TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
賃貸契約で支払う初期費用。細かく項目がありますが、その内容は正確に把握しておきたいですね。初期費用として支払うことが一般的な「前家賃」について、詳しく解説します。
text : Miha Tamura from goodroom journal
前家賃とは、賃貸契約の初期費用として前もって支払う家賃のことです。
契約時に、入居初月分の家賃と翌月分の家賃を払うことが一般的となっています。
入居初月分の家賃は、日割り計算によって支払います。
前家賃 = 初月分の家賃(日割りの家賃×日数) + 翌月分の家賃
そのため前家賃は、月の初めごろに入居する場合は家賃2ヶ月分に近く、月末ごろに入居する場合は家賃1ヶ月分に近い金額になります。
月の初めごろに入居する場合には、予想よりも初期費用の総額が多くなる可能性があるので、注意しましょう。
・敷金 1ヶ月分 7万円
・礼金 1ヶ月分 7万円
・仲介手数料 1.1ヶ月分 7.7万円
・前家賃 入居初月分 6.3万円 + 入居翌月分 7万円
・鍵交換費用 約2万円
・火災保険 約2万円
・保証会社初期費用 0.5ヶ月分 3.5万円
トータル 42.5万円
・敷金 1ヶ月分 7万円
・礼金 1ヶ月分 7万円
・仲介手数料 1.1ヶ月分 7.7万円
・前家賃 入居初月分 1.4万円 + 入居翌月分 7万円
・鍵交換費用 約2万円
・火災保険 約2万円
・保証会社初期費用 0.5ヶ月分 3.5万円
トータル 37.6万円
前家賃が高くなる分、月前半の引越しは「損」なのか?と思われるかもしれませんが、家賃を先払いしているだけなので、損をしているわけではありません。
月前半にお引越しされる場合も、月後半にお引越しされる場合も、前のお部屋の家賃と重ならないように、スケジュールをうまく組み立てておきましょう。
前家賃は、敷金、礼金などの引越し初期費用の支払いと同時のタイミングです。
お部屋探しの流れの中では、
1. 入居申し込み
2. 入居審査通過(3〜5日後)
3. 初期費用支払い
4. 入居契約
5. 入居
という順番になります。
少なくとも、入居申込をしてから1〜2週間以内にはお支払いとなるので、前もって準備をしておく必要があります。
初期費用として前家賃を支払ったあと、毎月の家賃は「前月末までに先払い」で支払っていくのが一般的です。
例えば、9月に入居した場合、
初期費用として9月+10月分を先払い
10月末に11月分を先払い
11月末に12月分を先払い…
というように支払っていきます。
特に、最初の支払いは忘れがちなので、自動引き落としや、カレンダーに登録するなどセットしておきましょう。
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田村美葉
田村美葉
goodroom journal編集部所属。インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。
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