TOMOS 巡り巡る
1R(19.65㎡)
goodroomのスタッフが住みたくなる街を紹介する連載。40回目にご紹介するのは品川区「旗の台」です。品川区といえば高層ビルやマンションのイメージがありますが、商店街が多いのも特徴で、様々な暮らしが混在する場所。その中でも旗の台は下町のような親しみやすさを感じられる街なんです。
text : あやけんぴ from goodroom 渋谷
旗の台駅には東急線の池上線と大井町線の2路線が通っています。池上線を使うとJR五反田駅まで約8分、蒲田駅までは約18分。大井町線を使えば大井町駅まで急行で約5分。自由が丘駅や二子玉川駅など、人気の街へも乗り換えなしで行くことができます。
改札は東口(蒲田方面)、東口(五反田方面)、南口の3つ。東口は行き先によって改札口が違うので、利用する際には間違えないように注意してくださいね。
品川区の商店街と言えば武蔵小山や戸越銀座が有名ですが、旗の台も負けてはいません。実は商店街がとても多く、活気がある街なんです。
では早速、駅の東口側から歩いてみましょう。
席に着いて店主の西山さんにお話を伺うと、ここは古民家をリノベーションしたんだよと教えてくれました。なるほど、店内に入った時にホッと落ち着くような気持ちになったのも納得です。
2階を満喫したところで、お待ちかねのカレーとご対面。オリジナルでブレンドされたスパイスに、小麦粉は一切使わず、人口調味料もほぼ使わないというこだわりの一品。健康的で毎日食べても飽きないようにと考えられています。
ぺろりとカレーライスをいただいて、地元が旗の台だという西山さんに街の魅力を聞いてみました。
「お店同士の繋がりも強く、交通の便も良くてとても便利。だけど上品かつ楽しいところが旗の台のいいところだと思います。どこでお店を出すか悩みましたが、やっぱり空気感が馴染みやすいかなと思って、地元にオープンしました」
そして「1番大事なのは人と人との繋がり」と言う西山さん。常連のお客様からは「スタッフがとてもいい人たち。いつも楽しい企画を考えてくれて、お客さん同士でも交流が深まるんです」との声も聞くことができました。ランチでも仕事終わりでも、ふらっと立ち寄りればみんなで和気あいあい、話に花が咲きそうですね。ごちそうさまでした!
さて、お腹がいっぱいになったところで、今度は駅の南の方へと行ってみましょう。
そんなカエル公園の近くに、カエルグッズを販売するお店があるらしいのでちょっと寄り道してみましょうか。
店主のお父様が縁起のよいカエルグッズを集めていたのがオープンのきっかけなんだそう。旗の台の人たちに笑顔になってもらえるようにとの想いが店内にぎゅっと詰まっています。
「地域で子どもたちの成長を見守っていくのが楽しいし大切だと思う。商店街の人たちはみんな仲良しで、コロナ渦の大変な時だからこそ人の繋がりが活きる時だね」そうお話ししてくれた店主の高橋さん。
さらに高橋さんは「この街は治安もいい。うちの町会では12月~1月ごろに火の用心をやっていて、そういった地域の目があるから防犯にもなっているんじゃないかな」と住みやすさについても語ってくれました。
お話しする中で「旗の台が好き」という気持ちが言葉の節々から伝わり、私も胸が熱くなりました。地元の方が地元を愛している街ってやっぱり素敵ですね……。
さて、旗の台の東を満喫し、次は駅の南口の方へと行ってみましょう。
今度は駅の方に戻り、荏原町駅まで続く長い通りを歩いていきます。旗の台稲荷通り商店会から荏原町駅へと続く通りは「旗の台ふれあいろ~ど」と呼ばれていて、ここには「旗の台五丁目商店会」と「旗の台中央商店街」の2つの商店街が繋がっているんです。
大通りから1本入ってみると、銭湯を発見。こじんまりとしたものかと思いきや、なんと14種、18の浴槽が楽しめる全国初の健康増進型銭湯なんです。これはすごい。
荏原町駅付近には「旗の台」という地名の由来になった神社があるんです。旗の台巡りの締めに向かってみましょう。
歴史は1030年からと古く、平忠常の乱を平定するためにこの地に立ち寄った源頼信公が戦勝を祈願し、高台で源氏の白幡を立てて武威を誇ったことが「旗の台」の由来なんだそう。
フラッグフロッグの高橋さんが「この街の人は祭りが好きなんだ」とおっしゃっていたのを思い出します。穏やかさだけでなく、華やかな一面も持っている街なんですね。
ジャン!正解は7つ。商店街ごとに異なる特色を持っていますが、誰もが人との繋がりを大切にしていて、地方から来た学生や社会人の方でも馴染みやすい街だと感じました。
まさか東京の品川区でこんなに懐かしさとあたたかさを感じる街に出会えるとは。田舎出身の私も、いつのまにかこの街が好きになっていました。
品川区の賃貸をgoodroomで探す
東急大井町線の賃貸をgoodroomで探す
あやけんぴ
あやけんぴ
電車の1日乗車券を買って、行ったことのない街をお散歩するのが最近のブーム。何気ない日常が明るくなるような、アイテムやお店を探しています。