賃貸における窮屈な縛りからの解放。ホテル暮らしがもたらしたのは、想像以上の自由だった
コロナ禍になりリモートワークが当たり前になったことで、今がチャンスとホテル暮らしを始めて1年半。賃貸をやめるという、勇気ある大きな決断をしたNさんにとって、得られたものは想像以上に大きなものでした。今では「ストレスがなくて不安になるほど」と話すNさんにもたらされた、変化や考え方などについて聞いてみました。 …
新しい暮らし方を実践している方々に話を伺うインタビュー企画。第13回は、社会人1年目の2022年8月からホテル暮らしをスタートし、「ホテル暮らしOL」としてInstagramで素敵な暮らしを発信しているAsukaさんのインタビューをお届けします。
国内外問わず旅することが大好きなAsukaさん。初めての一人暮らしに賃貸ではなくホテル暮らしを選んだきっかけや、利便性だけじゃないホテル暮らしの魅力を伺いました。
text : Ryo Oda
<プロフィール>
Asukaさん/20代女性会社員/旅とカフェ好きな「#ホテル暮らしOL 」
Instagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/_asknkjm_/
ーまずは、Asukaさんがホテル暮らしを始めたきっかけを教えてください。
実家が関東にあるので、社会人になってからも実家から出社していました。8月にオフィスの移転が決まったのですが、実家から通うには少し距離が遠すぎて。もっと出社しやすい場所で一人暮らしをはじめるためにホテル暮らしを選択しました。
実は、あまり賃貸暮らしには乗り気ではなかったんです。もともと旅がすごく好きなので、ひとつの場所に留まるよりもいろいろな土地を巡りながら暮らしたい、という想いがありました。
ーAsukaさんにとって、ホテル暮らしは旅のようなものなのでしょうか。
そうなんです。いろいろな土地を味わいながら。あとはやはり、なるべく持ち物を少なくしたいという思いもありますね。
スーツケースだけで生活できるなら、仕事や生活で違うステージに踏み出すときも、場所に縛られずどこにでもいけるなと考えています。もともと国内外を旅していた分、ホテル暮らしへのハードルもあまり感じませんでした。
ーAsukaさんは、どのような基準でホテルを選んでいますか?
一番は「自分のセンサーが反応するかどうか」です。特に、ホテルのこだわりやコンセプトに惹かれることが多いですね。
私が滞在していた「DDD Hotel」は、内外装やインテリアに強いこだわりを感じました。また、ホテルのコンセプトでもある「シンプルな生活」にも惹かれましたね。自分自身にとってのシンプルな生活ってなんだろうと、より深く考えてみるきっかけになりました。
ー仕事以外の時間は、どのように過ごしていますか?
お店やカフェに行って、誰かとおしゃべりすることが多いです。そのお店を営んでいる方やお客さんのいろんな話を聞くのが楽しいですね。
もともと旅が好きなのも、そこにいる人たちとのコミュニケーションで自分の世界が広がっていくように感じるからなんです。自分とは違う価値観や文化を体感することで、より自分の考え方が広がったり、自分にとっての幸せや大事なものを見直したり。
ホテル暮らしも同じで、ホテル周辺のお店でいろんな人との会話を楽しんでいます。「1人なのに1人じゃない」という感覚ですね。賃貸での生活では出会えていない人がたくさんいるので、ホテル暮らしがつないでくれたご縁にも感謝したいです。
ーホテル暮らしをはじめてから、どんな変化がありましたか?
まず、通勤ストレスや疲労が減りました。職場から近いホテルで暮らしている分、仕事以外の時間を充実させることができています。
あとは、自分にとって本当に必要なものは何かについて、深く考えるようにもなりました。
ー本当に必要なもの……。具体的には?
ホテルの部屋があまり広くない分、自分にとって本当に大切な物を選んで、いらないものは手放せるようになったと思います。
1ヶ月に一度は引っ越しをしているので、滞在しているホテルで過ごす時間やその土地での経験をより大事にしよう、毎日をもっと大切にしようと考えられるようになりました。
実家を出て家族ともたまにしか会わなくなったので、帰省中の過ごし方も変わりました。せっかく帰ってきたのだから、スマホを触ってだらだら過ごすのではなく、家族とのコミュニケーションに時間を使うようにしていますね。
ーAsukaさんはホテル暮らしをどんな人におすすめしたいですか?
毎日を漫然と過ごしてしまっている人におすすめしたいなと思います。社会人になると特に、平日5日同じ電車に乗って職場に出社するような単調な毎日になりがちだと思います。それは決して悪いことではありませんが、私のような旅好きには少し物足りなさが残るんですよね。
月に一度住む場所を変えるだけでも、通勤時間や街めぐり、ホテルの内装など、映る景色がガラリと変わるんです。その刺激が自分の価値観や生活を見つめ直すきっかけにもなりました。
だから、なんとなく同じ毎日が繰り返されることに物足りなさを感じている人にホテル暮らしはぴったりだと思います。毎日がもっと新鮮で貴重なものになると思うし、心から大切にしたい物や価値観がきっと見つかるはずです。
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旅好きのAsukaさんが、社会人になってから東京ではじめたホテル暮らし。平日は会社員として働くAsukaさんですが、ホテル暮らしを通じて新鮮な毎日を楽しむ姿がとても印象的でした。単調な毎日がなんとなく物足りないな、と感じる気持ちは、ホテル暮らしを検討してみるひとつの合図になるかもしれません。
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織田諒
織田諒
編集アシスタント。写真も動画も撮るのが好き。愛機はFujifilm。革のものと古いものが好き。論文を漁り回るのが趣味。