足元からの暖かさ
1R(33.54㎡)
植物をうまく暮らしに取り入れ、楽しむヒントを探しに、街で人気のボタニカルショップをたずねます。
今回紹介するのは、清澄白河の花屋さん『LUFF』。わくわくするものがたくさん詰まった素敵な空間でした。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai
コーヒーと本の街として人気を集める清澄白河。昔ながらの下町の雰囲気も残しながら、若いひとが始めたおしゃれなお店も目立つようになってきて、いま注目の街です。以前、本屋さんをめぐったとき、レトロな雰囲気に惹かれたのが、大通り沿いにある、戦前から残っている貴重なコンクリート建築の旧東京市営店舗向住宅。その中の1店舗、花屋さんが気になっていました。
『LUFF』がオープンしたのは、2015年の9月。店長の上村さんが地元の清澄白河で開いたお店です。「楽しい時間を過ごせるような場所にしたい」という店内は、ぐるぐる歩き回ると、そのたびに、ちょっと気になるものが見つかります。
見ているうちに、どれもこれも欲しくなってしまって、上村さんに「部屋が暗くて、植物をよく枯らしてしまうんですが、おすすめはありますか?」と聞いてみたら、「なんで枯らしたか原因がわかっていないんだったら、また次も枯らしちゃうと思いますよ」と一言。
なるべく丈夫なもの。手がかからないもの。いま人気のあるもの。って、つい考えてしまうけれど、そんな風に育てられたら植物だって迷惑ですよね。すごく気に入ったものがあったのなら、毎日様子を見て、水のやり方や陽の当たり方など、その植物にとって一番よい環境を考える。そして、わくわく共に成長していく、そんな気持ちが大事なんだな、と思います。
「誰にでもできる仕事はつまらない」と上村さん。
ここに来れば、次もきっと、まだ見たことのないわくわくするようなものに、また出会える。そんなふうに思えるお店でした。
LUFF
東京都江東区清澄3-3-27
営業時間:10:00~19:00(火曜日定休 月曜日ほぼ休み)
03-5809-9874
http://luff.tokyo/
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