寒い日は、野菜たっぷりお味噌汁。3つのレシピをご紹介します

いよいよ本格的な冬。体をなかからやさしく温めてくれるものがうれしいですね。私のおすすめは簡単につくれるお味噌汁。野菜、大豆製品、海藻、お肉などいろいろな具材を使えるから栄養バランスが良く、体調を整えたいときにもぴったりです。
今回は、私がよくつくる定番のお味噌汁、洋風材料のお味噌汁、即席お味噌汁をご紹介します。

紹介するお味噌汁レシピ

1. 基本のつくりかたで、具だくさんお味噌汁
2. 意外な取り合わせ？　洋風お味噌汁
3. ごま油香る、即席お味噌汁

1. 基本のつくりかたで、具だくさんお味噌汁

具材を切ってお出しで煮て、火が通ったら味噌を溶かす。いちばん基本的なかたちでつくるお味噌汁です。お豆腐やおあげに限らず、いろいろなお野菜で楽しめますよ。

材料（2人分）

・さつまいも　小さめ1/2本（約50g）
・にんじん　1/2本（約50g）
・レタス　3枚（約20g）
・しめじ　約50g
・おあげ　1/2枚
・水　400ml
・昆布　約5g
・味噌　大さじ2～3（お好みで調節してください）

つくりかた

0) お出しの準備
お出しはあらかじめ用意しておきます。朝食にお味噌汁をつくるなら、夜、水に昆布を浸けて冷蔵庫へ。朝にはしっかりお出しがとれています。
※こちらの記事でも、手軽に本格的なお出しがとれる方法を紹介しています。
＜野菜の料理を美味しくするコツって？　4つのポイントをご紹介します＞

1）　さつまいも、にんじん、おあげをひと口大に切り、さつまいもは水にさらす。しめじは石づきを切り落としほぐす。レタスはちぎる。
2）　小鍋にお出し、さつまいも、にんじんを入れ強火にかける。

3）　沸騰したら中火にし、しめじ、おあげを入れ蓋をして5分ほど煮る。さつまいもが柔らかくなったら火を止める。
4）　味噌を溶かし入れ、味をみる（薄いと感じられたら味噌を加えてください）。レタスを入れ軽く混ぜ合わせ、蓋をして1分ほど待てばできあがりです。

具材は、火の通りにくい根菜を先に入れ、お出しが煮立ってから火の通りの早い葉野菜、きのこ、豆腐、海藻などを入れましょう。
味噌を入れるのは火を止めてから。そうすれば風味が逃げません。

2. 意外な取り合わせ？　洋風お味噌汁

オリーブオイルやベーコンなど、洋風の食材を使います。実はお味噌ととても相性がいいんですよ。
ベーコンと卵の旨味、炒めたキャベツの甘味が、お出しの役割をしてくれます。

材料（2人分）

・キャベツ　1/4個（約150g）
・切り落としベーコン　60g
・卵　2個
・オリーブオイル　大さじ１
・水　300ml
・味噌　約大さじ２（お好みで調節してください）

つくりかた

1）　キャベツはひと口大にちぎる。
2）　小鍋にオリーブオイルを入れ中火にかけ、キャベツとベーコンを炒める。

3）　キャベツが透き通ってきたら水を入れ、沸くまで待つ。そのあいだに、小皿ふたつに卵をひとつずつ割っておく。
4）　沸騰したら一旦火を止め、味噌を溶かし入れる。具材を端に寄せてスペースをつくり、卵をひとつずつそっと落とす。

5）　中火にかけ、沸騰したら火を止める。蓋をして2～3分蒸らせば完成。

3. ごま油香る、即席お味噌汁

お椀に具材を入れてお湯を注ぐだけの簡単お味噌汁です。ごま油とかつおぶしのおかげで、しっかりとしたコクのある味になります。

材料（1人分）

・長ネギ　1/2本（約50g）
・ごま油　小さじ2
・乾燥わかめ　小さじ2
・かつおぶし　2.5g
・味噌　約大さじ1（お好みで調節してください）
・熱湯　150ml

つくりかた

1）　長ネギをみじん切りにし、ごま油を加え少しトロっとするまで混ぜる。

2）　ネギ、乾燥わかめ、かつおぶし、味噌を入れ、熱湯150mlを注いで混ぜる。

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3つのお味噌汁をご紹介しましたが、レシピ通りにつくるだけでなく、具材を変えてみて楽しんでいただけたらと思います。具はあるもので良いのです。余り野菜を使っても良いですし、昨日のおかずだったほうれん草のおひたしや、サラダの残りを入れたって大丈夫。
お味噌汁を飲むと、体も心もほっとほぐれて、元気になれる気がします。しみじみと美味しいお味噌汁で冬を乗り切りましょう。

株式会社坂ノ途中

「100年先もつづく、農業を。」をコンセプトに、農薬や化学肥料に頼らず育てられた農産物を販売。約300件の提携農家から野菜を仕入れ、全国へ宅配している。自社農場「やまのあいだファーム」の運営や、アジアのスペシャリティコーヒー「海ノ向こうコーヒー」の販売も行う。

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高木由香

高木由香

坂ノ途中の店舗「本と野菜・OyOy」のキッチン担当。日によっては社員のまかないづくりも。小さい頃から料理好きで、小学生の頃に自分用の包丁を買ってもらった。「料理は時短も大事！」と、いかにスピーディーに料理できるか日々追求している。最近はスパイスにハマっていて、神戸まで買い出しに行くほど。