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パーソナルカラー診断を受けたから、厳選できる。スーツケースひとつで楽しむファッション

ホテル暮らしの365日 vol.21

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パーソナルカラー診断を受けたから、厳選できる。スーツケースひとつで楽しむファッション

リアルなホテル暮らしをお届けする連載「ホテル暮らしの365日」。第21回目の今回は、私がパーソナルカラー診断を受けてから生まれた変化についてです。

物を選ぶ上で、明確な基準が欲しいと思い、4月にパーソナルカラー診断を受けました。それから、何をどう選ぶのか、服や物とどう付き合っていくのかなど、私の中に少しずつ変化が生まれています。

text:Risa Iwata

診断結果と、新たに購入したアイテム

みなさんこんにちは。goodroomサブスくらしのスタッフ、イワタリサです。

前回の連載記事でも少し触れましたが、イメージコンサルタントの資格を持つ友人にお願いして、4月にパーソナルカラー診断を受けてみました。

かなり詳しく診断してもらいましたが、その結果が以下の通り。

パーソナルカラー:イエローベースの秋タイプ、次いでブルーベースの冬タイプ

・ビビッドカラーよりもシックで落ち着いたカラーが得意
・低明度で深みのある配色が似合う

パーソナルテイスト:マニッシュクール、シンプルベーシック

・落ち着いた都会的な印象
・短い丈よりも、ロング丈が得意

骨格:ナチュラル

・骨や関節がしっかりと感じられる

例えば、左のように私のベーシックカラーとは異なる明るめの色は不得意とのこと。顔立ちや骨格から、やや男性的でベーシックな印象と診断されたため、右のような柔らかすぎない白が似合うとアドバイスをいただきました。

診断中の様子。色んな色のコスメやドレープが試せて楽しかったです!

診断結果を受けて、今は持ち物やメイクを着々と変えている最中。

新たに購入したり変えたりしたものは

・ワンピースやパンツなどの服は丈の長いものを揃えて、色も深みのあるものを
・アイシャドウやチークといったメイクもパーソナルカラーに合わせてこっくりとした色に統一
・ピアス、指輪、バングルなどのアクセサリーをシルバー系に

持ち物やメイクだけでなく、フェイスサロンや新しい美容院に行ってみるなど、身体の外見も変えていっているところです。

服も、どんどん買い替えています。これまで着ていた服も思い切って手放し、新しいものをお迎え中です。

今回の診断結果は、これまで私が好きだったファッションとは少し異なるものでした。ですが、新しい服を着てみると、周囲の人から「すごく似合ってる!」「イワタさんらしいね!」と声をかけられることが多く、私自身も驚いています。

実は、今回の診断結果にぴったり当てはまっている服を、以前から1着だけ持っていました。でも当時は好みの系統とは少しずれていたのであまり着ていませんでした。

でも、実家にその服を着て帰ったとき、初めて家族に「その服、とてもいいね」と絶賛されたんです。当時はなぜそんなに褒められたのかよくわからなかったのですが、診断結果を見てからそのことを思い出して「そういうことだったのか!」と実感しました。

似合う服だから、長く愛用できる

診断結果や周囲からの反応を受け取ってから、自分自身にも少しずつ変化が生まれてきています。服を替えたばかりのころは「これが似合うの……?」と戸惑っていましたが、新しい服を着ている自分のこともゆっくりと好きになっていくのを感じます。

買い替えた服の一例。スーツケースひとつに収まる量の服で、新たなファッションを楽しんでいます。

以前までは、せっかく服を買ってもしばらくしたら結局手放してしまうことが多くありました。買う瞬間は「これいいな!」って思うし、他の人が身につけているのを見て「あのアイテム素敵だな!」と感じるのです。

でも、いざ買って身につけてみたら、あまり似合わない。そのうちあまり着なくなっていって、結果的に売ったり誰かに譲ったりしていました。

一方で、今回買ったアイテムは、それとは対照的です。買うときはまだ「本当にこれが似合うのかな……?」と戸惑っていても、身につけているうちにだんだん好きになっていきます。

それは、「自分が好きなもの」だけでなく「自分に似合うもの」を選んでいるからなのかもしれません。本当に自分に似合うものを言語化し、それまでよりも深く考えながら、直感よりもロジックで買った服。それを着ているうちに、新しく迎え入れた服も、それを身につけている自分も、じんわりと好きになっていきます。

パーソナルカラー診断を受けてから、「似合う」というものの奥深さを感じるようになりました。指輪ひとつとっても、骨格や体型、髪型、カラー、さまざまな要素が絡み合った結果、「その人に似合う指輪」が決まります。診断を受ける前の私は、ファッションに対してそこまで深く考えていませんでした。

だからこそ、これまでよりもひとつひとつの服をもっと大切に、長く愛用できそうだと実感します。

買う基準が明確になり、迷いがなくなった

パーソナルカラー診断を経て、物の買い方や選び方も変わりました。これまでと違い、「どんな理由で買うのか」という軸が明確になったと思います。

今までは自分に何が似合うかがはっきりとわかっていなかったため、物を選ぶときの明確な軸が定まっていなかったのかもしれません。本当に好きなものや感情が動く物を選んできたつもりですが、季節やほかの人が身につけているものなどさまざまな要素によって左右されていました。

でも、今は何が似合うのか、どれが似合わないのかについて、ロジカルな基準があります。だからこそ、物を選ぶときにも余裕が生まれるようになりました。ついたくさん買ってしまうからと、今までは訪れるお店も、眺める商品も限定してきました。しかし、今なら流されることなく判断することができるので、より多くのお店で買い物が楽しめます。

自分にとっての「好き」が、流行っているものとか、ほかの人が身につけているものといった外的要因に左右されなくなった。「自分にはこれが似合う、だからこれが好き」と言えるようになったのは、物の選び方において最も大きな変化かもしれません。

ホテル暮らしだから、少ないアイテムでもファッションを楽しめる

それまで私は、おしゃれになるにはもっと多くのアイテムが必要だと思っていました。重ね着をしたり、かさばる大きな帽子をかぶったり。

でも、ホテル暮らしの少ない荷物でも、自分が垢抜けていくのを実感できています。持てる物が少ない分、新しく買うものについてむしろじっくり考えられるようになっています。

過去に「ホテル暮らしをしたらおしゃれを楽しめなくなりそう」と言われたことがあるのですが、私にとってはその逆。パーソナルカラー診断も、服やアイテムとの新しい向き合い方も、ホテル暮らしだからこそ体感できたと思います。

賃貸暮らしをしていた頃は、直感的にたくさん買い、その分たくさん手放していました。でも、服を選ぶ、ファッションを楽しむということは、買う瞬間の感情だけで終わるものではないと、今の私は考えています。

たとえ数は少なくても、自分にばっちり似合う服、身につけていて気分が上がるアイテム、厳選された物に囲まれているおかげで、より深い充足感を抱くようになりました。この感覚は、私にとっても新鮮で、わくわくするものです。

パーソナルカラー診断を受けてから、私の中に生まれた変化についてお伝えしてきました。

物を選ぶ上で、自分について深く知ることはとても重要なことなんだと改めて実感できました。ホテル暮らしを始めていなかったら、こうしてファッションや物に対して向き合うこともなかったのかもしれません。

私自身も、これから自分の生活やファッションがどう変わっていくのか楽しみです。

今回診断してくださったイメージコンサルタントYUHOさんのインスタグラムはこちら

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三宅  

 

織田諒

織田諒

編集アシスタント。写真も動画も撮るのが好き。愛機はFujifilm。革のものと古いものが好き。論文を漁り回るのが趣味。

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