デザイン学入門
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会食や外出が以前よりも減って、少し寂しい気もするけれど。その分できたお金は、自分が本当に心地よく過ごせる時間をつくるために使いたい。毎日をごきげんに暮らしているあの人に、生活にプラスの影響を与えてくれたモノ、最近買ってよかったアイテムを聞いてみました。第2回目はチェロ奏者として活躍する、Nさんです。
text : ASAKO SAKURAI
今回アイテムを紹介してくださったのは、チェロ奏者のNさん。器集めや模様替えが趣味というだけあって、Instagramには普段の料理やインテリアの様子など、おしゃれに切り取られた世界が並んでいます。
おしゃれな空間が広がるカフェやホテルなどにも頻繁に足を運んでいらっしゃるNさん。センスの良さが磨かれる理由が、なんだか分かるような気がしました。
そんなNさんが教えてくれた、暮らしを豊かにしてくれたアイテム。さっそくご紹介していきましょう。
まず初めに挙げてくださったのは、IKEAリルオーセンのデスク。耐久性のある竹製であることと、A4サイズの書類などが入る引き出しがついているのが特徴です。シンプルでナチュラルなデザインなので、どんなお部屋にもピタリと合いそう。
「デスクにも、ドレッサーにも使えそうなデザインが気に入りました。最近はここで書き物をしたり、メイクをしたり。同じ場所でオン・オフどちらも気持ちよく過ごせるのがいいんですよね」
Nさんのように一人暮らしの方にとって、一つの家具がさまざまな用途で使用できることは大きなメリット。価格は2万円以下とお手頃な価格であることや、奥行きが50センチ程度で場所をとらないこと。使い勝手のよいワークデスクを探している人にもおすすめしたいアイテムですね。
続いては一つ目にご紹介したデスクの上にも登場した、ZARA HOMEの鏡。ゴールドで印象的な縁が特徴です。NさんのSNSにも度々登場し、その都度目を惹くデザインがなんとも魅力的。
「お部屋全体を外国風にしたくて、いろいろなお店を巡って購入しました。SNSでもよく『どこで購入したんですか』と聞かれる、お気に入りのアイテムです」
大きさはしっかりありながら、タテにしたりヨコにしたり、必要な場所に置いてみたり、気軽に移動できるのもいいですね。Nさんの毎日のメイク時間には欠かせないアイテムの一つです。
最後に教えてくださったのは、1616/arita japanのプレート皿。まるで大輪のお花のようなデザインは、食卓をいっそう華やかにしてくれそう。
「コンビニで買ってきたようなちょっとしたお菓子やパン、おかずなど、和洋問わず使えるところがお気に入り。何より見た目が美しくて、置いているだけで気分が上がるんです」
1616/arita japanとは、有田焼の伝統を踏襲しながらも、これまでの有田焼とは異なるデザインアプローチを試みてつくられたブランド。マットな質感と目を惹くデザインに、Nさんも一目惚れだったのだとか。
器ひとつで毎日の食事がもっと美味しくなる。自分のお気に入りを見つけて少しずつ集めていくことに楽しみを感じながら生活するって、とっても素敵だなと思います。
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普段は家で楽器の練習をする時間も多い分、部屋の中には自分が本当に好きだと思うものだけを集めて暮らしている、Nさんのmyfavoriteアイテム。
Nさんの視点で見つけてこられたアイテムを少しだけ覗かせてもらいながら、少しずつ自分の生活にも取り入れていきたいな。