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センスのいい部屋にするために。インテリアコーディネートの基本を知ろう

教えて!グッドルーム〜インテリアの基本・保存版〜 Vol.3

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センスのいい部屋にするために。インテリアコーディネートの基本を知ろう

2021年ゴールデンウィーク、goodroom journal では「インテリアの基本」を特集します。新生活をスタートし、そろそろ家具を買い揃えようかなと思っている方、ちょっと部屋の模様替えをしたいなと思っている方。あらためて「基本」を知ることで、暮らしやすいお部屋に整えていきませんか?
3日目は、「インテリアコーディネートの基本」。統一感があって、センスを感じられるお部屋にするための基礎知識をまとめました。

text : Miha Tamura from goodroom journal

部屋のテイスト・テーマを設定しよう

自分の部屋にどんなアイテムが多いのかをあらためて見直して、目指したい部屋のテイスト・テーマを設定しましょう。
テイスト・テーマを決めた上で、「ちょっと合っていないな」と思うアイテムがあれば、いったん外したり、少しずつ買い換えてみるのがおすすめです。ちょっとしたものでも部屋が見違えることがありますよ。
「どんなテイストがいいかわからない!」という方は、それぞれのインテリアスタイルでよく使われるアイテムを参考にしてみてください。

北欧ナチュラル

・ファブリック・ソファ
・明るい色味の木の家具
・丸みのあるデザイン

北欧ヴィンテージ

・ 暗い色味の木の家具
・ ヴィンテージ・ファブリック
・ 重厚さを感じるデザイン

シンプルモダン

・モノトーンの家具
・ガラスや金属の素材
・水平・垂直のデザイン

インダストリアル

・革のソファ
・アイアンの家具
・剥き出しの素材感

まとめやすいカラーコーディネートは「同系色」もしくは「同一トーン」

カーテンやソファなどのファブリックや、クッションなどの小物に色を取り入れるなら、まとめやすいカラーコーディネートは「同系色」もしくは「同一トーン」がおすすめです。
「同系色」とは、ブラウンとベージュ、ダークブルーとライトブルーのように、同じ色味を持つもの同士の組み合わせです。
「同一トーン」とは、パステルブルーとパステルピンクのように、寒色と暖色など異なる色味でも、明度と彩度が同じもの同士の組み合わせです。複数の色味のものを取り入れたい場合も、同一トーンならまとまって見えますよ。

グレー〜ダークグレーの同系色でまとめたコーディネート(このお部屋はこちら)

グレー〜ダークグレーの同系色でまとめたコーディネート(このお部屋はこちら)

パステルピンクとパステルブルーの同一トーンでコーディネートされたお部屋(このお部屋はこちら)

ピンクとグレー、ブルーの同一トーンでコーディネートされたお部屋(このお部屋はこちら)

「異素材」をうまく取り入れよう

色のコーディネートはうまくいっているものの、どうもお部屋が単調に見える場合は、アクセントに「異素材」のものを取り入れてみましょう。
例えば、木の家具でまとめたいなら、脚にアイアンを使ったテーブルをおく。革のソファをおく。ガラストップのサイドテーブルを置く。陶器の花器を飾る、など。
ところどころに素材感の異なるアイテムがあることで、お部屋が引き締まっておしゃれな印象に見えます。

無垢フローリングのお部屋に、基本は木の家具を合わせつつ、アイアンの脚のものやリノリウム天板のテーブルを組み合わせたお部屋

無垢フローリングのお部屋に、基本は木の家具を合わせつつ、アイアンの脚のものやリノリウム天板のテーブルを組み合わせたお部屋(このお部屋はこちら)

木、ガラス、陶器などさまざまな素材のものを同一トーンでうまくまとめたディスプレイの例(このお部屋はこちら)

木、ガラス、陶器などさまざまな素材のものを同一トーンでうまくまとめたディスプレイの例(このお部屋はこちら)

「フォーカルポイント」を作ろう

飾りたいもの、見せたいものは、部屋のあちこちに置くのではなく1点にまとめて、「目線が集中する場所」を作りましょう。
また、カーテンやベッドリネンなど広い面積をとる場所に派手な色、柄を使っていると、小さなお部屋の場合はそこにばかり目がいってしまい、部屋が狭く見える効果も。視線を集めたくない場所は白や無地のアイテムで抑えるなど、メリハリを持たせるのが効果的です。

大きめのポスターやファブリックなどのアート作品は、フォーカルポイントを作りやすいアイテム(このお部屋はこちら)

大きめのポスターやファブリックなどのアート作品は、フォーカルポイントを作りやすいアイテム(このお部屋はこちら)

一人暮らしなら、ふだん一番よく目に入る場所に、お気に入りをぎゅっと集めるのも良いです(このお部屋はこちら)

一人暮らしなら、ふだん一番よく目に入る場所に、お気に入りをぎゅっと集めるのも良いです(このお部屋はこちら)

ディスプレイは「バランスの良い構成」を意識して

フォーカルポイントにセンスよくアイテムを並べるためには、「バランスの良い構成」を意識しましょう。
整って見える構成には、こんなパターンがあります。

・ 三角構成
・ リピート構成
・ 集中構成

棚の上などにものを飾るときは、背の高いアイテムをひとつおいて、「三角形」を意識した構成にすると、バランスが整います(このお部屋はこちら)

棚の上などにものを飾るときは、背の高いアイテムをひとつおいて、「三角形」を意識した構成にすると、バランスが整います(このお部屋はこちら)

同じ大きさのものを連続して並べる「リピート構成」。アートがなくても、こんなふうに帽子など身の回りのアイテムを飾ることもできます。(このお部屋はこちら)

同じ大きさのものを連続して並べる「リピート構成」。アートがなくても、こんなふうに帽子など身の回りのアイテムを飾ることもできます。(このお部屋はこちら)

飾るものを1箇所に集中してまとめる「集中構成」。視線が集まりやすいテクニックで、小さなお部屋でも使いやすいです(このお部屋はこちら)

飾るものを1箇所に集中してまとめる「集中構成」。小さなお部屋でもインパクトのあるディスプレイになります(このお部屋はこちら)

壁を飾ったらその下に家具を置こう

壁がディスプレイできたら、その下に「家具」を置くことで、バランスの取れた配置になります。
逆に、ソファ回りやベッド周りなどが殺風景な場合にも、家具の上の壁面を飾ることで、引き締まった印象のお部屋に。

ソファの上に印象的なアートが飾られたお部屋(このお部屋はこちら)

ソファの上に印象的なアートが飾られたお部屋(このお部屋はこちら)

ベッドの横の壁にアクセントクロスを貼り、ファブリックパネルを飾ったお部屋(このお部屋はこちら)

ベッドの横の壁にアクセントクロスを貼り、ファブリックパネルを飾ったお部屋(このお部屋はこちら)

おしゃれなインテリア実例を参考にしましょう

自分がつくりたいお部屋のイメージを固めるために、おしゃれなインテリア実例を参考にしてみてください。

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田村美葉

田村美葉

グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。

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