上京をきっかけにはじめたホテル暮らし。趣味や自分らしさを優先する暮らし方のコツって?
新しい暮らし方を実践している方々に話を伺うインタビュー企画。第18回は、2021年の夏からホテル暮らしを始めたOさんにお話を伺いました。 仮の住まいとしてスタートさせたホテル暮らしも、気づけば1年半が経っていたとのこと。その背景には、ホテル暮らしの快適さと、Oさんが大切にしている生活のスタイルがありました。…
現在ホテル暮らしまっただ中のgoodroomスタッフ、イワタリサが、リアルなホテル暮らしをお届けする連載「ホテル暮らしの365日 」。第18回目は、普段の東京での暮らしを飛び出して、2週間福岡福岡でホテル暮らしをしてみた様子をご紹介します。
text:Risa Iwata
みなさんこんにちは、goodroomサブスくらしでホテル暮らし中のイワタリサです。
普段は東京で暮らしている私ですが、実は11月に、福岡で2週間ホテル暮らしをしてきました。
きっかけは、以前にインタビュー記事で登場したgoodroom社員の佐々木さん。福岡が大好きで二拠点生活を送る彼女に誘われ、試しに福岡で生活してみることにしました。
今回のホテル暮らしは2週間。旅行のように数日ではなく、かといって1ヶ月腰を据えて住むわけでもない。長いようで短い「2週間のホテル暮らし」を経てどのような変化があったのか、お伝えしていきます!
私が今回2週間過ごしたホテルは、昨年末のベストホテル記事でもご紹介した「lyf Tenjin Fukuoka」です。
部屋の内装やロビーは、華やかで明るい雰囲気。日本人だけでなく、海外から来た方も楽しめそうなデザインです。
私のお部屋は、なんと壁紙がおでん。地元の屋台を感じさせてくれて、賃貸だったら味わえない新鮮さを楽しめました。そして、私がこのホテルに宿泊してなにより感動したのが、「部屋の機能性の高さ」です。
お部屋は12平米とかなりコンパクトなのにも関わらず、収納や動線の設計が作り込まれているため、窮屈に感じるどころか、むしろとても過ごしやすい。数多くのビジネスホテルに泊まってきた私にとっても、こんなに空間を上手に使っているお部屋は初めてかもしれません。
お部屋以外の施設も充実しているため、3階にあるラウンジでは仕事に集中している人がたくさんいました。ひょっとしたら数日旅行で泊まるよりも、長期間暮らしている人の方が多いのかもしれません。
施設やお部屋が充実しているからこそ、2〜3日泊まるだけではもったいない。そう感じさせてくれるホテルです。
福岡に滞在する間も、いつも通り平日は仕事をメインに過ごしていました。朝起きて、身支度をし、部屋を出て仕事をする。仕事が終わったら夜ご飯を楽しみ、ホテルの部屋に帰って眠る。場所は東京から離れても、自分自身にとって心地のよいリズムで、いつも通りの日常を送っていました。
その中で自分に欠かせなかったのが「ワークラウンジ」。福岡にはgoodroomのワークラウンジ「goodoffice 薬院」があり、そこに行って仕事をする日がほとんどでした。宿泊していたホテルからたったの徒歩5分。サブスくらしを使っているためお得に使えます。
「仕事のためだけの会社」と「住む場所としてのホテル」だけだと、どこか窮屈さを感じてしまい、私にとってワークラウンジという「サードプレイス」の存在はとっても助かりました。
仕事をするための環境が整っていながら、カフェや家のような居心地の良さも感じるワークラウンジは、私の生活に欠かせない場所なのかもしれません。
goodofficeは月額16,800円(税込)で全国の拠点のワークラウンジが使い放題!ぜひ使ってみてください◎
数日間だけの旅行はタイムリミットがある分、充実させようと焦ってしまいがちです。でも2週間のホテル暮らしなら、土日休みは2回やってくる。数日間の旅行では候補に挙がらない場所やスポットにも、気兼ねなく足を伸ばすことができました。
ずっと楽しみだった福岡ラーメンを堪能し、福岡にいる社員さんがおすすめしてくれたお店にも訪れました。観光スポットだけでなく、より一歩踏み込んだ「地元の方に愛されているお店」を知ることができ、とても嬉しかったです。
また車を借りて、周辺の県にも遊びに行ってきました。熊本の紅葉や阿蘇のカルデラからに、ずっと行きたかったサウナ「LAMP壱峻」まで、思いっきり九州を楽しむことができました。
今回の福岡滞在はワーケーションというよりも、日常の延長の感覚でした。
個人的にはワーケーションと思ってしまうと、「仕事も遊びもどちらも充実させなければ!」と張り切ってしまい、結果としてどちらも中途半端になってしまったり、疲労感が強く残ってしまったり。
平日の日中はいつも通り仕事はするけれど、夜は美味しいご飯屋さんに出かけたり、土日は思いっきり九州を満喫します。あくまで今回は、福岡でも「いつも通りの生活」を大切にしてみました。この2週間の生活は、私にとって「日常」と「非日常」のバランスがちょうどよく、とても居心地が良かったです。
リフレッシュのためのワーケーションよりも、さまざまな土地で日常生活の範囲を広げていくホテル暮らしの方が、私の性に合っているような気がします。
福岡で2週間生活することで、それまで感じていた福岡との「距離感」にも変化が生まれました。それまでは、私は東京で生活している人間で、福岡は観光や旅行のための土地でした。
しかし今回の滞在では、福岡や九州に住む方々の話を聞き、人気の観光スポットとはまた違った場所やお店を訪れることができました。
印象に残っているのは、今回のホテル暮らしで出会った、とある飲食店の店主の方とのお話です。気さくに話しかけてくれる言葉のひとつひとつから、自分とはまったく違う生き方に触れられたことはもちろん、この場所でずっと生きてきて、ここを訪れるいろんな人を迎え入れてきたように、この場所が初心者の私のことも迎え入れてくれた気がしてなんだか感動してしまいました。
大げさかもしれませんが、たくさんの人たちが日本中のさまざまな場所で、ひとりひとり違う人生を歩んでいるということや、自分の生き方と世界の広さについて想いを馳せる機会となりました。
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長いようで少し短めの期間、服を「試着」するように新しい土地に「試住」する。合わないなと感じたら、また別の場所で暮らせばいいですし、気に入ればもっと長い期間住むことだってできます。
2週間という期間のホテル暮らしは、まさに「暮らし」と「旅」のいいとこ取りです。これからも、日本のさまざまな場所で、試住を楽しんでみたいなと思います!
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イワタリサ
イワタリサ
goodroomホテル暮らし社員&サウナ部部長。新しいもの好きなハングリー20代。サウナと古着屋とだし巻き玉子が好き。座右の銘は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
Instagramでホテル暮らしの日常を更新中!:https://www.instagram.com/iwtr_37/