デザイン学入門
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築40年以上の温かみある住まいに、仕事を通じて出逢われた魅力的な作品とともに暮らされているhakuさん。お部屋の雰囲気を大切にしながら、自身にとっても居心地の良いお部屋を作るための工夫についてお話を伺ってきました。
text & photo : Tsubottlee
広さと古さの丁度良さから現在の住まいを選ばれたと話すhakuさん。キッチンやユニットバスを中心に洋室二部屋が両サイドに設けられた間取りは、どちらも大きな窓からたくさんの光が入り込む明るい住まいになっています。
広いお住まいの中で、書籍や美術作品は至るところで目にしますが、住まいに迎え入れるものは、そういった作品に限らずどれもご自身と向き合って選ばれたものばかり。
「どんなに他の人が使っていたり、安くて条件が合ったりしても、自分自身がときめかないものは買わないように心がけています。最初にそれを見たときや手にしたときの気持ちを大事にしていますね。」
「そのため購入は基本、ネットで情報を集めてお店で購入することが多いです。写真で見て良いと思っても実物を⾒て違和感を覚えることもありますし、また店舗で作家さんのお話や作品のバックグラウンドを伺うとより愛着も湧くので、そういった意味でも実際に触れてみることを大切にしています。」
寝室奥に設けられたワークスペースはコロナ前まで、簡易のテーブルと椅子が置かれた荷物置き場だった空間。在宅での仕事が増え、改めて仕事もしやすい空間になるよう見直されたのだそう。
「机と椅子を新調して在宅勤務スペースを整えました。寝室の一角なのであまりオフィスっぽくならないように意識しています。」
日の光がたっぷり入る空間だからこそ、より素材の色合いが映え、アトリエの様な雰囲気になっているワークスペース。
好きなものに囲まれて気持ちも穏やかに仕事へ集中できそうです。
賃貸で一人暮らしの場合、どうしても狭く、暗くなりがちなキッチンですが、hakuさんの台所と呼びたくなる温かみのある空間は、作業面も広く、大きな窓も付いていて居心地良く感じられました。
住まいの温かみある雰囲気は大切にしながら、思い入れのある作品たちと暮らされているhakuさん。住まいにはこれからも琴線に触れた作品を増やしていきたいのだそう。
「仕事を通じて魅力的な作品に出会うことが多いため、自分の部屋で保管できるぐらいの小さな美術作品をこれからも少しずつ買い集めていきたいです。」
「陶芸家の濱田庄司のような暮らしに憧れているので、今の住まいを楽しみながら、歳をとったら地方の平家に住めたらいいなあと思っています。」
築40年以上の歴史から、味のある居心地の良い空間に、ご自身のこだわりのものを加えながら生活されているhakuさん。その住まいも1つの作品のように暮らしを育む中で磨かれているようでした。
haku(hk89_room)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/hk89_room/
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Tsubottlee(つぼとる)
Tsubottlee(つぼとる)
福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
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