無職や求職中、フリーランスでも賃貸の部屋は借りられる？入居審査に通る方法とは？

部屋探しと引越しのヒント Vol.357

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やむを得ない事情で求職中にお部屋探しをする必要がある方や、フリーランスの方、新社会人の方など。会社からの給料を証明できない場合でも、賃貸のお部屋を借りることは可能なのでしょうか？気になる疑問と、入居審査に通るための方法をまとめました。

text : Miha Tamura

1. 無職・求職中の場合

無職・求職中の方の場合は、現在の収入に変えて、貯金額を証明することで審査に通る場合があります。
収入を証明する場合よりも基準はきびしく、「家賃の2年分の貯金があること」が目安になります。（物件やオーナーさんによって基準は異なります）
銀行で「残高証明書」を発行してもらえるので、これを収入証明の代わりに提出しましょう。

必要な書類：
銀行が発行する残高証明書　（家賃2年分の残高が目安）

2. フリーランスの場合

フリーランスの方の場合は、審査基準の目安は会社員の方と同じです。
およそ家賃の3倍以上の収入があることが目安となります。
その場合、「住民税の課税証明書」、もしくは「所得税の納税証明書」などが収入証明書類となります。

必要な書類：
以下のいずれかが必要
・住民税の課税証明書（市区町村が発行。毎年6月ごろに郵送されてきます）
・所得税の納税証明書（国税庁が発行。オンラインでも交付請求ができます）
・確定申告書の控え（受付印等が確認できるもの）

3. 新社会人の場合

新社会人の場合は、入社する予定の企業の情報が必要です。
入社予定の企業に、内定通知書や雇用契約書などを用意してもらってから、お部屋を契約しましょう。

必要な書類：
入社する企業の内定通知書や雇用契約書

あわせて、収入が安定した連帯保証人をたてる or 家賃保証会社を利用することが必要です

1〜3のいずれの場合も、収入が安定した方に連帯保証人になってもらうこと、もしくは家賃保証会社を利用することが合わせて必要です。

また、オーナーさんの意向によっては、必要書類があったとしても無職やフリーランスの方はNGということもあります。不動産会社は無職・フリーランスの方でも審査に通りやすい物件を知っていますので、お部屋探しの最初に相談するようにしましょう。

「収入以外」の要件で、入居審査に落ちるケースとは

収入や貯金額は問題ないのに入居審査に落ちてしまうケースではこんなものがあります。

・電話での連絡がつかない、折り返しがない
・必要書類がなかなか揃わない
・申込書類に虚偽の内容があった
・過去6ヶ月以内にクレジットカード等の滞納があった（家賃保証会社による審査の場合）

入居審査では収入以外にも、その人の人柄や信用度などもみられています。
電話での連絡時や書類提出時などにも、なるべく早く誠実な対応をするとよいですね。

まとまった貯金がない場合は、マンスリーやホテル暮らしという選択肢もあります

家賃を支払うことはできるけれど、まとまった貯金はないという方、わずらわしい入居審査・契約の手続きが面倒な方には、マンスリーやホテル暮らしを選択する方法もあります。
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