TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
釘打ちで壁に固定することができない賃貸のお部屋。壁や床、天井を傷つけることなくできる、地震対策をまとめました。
text : Miha Tamura from goodroom journal(初出:2020年5月)
背の高い家具ならば、突っ張り棒で固定する方法が最も確実です。
多くのサイズ、製品が出ており、値段もお手ごろに手に入ります。
和室の木天井など突っ張ることができない天井や、家具と天井の間が空きすぎている場合。
上がダメなら、下に敷くという方法があります。
突っ張り棒では固定できない、腰高くらいの高さの家具には、前面にシートを入れて傾きをつける方法をどうぞ。
床と接する面に板がない収納は、壁に吸着するタイプの製品が便利です。
私の実際の経験では、東日本大震災のとき、唯一被害があったのは家のテレビ。揺れによる落下で破損してしまいました。
壊れると金銭的ダメージの大きいテレビ、パソコンモニタなどには、吸着マットを敷いて備えましょう。
家具をしっかり固定した上で、そこにしまうものも落下したり破損しないように対策を施しましょう。
ガラス・陶器類が落下して破損したり、本棚から本が散乱していると、避難の際の妨げになったり怪我をすることがあります。
重い土鍋や、食器などの割れやすいものは「腰高より下に収納」が原則です。
キッチンでも、耐震ラッチのついていない吊り戸棚は軽いキッチン雑貨、食品などのストックに使い、なるべくシンク下や引き出しの収納を利用するようにしましょう。
平なお皿を積み重ねて収納していると、棚や引き出しの中で横揺れし、隣の食器を壊してしまう場合があります。
プレートスタンドに立てるか、ファイルボックスを使って仕切って収納するのがおすすめです。
吊り戸棚に「耐震ラッチ」がつけられていない場合、はがせるタイプのストッパーが活用できます。
ただし耐震対策用のものではないので、揺れや衝撃に耐えうるかは注意が必要。
あくまで上記の対策を施したうえで、検討しましょう。
食器棚や本棚には専用の滑り止めシートを敷いておきましょう。
過信は禁物ですが、ある程度の揺れには対策ができます。
見せる収納で飾っているお気に入りの雑貨。頻繁には使わない、倒れやすいものは棚に固定しておきましょう。
美術館・博物館でも使われているというミュージアムジェルは、無色透明で目立ちにくい上、何度も繰り返し使えます。
新生活のスタート時には、台風・地震などにあったときの場合をシミュレーションし、ひととおりの情報・アイテムを備えておくのが大事です。
家具の対策と合わせて、ハザードマップや避難所の確認も合わせて行なっておきましょう。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。