TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
2021年ゴールデンウィーク、goodroom journal では「インテリアの基本」を特集します。新生活をスタートし、そろそろ家具を買い揃えようかなと思っている方、ちょっと部屋の模様替えをしたいなと思っている方。あらためて「基本」を知ることで、暮らしやすいお部屋に整えていきませんか?
2日目は、家具やインテリアの選び方の基本。失敗せずに購入したい家具やインテリアの揃え方をまとめます。
text : Miha Tamura from goodroom journal
自分の生活にとって「絶対に必要なもの」と、「すぐには必要はないけれど、いつか欲しいもの」に分けてリスト化をしましょう。
優先順位をあらかじめ整理してから買うことで、予算を超えてしまったり、無駄なものを買ってしまうことがなくなりますよ。
一人暮らし、二人暮らしに関わらず、引越してすぐに「絶対に必要なアイテム」は、「夜」に必要な3つのアイテムです。
・ 照明
・ カーテン
・ ベッド(寝具)
お部屋の雰囲気を大きく変えてくれるアイテムでもあるので、「模様替えをしたいな」と思っている人は、まずはこれらを変えてみることから始めてみてもいいかもしれません。
次に、部屋での暮らし方に合わせて選ぶアイテムです。
・ チェア、ソファなど身体を支えるもの
・ 食事をとるためのテーブル、仕事をするためのデスク
・ テレビボードや収納家具
ポイントは、「最初から全部を一気に揃えようとしない」こと。
一人暮らしなら、部屋で仕事をするから、デスクとチェアは絶対に必要、という人もいれば、最低限、ローテーブルだけあれば大丈夫、という人も。
二人暮らしなら、部屋の広さによっては、ソファとダイニングテーブル両方を置こうとしたら、部屋が狭くなってしまった、という場合も。
引越してすぐに全部を揃えるのではなく、生活しながら必要なものからひとつずつ、バランスを見て揃えていくのもおすすめです。
最後に、自分の暮らしを豊かにしてくれるアイテムも大切。
優先順位は「低」としましたが、必要ないという意味ではなく、あれもこれもと買ったり、とりあえずで済ませるのではなく、「自分にとって何が必要か」をじっくり考えて、時間をかけて選びたいものです。
・ アート
・ 植物
・ ラグやクッション
・ 器やカトラリー
・ 香りのアイテム
・ プロジェクタやキッチン家電
家具やインテリアを選ぶときによく聞く失敗、まとめてみると、次の3つのポイントが多いです。
・ 「サイズ」選びに失敗(大きすぎる、小さすぎる)
・ 「素材」選びに失敗(すぐ壊れた、塗装が剥がれた、クッションがすぐヘニョヘニョに)
・ 「色」選びに失敗(全体が合っていなくてチグハグな印象)
これらの失敗をしにくくするための家具・インテリア選びの基本をまとめます。
家具店のモデルルーム写真は、広いお部屋で撮影していることが多く、賃貸の小さなお部屋に合わせると「思ったよりも大きかった」ということが多いです。
部屋の広さをしっかりと採寸し、部屋のサイズにあった家具を買うようにしましょう。
無印良品の「インテリアシミュレーター」や、「ルームプランナー」などのアプリで実際に家具配置をシミュレートしてみるのもいいですよ。
ドアや収納扉の干渉や、コンセントの位置、搬入経路を考慮するのも忘れずに。
人が通るときに必要なスペースの基準は「60cm」。
ソファとテーブルの間、ベッドと収納家具の間など、通り道となる場所は最低「60cm」の動線が確保できるかを確認しましょう。
また、部屋の入り口から窓まで、遮るものがなく視線が抜ける部屋は広く見えます。
窓側にベッドやソファをおく場合は、足つきのものを選んで下に何もおかない、なるべく背の低いものを選ぶなど、「視線の抜け感」を意識するとよいでしょう。
次に「素材」選びで失敗しないコツ。
革製のソファだったり、無垢材の椅子やテーブルであったり、良い素材を使っている家具ほど、なかなかのお値段がしますよね。
ずっと長く使い続けたい、1日で使う頻度がとても高いなど、重要なアイテムに予算を多めに配分するようにしましょう。
特に、ベッドマットレスやソファなど、素材の品質によって寝心地、座り心地が大きく左右されるアイテムは、はじめから良いものを選んだほうが、長い目で見るとお得です。その分、テーブルや収納棚はDIYにするなど、予算のバランス配分を考えると良いです。
カラーコーディネートの黄金比は、ベースカラー7割、アソートカラー2.5割、アクセントカラー0.5割と言われています。
賃貸のお部屋の場合、天井と壁はほとんどが白、床やクローゼットやドアなどの建具は木目調と決まっていることが多いです。
これを踏まえると、うまくいきやすいカラーバランスはこんな感じです。
ベースカラー(7割)
賃貸ではベースカラーは決まっていることがほとんど。
床、もしくはクローゼットやドアなどの建具の色(パイン系/ウォルナット系)に合わせて家具も選ぶとよいです。
どうしても気に入らない場合は、壁紙を貼る、クッションフロアを敷くなどで変えることもできます。
・壁、天井(白)
・床、クローゼット、ドア(パイン系/ウォルナット系)
・収納家具(白 or パイン系/ウォルナット系)
・テーブル&チェア(白 or パイン系/ウォルナット系)
アソートカラー(2.5割)
グレージュカラーやアースカラーなど、木の色と相性の良いものを選ぶとうまくまとまります。
・ソファ
・ベッドカバー
・カーテン
アクセントカラー(0.5割)
自分の好きな色でOK。アソートカラーとトーンを合わせると落ち着いた雰囲気、反対色やビビッドなカラーを取り入れると元気で明るい印象に。
・クッション
・ラグ
・アート
自分がつくりたいお部屋のイメージを固めるために、おしゃれなインテリア実例を参考にしてみてください。
いただいた質問に、引越し大好きな goodroom スタッフがお答えします。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。