デザイン学入門
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毎日をごきげんに暮らしているあの人に、生活にプラスの影響を与えてくれたモノ、最近買ってよかったアイテムを教えてもらう連載。第12回目は社会人になったことをきっかけに、首都圏の団地で一人暮らしをはじめた、1hitorigramさんです。
text : ASAKO SAKURAI
今回アイテムを紹介してくださったのは、首都圏の団地で一人暮らしをされている1hitorigramさん。
「今風な和室」をテーマに、お部屋作りをしている様子をInstagramで発信しています。
そんな和室の雰囲気を活かしながらアイテム選びをしている1hitorigramさんに、最近買ってよかったモノ、豊かな生活をもたらしてくれたアイテムについて聞いてみました。
まず初めに紹介してくださったのは、LOWYAのロータイプ・ベッドフレーム。
同じサイズのマットレスを置いてもフレームが少しはみ出るデザインで、ティッシュや美容アイテムなど、ちょっとしたものを置けるところが気に入っているのだそう。
「一人暮らしを始める時に購入したもので、天井が高く感じるロータイプのものを選びました。パイン材を使用した天然木なので肌さわりも良く、すのこなので通気性もいいんです」
すのこを用いたシンプルなデザインだからこそ、畳との相性が良く、部屋がおしゃれになったと感じているのだそう。
「取りやすいところに物を置けるので、夜のスキンケアや読書などが簡単に行えるようになりました。細々したものは頭の後ろ部分に置くなど、見えるところはすっきりさせるように工夫しています」
二つ目に紹介してくださったのは、有名なオフィスチェアであるハーマンミラーの「セイルチェア」。goodroomスタッフでも愛用者が多くいます。
メッシュの背もたれが特徴的なデザインです。
購入のきっかけは、社会人になってすぐに始まったコロナ禍での在宅ワーク。専用の椅子が必要だと思い立ち、奮発して購入されたのだといいます。
「毎日8時間以上座っていますが、まったく腰が疲れません。そのため仕事も快適に取り組めています。
またデザイン性が高いので、よくあるオフィスチェアのような堅苦しい印象がなく、インテリアを阻害しません。機能面でもデザイン面でも満足のいく買い物でした!」
最後に紹介してくださったのは、関東を中心に50店舗以上を展開するライフスタイルショップ、KEYUCA(ケユカ)で購入された、信楽焼・錦スープカップ。
マットな質感と、他とあまり被らないくすみグリーンが特徴。ひとつひとつ職人さんが手作業で仕上げているところも気に入ったのだそう。
「おしゃれなカフェに行った時、少し大きめのカップで飲み物が提供されたことがあって、私も真似したいなと思いました。
なかなかビビっとくるものに出会わなかったんですが、ある日ケユカで買い物をしている時に偶然見つけて。一目惚れして購入しました」
「一人暮らしを始めて、大きな家具から小さな器などの小物まで、一つ一つのモノを大切に選んで買うようになりました。このスープカップを買ってからは、おうちカフェタイムがより充実しましたね。
毎日飲むコーヒーも特別感がでます。マットな質感で口触りが良く、なんとなくいつもよりも美味しく感じるような気がするんです」
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好きなアイテムを一つ一つ買い足したり、動かしながらベストな配置を考えたり。社会人になったことをきっかけに、一人暮らしの部屋作りを思い切り楽しんでいらっしゃる1hitorigramさん。
2DKの和室が魅力的な団地暮らし。これからどんなお部屋に育っていくのか、今からとても楽しみです。