TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
毎日をごきげんに暮らしているあの人に、生活にプラスの影響を与えてくれたモノ、最近買ってよかったアイテムを教えてもらう連載。第10回目は北海道で暮らす、カエルさん。料理が大好きだというカエルさんに、キッチンまわりで暮らしを豊かにしてくれたアイテムを紹介していただきました。
text : ASAKO SAKURAI
今回アイテムを紹介してくださったのは、二人のお子さんと家族4人で暮らしている、カエルさん。もともと料理が大好きだというカエルさん。現在は家族のためだけでなく、保育園調理師として活躍をされているのだそう。
そんな料理が大好きなカエルさんに、最近買ってよかったモノ、豊かな生活をもたらしてくれたアイテムについて教えていただきました。
まず一つ目に紹介していただいたのは、HARIOの「フタがガラスのご飯釜」。その名の通り、耐熱ガラス製のフタが特徴で、ご飯を炊きながら釜の中の様子を確認することができます。
「購入したきっかけは、我が家の炊飯器が壊れたことでした。
たまにル・クルーゼなどで炊くごはんがとても美味しくて、いつかは土鍋で毎日ご飯を炊く生活に憧れていましたが、なかなかハードルが高くて。そこで、見つけたのがこの商品だったんです」
もともと保温やタイマー機能が必要なかったこともあり、思い切って炊飯器を手放して良かったと話すカエルさん。引き換えに、カエルさんの暮らしにはたくさんのうれしいことがあったそうです。
「とにかく、毎日美味しい炊きたてのご飯が食べられることが、なによりうれしいですね。炊飯器とは比べられない美味しさはいわずもがなですが、”お鍋でご飯を炊く”という行為が、このお鍋のおかげでぜんぜん苦にならないことに気が付きました。
時間もかからず、火を止めるタイミングも音で教えてくれる。取手の部分も全て外して丸洗いできる衛生面も、すごく気に入っています!」
二つ目に紹介してくださったのは、鮮やかな黄色が目を惹く「琺瑯のやかん」です。よく行くお気に入りのアンティークショップで出会ったのだそう。
あまりに色合いがキレイで、目を離すことができなかったというカエルさん。購入してから、日々の生活にうれしい変化が生まれたのだといいます。
「やかんを買うまでは、電気ポットでお湯を沸かしていました。でもやかんが我が家にやってきてから、このやかんを使う理由を作るために、ちょっと奮発して美味しい麦茶を煮出すようになったんです。
ほんの些細なことかもしれないけれど、毎日、日常的に口にする麦茶が美味しいものに変わったことで、なんだかホッと落ち着く時間が生まれたような気がします」
そして最後に紹介してくださったのは、キッチンの背面にあって大きな存在感を放っている、食器棚。北海道のリサイクルショップ&木工房「豆電球」さんで偶然見つけたものだそう。
「引っ越しを機に大きな食器棚を探していたところ、とても気に入っているお店で出会いました。
これはオーナーさんの手作りで、廃材や古い中学校の廊下を天板に使用していると聞きました。歴史や思い出を引き継いでいくことに、味わい深さを感じたんですよね」
「もともとお皿を集めるのもとても好きなんです。収納力のある食器棚を手に入れたことで、気兼ねなく食器やグラスを買い集めて、飾ることができるようになりました。
どれも気に入っているものばかりなので、前面に見せる収納ができるのが日々嬉しいです。大きく開く引き戸の扉も使い勝手がとても良く、実用的なところも気に入っています」
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毎日家族のために、キッチンに立ち続けているのであろう、カエルさん。「料理が好き」とはいえど、毎日仕事をしながら続けることは、きっと大変な労力でしょう。
そんな毎日を楽しみながら、心地よくキッチンに立つことのできる工夫の数々を教えていただいたような気がします。