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カメラを手に、自転車で京都を巡る。初めてのホテル暮らしで見つけた、新しい自分とは

これからの賃貸暮らし Vol.17

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カメラを手に、自転車で京都を巡る。初めてのホテル暮らしで見つけた、新しい自分とは

新しい暮らし方を実践している方々に話を伺うインタビュー企画。第17回は、京都で2週間、初めてのホテル暮らしを実践したgoodroom社員の石黒さんにインタビューしました。

カメラを提げ、自転車で京都をぐるりと巡った石黒さん。ホテル暮らしを始める前までと比べて、生活ががらりと変わったそうです。一体、どのような変化があったのでしょうか。

<プロフィール>
石黒さん/20代会社員/カメラと自転車が趣味

憧れの場所に飛び出してみる2週間

ー初めてのホテル暮らしとのことですが、どのようなきっかけがありましたか?

もともと、京都でしばらく暮らしてみたいなと思っていたんです。2022年の4月にカメラを買ってから、いろいろな場所を写真に収めたいと考えるようになりました。その中でも関西や京都には憧れを持っていて。

神奈川県で育って、今は東京暮らしと、ずっと関東で生活してきたので、「関西で暮らすってどんな体験なんだろう」と楽しみにしていました。

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ー行ってみたい場所で2週間過ごすのは、たしかに心が躍りますね。

ホテル暮らしを本格的に検討しているのですが、いきなり賃貸を引き払ってホテル暮らしを始めるのは、少しハードルが高いなと感じていたんです。

だからまずは2週間やってみて、自分に合っているかどうか確認したいな、という目的もありました。

ー初めてのホテル暮らしは大変なことも多いだろうと思いますが、いかがでしたか?

実際やってみて、ホテル暮らしは自分に合っているなと感じます。カメラや自転車といった僕の好きなこととも相性がいいですし、本来の生活スタイルを崩すことなく過ごせました。もともと外食が多くて、食事面はほとんど変わりませんでしたし、衣類もホテルのランドリーを使えば乾燥まで済むので楽でした。

強いて言えば、荷物量が少し不安で。僕の場合、キャリーバックとリュックに加えて、カメラと折りたたみ自転車を持って移動しようと計画していました。いざ準備してみたらちょっと荷物が多すぎるかなと心配で、郵送や宅配便も考えましたが、実際に荷物を持ってみたら意外と問題なく動けましたね。

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自分の感性を大事にしたホテル選び

ー初めてのホテル暮らしに選んだのは「レフ京都八条口 by ベッセルホテルズ」とのことですが、このホテルを選んだ理由は?

僕自身、ナチュラルなデザインが好きで、自分の家においてもデザインや雰囲気を大事にしています。このホテルも、グレーをベースに明るめな木目調のデザインで統一されていて、自分の感性や好みに合っているなと思いました。

03_ishiguro

ー実際に過ごしてみて、いかがでしたか。

とても快適に過ごせました。やはりホテルの内装やデザインが美しいなと感じましたし、部屋のデスクも広くて作業がしやすかったです。

お部屋で仕事中の1枚

お部屋で仕事中の1枚

個人的なお気に入りポイントは、お弁当。ホテルでは毎朝朝食が用意されるのですが、その時に余った食材をお弁当にして、販売してくれました。

野菜や海鮮など、ホテルのレストランで提供される料理を使っていて、食べ応えもしっかりありますし、その上お値段も350円から400円と、とてもリーズナブルなんです。食品ロスを減らすために始めたとのことで、その理由も素敵ですよね。

05_ishiguro

もともとは家で過ごす「インドア派」

ー初めての京都での暮らしは楽しめましたか?

すごく楽しめました。仕事する日でも、ちょっと早起きして自転車を走らせて、まだ人のいない京都の風景を写真に収めていました。そのまま近くのカフェで仕事して、ホテルに戻ってくることも多かったです。

滞在期間が2週間と限られていたので、毎日計画を立てて過ごしていました。伏見稲荷や嵐山まで、京都中のいろいろな場所を巡ることができましたね。

早朝、まだ人の少ない伏見稲荷大社の千本鳥居

早朝、まだ人の少ない伏見稲荷大社の千本鳥居

初めて訪れる街を自転車で走るのは、楽しいし気持ちが良いです。それに、電車やバスでは行けない場所でも、自転車なら自由に行くことができます。何気ない路地裏や、人があまり通らない細道を走りながら、気になるものがあったら立ち止まって写真を撮る。もう、最高でした。

ーすごくアクティブな生活だったんですね。ホテル暮らしを始める前からアウトドア派な過ごし方をしていたんですか?

実は、カメラを買うまでは家の中でのんびり過ごす、インドア派な生活でした。休みの日も、家でだらだらとYouTubeを見ていることが多くて。どこかマンネリの日々を過ごしていました。

でもカメラを買ってから、外で写真を撮ることがすごく楽しくなったんです。土日にいろいろな場所に写真を撮りに行くようになりましたし、カメラ好きな人が集まるコミュニティにも参加するようになりました。

そのような中で2週間のホテル暮らしでは、毎日のように写真を撮りに出かけていました。こんな生活をするのは初めてでしたけど、心から楽しかったです。「意外とこんなに行動できるんだ」「こんなことが好きだったんだ」って気づくことができた、そんな2週間でした。

大阪・道頓堀の朝

大阪・道頓堀の朝

アクティブではない、だからこそおすすめしたい

ー石黒さんはホテル暮らしをどんな人におすすめしたいですか?

実際に自分でやってみるまでは、ホテル暮らしはアクティブな人しかできないだろうと思っていました。でも今は、むしろそうではない人たちにおすすめしたいですね。

2週間という限られた期間で、違う場所で生活してみると、気持ちの変化が思っていたよりも大きかったです。それまでの自分とは違う面を見つけることができましたし、生活スタイルも大きく変わりました。

ー石黒さんも、今回の滞在を機に本格的なホテル暮らしを……?

実はすごく迷っているんです。今住んでいる賃貸もとても気に入っていて、次の更新まで1年以上ありますし……。

でも、今回の滞在での体験は、2週間暮らしていたからこそできたことが多かった気がします。ホテルから離れた場所まで自転車を走らせたのも、有名な観光地とは違った場所を訪れたのも、一般的な数日の旅行じゃできないことだと思うんです。

しばらくその土地で生活しているけど、非日常感が抜けきらない。2週間という期間だからこそ味わえるバランス感が僕は好きです。

まだまだ行ったことのない場所もたくさんありますし、しばらく経てば桜の季節も楽しめそうですよね。また京都に来て桜を撮ってみたいですし、ほかにも様々な場所でホテル暮らしをしてみたいです。

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京都で撮ってきた写真を一緒に眺めながら語ってくださった、初めてのホテル暮らし。穏やかな口調の中にも、どこかワクワクとした気持ちが漂っています。新しい生活を始めてみたい人の背中を、優しく押してくれるようなインタビューでした。

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三宅

織田諒

織田諒

編集アシスタント。写真も動画も撮るのが好き。愛機はFujifilm。革のものと古いものが好き。論文を漁り回るのが趣味。

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