TOMOS パワーをもらえる街
1SLDK(42㎡)
二人の持っている家具とこれから欲しいものを図面に落としながら検討していく。同棲をきっかけにお部屋探しを始められたあきさんとりんたさんの、二人でDIYもしながらつくられたお部屋について伺っていきます。
text & photo : Tsubottle
あきさんとりんたさんのお部屋探しは、最初の条件設定から納得が行く物件を数ヶ月時間をかけながら現在の住まいを見つけられていました。
「職場への距離と家賃相場を見ながら物件を探していきました。内見も複数して、良いなと思った物件は二人の持っている家具とこれから欲しいものを図面に書いて検討していったのですがこの物件が一番しっくりきましたね。」(あきさん)
一人暮らしの住まいから持ち寄った家具はテイストこそ違ったものの、新しい住まいに置いてみると空間に上手く馴染んでいき、お二人自身も驚かれたそう。
住まいの決め手でもあった間取りを自由に変えられる引き戸を活かして、各部屋を使い分けられているあきさんとりんたさん。スペースを考える上では、その居心地の良さも大切にされています。
居心地の良い空間へ、五感が喜ぶようなアイテムを意識的に選んでいると話すお二人。窓際に飾られたガラスの吊り飾り「アテネの朝」は、その音がお気に入りのアイテム。
「ギリシャの教会の鐘からインスピレーションを得た作品ということもあり、ガラス同士がぶつかると鐘の音のような音がして癒やされます。オブジェクトとしてインテリアを彩ってくれるだけでなく、音が日常の生活に加わる点がとても気に入っています。」(あきさん)
玄関に近いキッチンスペースには、あきさんが描かれたアートや小物がディスプレイされている他、お気に入りのデロンギのコーヒーマシンから二人揃って好きだと話すコーヒーの香ばしい香りが漂っていました。
あきさん、りんたさんのお部屋では、各スペースでDIYしたアイテムも印象的。お二人の愛着が湧く空間づくりにも繋がっています。
「自分にフィットする着心地の良い服のように、建築やすでに持っている家具にピタリと合うように棚やテーブルをDIYすることで、既製品の家具だけではつくれない居心地の良い空間になるのかなと思っています。自分たちでつくることで家具への愛着も増して、日々の生活も楽しくなりましたね。」(りんたさん)
「常に、自分達の居心地が良い部屋にしたいと思い、暮らしをチューニングするように家具をDIYしたり使うものを考えてみたりしています。家具や家電、小物という小さな変化でも日々の生活が楽しくなるのだから、間取りや、空間自体を自分たちで作れたら楽しいだろうなという思いもありますね。」(りんたさん)
将来的には、中古マンションを自分たちでリノベーションして住んでみたいと話すあきさんとりんたさん。暮らしを通してふたりの住まいのアイデアとイメージが膨らんでいきそうで、今後のお部屋も楽しみです。
あきさんとりんたさん (@ar93.19)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/ar93.19/
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Tsubottle(つぼとる)
Tsubottle(つぼとる)
福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
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