱんなど誰にとっても馴染み深いメニューも。そこには「誰もが食べやすいものを」という本藤さんの優しさが現れています。
今後はクロワッサンやデニッシュ、サンドイッチのほか、スコーンやマフィン、カヌレといった焼き菓子も提供していきたいとのこと。「SONGBIRD BAKERY」のパンはお隣の「SSYET」さんや後に出てくる「Flowers & Spanish Sonrisa」さんでも提供されています。こうしたお店同士のつながりも蒲田の魅力と言えそうですね。
<SONGBIRD BAKERY>
〒144-0051 東京都大田区西蒲田1丁目2−12 カマタブリッヂ 101
https://www.instagram.com/songbird.bakery/
入り口に立てられた黒板の看板を頼りに、少し急な階段を3階まで昇って行った先に「CAFE&DINER kotonoha」があります。ドアを開いた瞬間に目に飛び込んでくるのは、落ち着いた色調で統一された、居心地の良さそうな店内。特別なお祝いや、友人と気の置けないひと時を過ごしたい時にぴったりのカフェです。
ランチ、カフェ、ディナーと時間帯によって午前中から夜までさまざまなメニューを楽しめるため、半日過ごして帰られるお客さんもいるのだとか。カフェタイムのパンケーキはボリューミーでフォトジェニックな見た目も相まって、それ目当てに訪れるお客さんもいるほどの人気メニュー。ランチやディナーを手がけるのは、元々割烹や鰻屋などで働いた経験を持つ和食出身のシェフです。「まるごとトマトのハンバーグ」や「とうもろこしのパスタ」など、豊富な経験を持つシェフならではの少しひねりの効いたメニューが並びます。
「蒲田にこういうカフェがあったらな」という思いから「CAFE&DINER kotonoha」をオープンした山田さんは、元々蒲田と同じ大田区の出身。高校卒業後、アメリカ留学やバックパッカー、自転車での日本一周旅行などを通してさまざまな世界に触れた後、大田区に戻り、2020年9月にカフェをオープンさせました。コロナ禍での開店ということもあり、当初は不安もあったそうですが、店内には20代から50代まで幅広い年齢層のお客さんが訪れるそう。現在、蒲田内で2店舗のオープンも予定されているとのことで、今後の展開が楽しみです。
<CAFE&DINER kotonoha>
〒144-0052 東京都大田区蒲田5-10-9 3F
https://www.instagram.com/kotonoha_kamata/
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TOMOS(トモス)は、暮らしと心を “ぽっ” と明るくするリノベーションのお部屋ブランドです。
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お花屋さんのアトリエ兼ショールーム、そしてスペイン料理店でもある「Flowers & Spanish Sonrisa」を運営されている上田ご夫妻は、来年に向け新たにワイン&コーヒースタンドバーを併設する花屋「Juuri Flower」をオープンします。
一号店の「Flowers & Spanish Sonrisa」は現在、お昼は奥様が運営する花屋のアトリエ兼ショールーム、夜は旦那様が腕を振るうスペイン料理店として連日地元の人々で賑っていますが、現在同店舗では生花を取り扱っておらず、せっかくなら地域の人に気軽に入ってもらえる花屋を作りたい、という思いから「Juuri Flower」の開店を決めたそうです。juuriはフィンランド語で「根っこ」の意味。地域の人々の間で長く愛されるお店に育てていきたいという願いが込められています。
日本料理のシェフとして働き、和花の装飾も経験があったご主人は、選ばれた花や店内のディスプレイまで細部に拘っている奥様のお花屋さんを見て「これはすごい」と直感的に思ったそう。店頭での販売から配達、企業などでのアレンジメントなどを一人でこなしていた奥様をサポートできるようにと、花屋に併設する形で一号店の「Flowers & Spanish Sonrisa」をオープンさせました。
来年1月に本格オープン予定のJuuri Flowerは、花屋の他に旦那さまがセレクトした約200種類の自然派ワインやコーヒーなどを販売するそう。夜はスタンディングバーとしてフルーツやチーズなどのタパスも提供する予定。仕事帰りや在宅で疲れた身体を癒すのにぴったりの行きつけになりそうですね。
<Juuri Flower>
〒144-0052 東京都大田区蒲田4-19-1 マロニエビル1階
https://www.instagram.com/juuri_flower
12/1グランドオープン予定の「蒲田カフェ」は、すでに蒲田で人気を博している「KAKUMEI Burger&Café」の二号店です。その名の通りバーガーメニューをメインで提供する一号店とは異なり、「蒲田カフェ」の目玉はズバリコーヒー。業界でも有名なバリスタが淹れるコーヒーを、蒲田駅徒歩5分のカフェで味わうことができます。
「KAKUMEI Burger&Café」並びに「蒲田カフェ」を手がける百瀬さんは、大学卒業後ワーキングホリデーで渡航したカナダでテリヤキバーガー専門店を開き成功を収めた異色の経歴の持ち主。そしてそのテリヤキバーガー専門店を運営する中で学んだデジタルマーケティングや、ブランディングのスキルを生かし、帰国後にウェブ関連の企業に就職。さらにその2年後はメルボルンでコーヒー文化を目の当たりにします。街の人たちがコーヒー文化に誇りを持っている様子、子供からおじいちゃんまでがカフェに集うその光景を見て、そうした日常の風景をいつか自分の手で作ってみたいと思ったのだとか。
「蒲田カフェ」のオープンにあたっては「KAKUMEI Burger&Café」の常連客や、蒲田の地元の方たちと一緒に壁の塗装などを行ったそう。「都会に行けばおしゃれな店はあるけれど、地元の人との繋がりを大事に、気持ちを込めてビジネスをやっていきたい」と百瀬さん。プレオープン中の取材日も、終日お客さんで賑わっていました。こだわりのコーヒーだけでなく、「KAKUMEI Burger&Café」のシェフが手がけるカフェ飯やデザートも人気の秘訣のよう。ゆったりしたい休日にぜひ訪れてみては。
<蒲田カフェ>
〒144-0051 東京都大田区西蒲田5丁目14−5
https://www.instagram.com/kamata_cafe/
さて、今回は毎日に彩りを与えてくれる5つのお店をご紹介しました。現在蒲田では駅前の再開発が進んでおり、今後さらにおしゃれなお店のオープンも期待できそう。仕事や勉強後にバーやカフェでほっと気を緩めたり、土日に川沿いを散歩しながら公園で家族や友人と語らいあったり。自分にとって心地よいライフスタイルを自由に作り上げることができる街「蒲田」で、新しい生活を築いてみませんか。
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、営業時間に変更がある場合がございます。詳細は、各店のInstagramをご確認ください。
goodroomがつくる、これからの賃貸暮らしの選択肢。
TOMOS(トモス)は、暮らしと心を “ぽっ” と明るくするリノベーションのお部屋ブランドです。
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TOMOSのお部屋で過ごす時間で、暮らしと心をちょっと豊かに。
心に光が灯ったように、日々をあたたかく前向きに。
あなたがこれまで少しずつ集めてきた家具や雑貨がなじむシンプルな内装。
さらさらと気持ちがよくて、はだしで過ごしたくなる無垢の床。
柔らかい照明のキッチンでは、珈琲を淹れたり、手料理をじっくり楽しんだり。
そんな時間を大切にしてほしい。
暮らしをあかるくあたたかく「灯す」ようにという想いからできたTOMOSのお部屋で、
ちょっと特別な暮らしを始めませんか。
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Kana Ishiyama
Kana Ishiyama
ライター・英日翻訳、時々PR。趣味は語学交換、睡眠、読書、カフェでぼーっとすること。いつか大きなルーフバルコニーのある部屋に住みたくて日々goodroomを眺めています。