賃貸における窮屈な縛りからの解放。ホテル暮らしがもたらしたのは、想像以上の自由だった
コロナ禍になりリモートワークが当たり前になったことで、今がチャンスとホテル暮らしを始めて1年半。賃貸をやめるという、勇気ある大きな決断をしたNさんにとって、得られたものは想像以上に大きなものでした。今では「ストレスがなくて不安になるほど」と話すNさんにもたらされた、変化や考え方などについて聞いてみました。 …
新しい暮らし方を実践している方々に話を伺うインタビュー企画。第11回は、ホテル暮らし歴7ヶ月目を迎えたgoodroom新卒社員・鈴木悠介さんの、ホテル暮らしのきっかけや暮らしぶりについて紹介します。なぜ、初めての一人暮らしにホテル暮らしを選んだのでしょうか?
text : Rei Sato
「ホテル暮らしは、帰る場所が増えていくような感覚」
そう話してくれたのは、ホテル暮らし歴7ヶ月目を迎えたgoodroom社員・鈴木悠介さん。2022年4月に新卒社員としてgoodroomに入社し、賃貸物件の営業を担当しています。
鈴木さんの暮らしのユニークな点、それは、社会人になって初めての一人暮らしがホテル暮らしであること。ちょっぴり勇気のいる選択にも思えますが、むしろ賃貸よりも安心感があると教えてくれました。
その理由や旅好きの鈴木さんならではの、ホテル暮らしの魅力を根掘り葉掘り聞いてみました!
ーまずは、ホテル暮らしをはじめたきっかけを教えてください。
もともと旅行がすごく好きで、“旅をしながら暮らす”という生活に憧れがあったんです。そういう暮らしを送る人たちのブログやYouTubeを見ていると、意外とホテルでも長期間暮らせちゃうんだなって発見がありました。
でも、そこまでリッチな暮らしは自分にはできないし、半ば憧れ程度の気持ちで眺めていたとき、サブスくらしの存在を知りました。この価格帯なら、一人暮らしとそこまで変わらないし手軽にはじめられる。「長年の夢が叶うぞ!」という気持ちで嬉しかったですね。
ー初めての一人暮らしがホテル暮らしということですが、ご両親が少し心配することはありませんでしたか?
自分から刺激を取りに行ったり、新しい環境に飛び込むことが昔から好きで、両親はその特性をよく理解してくれています。多少、驚きはあったようですが、実家が埼玉でそんなに遠くはないこともあって、あまり心配はしていないですね。
ネット環境など必要なものはすべて揃っているし、フロントにはスタッフさんがいて、オートロックもあるし、週に一度の清掃サービスまでついてくる。常に人の手が行き届いているホテルは、賃貸のように入居してみないとわからないような大きな欠陥は基本的にないと思うんです。
と考えると、僕の力だけでゼロから始める賃貸暮らしよりも、むしろ両親は安心なんじゃないかなって思いますね(笑)
ーどのくらいの頻度で引っ越しをしていますか?
今年の3月末からホテル暮らしを始めて、2ヶ月に1度のペースで引っ越しをしています。その街をよく知るには1ヶ月では少し足りない気がしていて。でも、3〜4ヶ月経つと移動したい欲が出てきてしまう。真ん中をとって2ヶ月がいまのところ1番いいバランスかなあと思っています。
ー鈴木さんが滞在したホテルは『リッチモンドホテル 東京目白』『吉祥寺東急REIホテル』『西鉄イン 日本橋』の3つでしたね。ホテル選びの条件はありますか?
都内エリアの賃貸物件の営業をしていて、毎日訪問先が違うんですね。どこのホテルも駅近のところが多いので、都内であればエリアに特にこだわりはありません。
ホテル内にコインランドリーがあって、部屋で多少仕事ができるくらいの広さの机、水回りがある程度きれいかどうか、あとは自分が理想とする価格帯のお部屋があるかどうか。条件はこのくらいでしょうか。上記を踏まえると、ビジネスホテルがヒットすることが多いので、いまのところはビジネスホテルしか選んでいません。
ーホテル暮らしをしてみて、一番の魅力はどんなところにあると思いますか?
賃貸暮らしと大きくは変わらない費用の中に、水道光熱費やWifi代、週に一度の清掃サービス、駅からの近さを考えると、まずは金額的なコスパがすごくいいなって思います。
他にも嬉しいのが、家賃をクレジットカード決済できることです。クレジットで毎月約10万円前後の家賃を払っていると、かなりポイントが貯まります。僕はポイントをマイルに変えるんですが、4ヶ月に一度はタダで飛行機に乗れてしまうくらい。
ただでさえ、旅するような暮らしができているのに、そのうえマイルも貯められる。旅行好きの人には、「やらない理由はないでしょう!」と伝えたいです(笑)
ーホテル暮らしを楽しむコツはありますか?
たくさん外に出てその街を開拓することだと思います。例えば、僕が住んでいた吉祥寺と日本橋では、街を歩く人たちの雰囲気が全然違うんです。
数日では気づけない“街の癖”のようなものを肌で感じられる。営業の仕事でも、街に詳しいことは話のネタとして活かすことができるし、実家というか帰る場所が増えていくような感覚があるんです。
ー帰る場所が増えていく。素敵な表現ですね。
「この街のことをよく知ってるよ」っていう愛着も湧いてきますし、ホテル暮らしって人の温かみを感じられる場面が多い気がするんです。
いつもフロントのスタッフさんが「お帰りなさい」と声をかけてくれるし、ロビーや廊下、部屋の中も常に人の手が行き届いています。見守ってくれたり、きれいにしてくれるスタッフさんには感謝で胸がいっぱいになります。どんなホテルに行ってもそれ相応の暮らしができるという安心感もあって、初めての一人暮らし特有の寂しさも全然感じないんです。
引っ越しをしたあとも、暮らしたことのある街には愛着が湧きますよね。帰ってくる場所、実家や故郷のように安心できる場所がどんどん増えていく。この感覚は、僕の人生そのものも豊かにしてくれると思っています。
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旅をしながら暮らす。そんな憧れを手軽に叶えられるホテル暮らし。
実利的なメリットも叶えつつ、心の拠り所になるような街が増えていくのは、まさに身軽に移動できるホテル暮らしならではの魅力です。
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佐藤伶
佐藤伶
編集部所属。ライター・編集者。猫2匹、住まいは東京。喫茶店と古本屋巡りなど、古いものが好き。パリのアパルトマン住まいに憧れています。