デザイン学入門
1K(20.03㎡)
都内の築40年を超えるレトロアパートで100の植物と暮らす。一見、植物園のような緑溢れる空間も、その裏側では闇雲に植物を増やすのではなく意図された空間デザインがありました。インテリアの1つとして植物も生きる住空間を作られているSHINPEIさんのお部屋を紹介します。
text & photo : Tsubottlee
現在の住まいに引っ越す前は同じエリアで物をほとんど持たないミニマリストな暮らしをされていたSHINPEIさん。ライフスタイルも変えてしまった現在の住まいとの出会いは向かいにあるお肉屋さんで見かけたことがきっかけだそう。
「買い物に来るたびに雰囲気あって良さそうだなと思ってたところ、賃貸の募集を発見しまして。すぐに内見させてもらったところ、日当たりの良さと吹き抜ける風が心地よく、即入居を決めました。」
これだけ植物があると維持管理も大変ではないかと思わず思ってしまいますが、そんなこともないのだそう。
「枯らせてしまう原因は、水やりを忘れてしまい、気づいたら枯れてしまったというパターンがほとんどだと思います。これだけあると忘れようにも忘れられませんから、意外と大丈夫なんですよ。」
それでも環境が要因で枯れてしまうものは最初から買わないようにされているそう。実際に育てていく中で住まいにあった植物を探していくのが大切なんですね。
たくさんの植物が象徴的なお住まいの中で唯一、植物はあえて少なめにされているというのがキッチン。料理で毎日使う場所なため、作業に支障がないようにされているのだそう。見せるように収納にしガチャガチャと並んでる風景がエネルギッシュな感じがして好きなのだそう。
「モノは多いですけど、シンク、ガステーブル、冷蔵庫、シューズラックの高さを揃えて軸を作って、まとまりのある景色になるように意識しています。」
空間の中で生きる植物選びから、生活をされているSHINPEIさん。現在の住まいから次に目指すのは新しい空間作りだそう。
「今の部屋はそんなに広くないですし、正直もうやりつくした感はありますね。この街が好きなので今の住空間をしばらくは楽しみつつ、同時に別空間で新しい植物が溢れる空間作りをしていきたいと思っています。」
新たな空間は別アカウント「SHINPEI 『 ROOM2』」でその進捗を発信されているSHINPEIさん。
こちらは無機質な空間を0から新しくデザインされていくとのことで、今の住まいの知見も活かし、どんなお部屋を作られていくのか、今からとても楽しみです。
shinpei(shin_pei)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/shin_pei/
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Tsubottlee(つぼとる)
Tsubottlee(つぼとる)
福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
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