部屋のテーマは「北欧&シンプル」。抜け感を意識した部屋づくり
今回お部屋を見せてくださったのは、都内にあるgoodroomのオリジナルリノベーションブランド「TOMOS」に住み始めて半年ほどが経ったという、伊東さん。社会人になってから3年ほど実家暮らしを続けていたそうですが、部署の異動に伴い、在宅ワークができるようになったことがきっかけで、一人暮らしを決意したのだそう。
まったく馴染みのない、東京の東エリアの物件でしたが、賃料が手ごろだったこと、職場までの通勤時間が30分ほどだったこと、そして何よりTOMOSの空間に一目惚れしてしまい、即決だったのだそう。
まずはお部屋全体をご紹介。間取りは約45㎡の1LDK。築30年の物件で、二人暮らしもできる広々とした空間です。手前から玄関、キッチン、リビング、寝室と仕切らずに開放し、抜け感を楽しみながら暮らしていらっしゃいます。
11.8畳ほどのリビング。お部屋全体のベースカラーを、茶・グレーなどで統一し、ポスターやモビール、植物などの小物をアクセントにしています。あくまでTOMOSの良さである無垢フローリングの風合いが残るような見せ方を意識しているとのこと。
また落ち着いた色合いの壁紙が初めから貼られていたところも、TOMOSで気に入っているところの一つです。
部屋の一番奥にある寝室は、7畳ほど。せっかく余裕のあるスペースがあるからと、思い切ってダブルベッドを置いたのだそう。スノコのベッドフレームはLOWYAで、マットレスや寝具はニトリで購入されました。天井を広く見せつつ、掃除もしやすいようにと、このタイプのベッドを選んだのだとか。
続いて、リビングから玄関側をみた様子。リビングでくつろいでいる際にキッチンや冷蔵庫などの生活感が見えないよう、DIYで壁をとりつけました。
そしてキッチンへ。キッチン背面に置かれていたのは、無印良品のステンレスユニットシェルフ。脚が華奢に見えるのに強度があるところ、扉がなくスッキリとして見えるところがお気に入り。奥行きもあるので調理家電を余裕をもって置けるので使い勝手も良いのだそう。
洗面台もシンプルに。化粧品などが乱雑にならないよう、無印良品の「壁に付けられる家具棚」をうまく活用して収納されていました。
最初はあまり意識していなかったそうですが、半年経って振り返るとIKEAのインテリアが多いこともあり「北欧風のテイスト」が好きなのかもしれない、と話す伊東さん。
他にもできるだけ中性的であること、シンプルであること、などを大切にしながらインテリアを選んでいるそうです。
真似したくなる、間接照明を多用した「空間の見せ方」
今回伊東さんのお部屋で一番「真似したい!」と思ったのは、照明の使い方。部屋にはシーリングライトのような全体を照らす照明はなく、部屋のあちこちに置かれた間接照明を駆使して、空間を演出しています。
リビング天井のライティングレールに取り付けられたペンダントライト、ほか部屋の隅に間接照明を配置しています。「リビングの天井は高いのに、ところどころにある梁が低く出ているのが、この部屋の特徴の一つ。うまく照明を当てれば、梁に光が当たって影ができ、奥行きが生まれます。もともと広い空間を、より広く見せることができると思い、照明にはこだわっていますね」
照度を落とせばこんなリラックスモードに。日中・夜とで明るさを使い分けているそうです。
全ての照明を一つずつ調整するのは面倒なので、電球をアレクサ対応のものに変更。呼びかければ部屋の明るさが自動で切り替わるんです。これなら多灯でもラクできそう!
テレビ台の隣には、和紙でできたフロアライト。
そしてワークデスクの上に、テーブルランプ「マルクフロスト」を。台座がブラックの大理石になっていてかっこよさもありながら、スモークガラスを通して放つ柔らかい光が、心地よさを演出してくれます。
時間があればIKEAの照明売り場に足を運んで、何時間でもいられてしまう、という伊東さん。確かにこれだけたくさんの種類があれば、理想の落ち着く空間をつくれそうです。しかもお手頃価格のものばかりなので、初めて間接照明を取り入れるという方にもおすすめかもしれません。
暮らしに足りないインテリアは、DIYで解決
続いては伊東さんがDIYされたという、2つのインテリアをご紹介しましょう。
まず一つ目はアイアンの脚に棚板を取り付けただけの、シンプルなデスク。TOMOSの無垢フローリングに合わせて、天板に少しオイルをかけたのだそう。「手作りなので少しガタガタすることもありますが、愛着があって気に入っています」。ワークチェアはご両親からの引越し祝いにもらった、イトーキのサリダチェア。長時間座っていても疲れにくいそうです。
デスク上もシンプルに見せられるよう、モニターアームを取り付けています。用途によって上下に動かすこともできますね。また目が疲れにくいようにと、ライトバーも設置。
デスク下の配線も、100円均一で買ってきたコードカバーを両面テープで取り付けて見えなくしています。できるだけ余計なごちゃごちゃを見せないよう、徹底されていますね。
もう一つは、キッチンとリビングの間に設置された壁。ツーバイフォーの支柱を3本立て、ディアウォールで固定。両面に板を釘で打ちつけました。生活感のあるものが見えなくなり、よりリビングでリラックスして過ごせるようになったのだそう。
リビング側に見える板は、あえて有孔ボードに。やや透け感が生まれたのと、お気に入りの雑貨や雑誌を飾れるようにしました。
作業スペースであるダイニングテーブルとワークデスク。そしてリラックススペースのテレビ台、ローテ-ブル、ソファ、ベッド。それぞれの高さを揃えることで、空間に意味をもたせていらっしゃるところも、参考にしたいポイントですね。
必要ないものは手放し、本当に好きなものはついつい集めちゃう「シンプリストライフ」
最後に、玄関側と寝室側にあるクローゼットをそれぞれ覗かせてもらいました。
こちらはキッチン近くにあるクローゼット。玄関に近いので、外出時に使うコートやバッグを収納しています。もともと押入れだった場所だそうで、容量がしっかりありますね。無印良品の収納ケースを活用しながらキレイに整頓されています。
続いて寝室側の収納スペース。「できるだけモノは増やさないようにと心がけていますが、服は好きなのでたくさん買ってしまいますね」
そんな伊東さんが、たくさんの服をキレイに見せるポイントは、ハンガーを統一すること。KEYUCAの「滑らないハンガー」シリーズで揃えています。
ほかにもおしゃれなポスターを販売する「スーナーオアレイター」をよく活用するのだそう。お部屋の大事なアクセントになっています。
ACTUSもよく行くショップの一つ。気に入ったものがあれば、フラワーベースなどもよく買い足してしまうのだそう。手放すものと、買い足すもの。うまくバランスがとれていることが、伊東さんの暮らし方のようです。
今後は名作と呼ばれるような椅子を集めたり、小物を変えることで雰囲気を変えるなど、まだまだ部屋のなかでやりたいことがたくさんある!と話してくれました。
始まったばかりの一人暮らし。TOMOSと共に、このお部屋がどんなふうに変化していくのか、とても楽しみです。
伊東さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/k_a_z.127/
リノベーション賃貸「TOMOS(トモス)」って、どんな部屋?
賃貸だと、満足のいくお部屋探しができないと思っていませんか。
TOMOS(トモス)は、賃貸でも心地よく暮らせる、ありそうでなかった「ふつう」のお部屋ブランドです。
ほんものの木でつくられた床は、さらっとした肌ざわりや、ふわっと広がる木のにおいが楽しめます。
また、革ざいふのように、使い込むほどに色合いやツヤが変化していきます。
五感で楽しむ。時間とともに育てる。住めば住むほど、いとおしくなる。
「ふつう」なのに、どこにもない。
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