TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
毎日をごきげんに暮らしているあの人に、生活にプラスの影響を与えてくれたモノ、最近買ってよかったアイテムを教えてもらう連載。第13回目はアンティークインテリアに囲まれて暮らす、ohagitomelonさんです。
text : ASAKO SAKURAI
今回アイテムを紹介してくださったのは、都内で一人暮らしをされているohagitomelonさん。
実は以前、goodroom journalの人気連載「私らしく暮らす。賃貸インテリア」で取材させていただいたことがあります。
お部屋の取材から半年ほどが経ったいま、改めて最近買ってよかったモノ、暮らしを豊かにしてくれたアイテムについて、聞いてみました。
まずはじめに紹介してくださったのは、HOFEINZEのターンテーブル。スピーカーが内蔵されたレコードプレーヤーです。構造もデザインもシンプルで、とても気に入っているのだそう。
「リビングでレコードを聴くのにちょうど良い、スピーカー内蔵のターンテーブルを探していたときに見つけました。
特別な操作が必要のないシンプルな構造なので、より気軽にレコードで音楽を聴けるようになったんですよね。部屋で聴くには音質や音量などが丁度よく、毎日愛用しています」
ohagitomelonさんのご実家では、常にレコードの音楽が流れていたのだそう。サブスクで音楽を楽しむ人が多い中、あえてレコードの音を楽しむ、という暮らしぶりがとても素敵だなぁと感じます。
続いて紹介してくださったのは、SEIKOのアンティーク時計。山梨のアンティークショップ「仁」で偶然見つけられたのだそう。
「1970年代のSEIKOの時計です。当時としては珍しい、スイープセコンド(秒針がなめらかに動く)仕様なんですよね。
壁掛け用の時計なんですが、壁に穴が開けられないため、リンゴ箱でつくった本棚の上に置いて使用しています。50年以上使われている時計なだけあって、丈夫で壊れにくいのだそうです」
「時計は毎日見るもの、しかも部屋の印象を決めるアイテムだと思っているので、気に入るデザインのものをずっと探していたんです。
アンティーク時計の中でも、モダンなデザインに一目惚れしました。毎日眺めているだけで、気分が上がるんです」
最後に紹介してくださったのは、島根県の窯元「宮内窯」で製造された、シンプルな石見焼の平皿。豪徳寺にある「うつわのわ田」で見つけたのだそう。
「シンプルで使いやすいデザインで、料理だけでなくフルーツを食べるときにも使っています。職人さんが一枚一枚丁寧に作っているところに惹かれました」
「やわらかいフォルムと、綺麗な釉薬の色に一目惚れしたんです。どんな料理にも合うので重宝しています」
シンプルだからこそ、質感や手触り感を感じられるデザインの器。伝統的な技術をもって作られた、職人さんの想いも一緒に大切に使っている様子が目に浮かびます。
*
築年数が経ったレトロな雰囲気のお部屋だけれど、その分アンティークや古道具などがよく似合う、温かな暮らしを送るohagitomelonさん。
広さ十分なお部屋で、たくさんの「好き」を詰め込んだ暮らしは、居心地が良さそうでとっても素敵なのでした。