おしゃれな人が愛用する器。ダイニングを彩るおすすめの食器12選
お皿や、カップ、お椀など、日常の食卓で使うお皿。おしゃれに暮らす人は、どんな器を使ってる?どんな料理にも合わせやすく、佇まいも美しい。おすすめの食器を教えてもらいました。…
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今回は、グッドルームのオリジナルリノベ、“TOMOS” のお部屋に住む、Atsushiさんのインタビューです。
(編集部)
ニュートラルな佇まいが気に入ったリノベ物件
―ホントすごい部屋でいつも驚きながら見ています。
「ありがとうございます(笑)」
―今のご自宅はいつから住んでいるんですか?
「今年引っ越して来たばかりなんです。相当探してようやく見つけたんですよ。築25年の鉄骨造2階建ての2階部分をリノベーションした賃貸物件で、ハプティックというリノベーションの会社さんが手がけたTOMOSというシリーズです」
「無垢オーク材の床、白い壁と天井、シンプルな水回りと建具…。古民家やヴィンテージマンションのような味はないし、建築家やデザイナーさんが手がけた物件と比べればエッジィではないんですが、ニュートラルな佇まいがとても気に入っています」
―決め手はどのあたりだったんですか?
「たくさんのブランドやテイストが好きなので、それらを許容できる住まいを選びました。自分は未だに好きなモノをしぼれてなく、あらゆるテイストに魅力を感じます。だから器としての住まいは主張しないでほしいんです」
「具体的に言えば、何もしていないワンルームというのが一番いいんですよね。なるべく余計なことをしてほしくない。広くて壁がなくて、ユーティリティーがあればいいって思います。あとは家具で仕切ればいいので」
広い空間だからこそのフローティング配置
―今は家具を真ん中に寄せてますよね。フローティングで。
「そうですね。壁にぴったりと付けると、どうしても余った部分が気になってしまうんです。前の家では自分で柱と柱の間にぴったり入るように作ったりしてたんです。フローティングは前からやりたい気持ちはあったんだけど、ある程度広い空間じゃないとできないから」
「今の家で壁に付けている家具は、ペットハウスの後ろにある棚くらいですね。これは前の家で買っちゃったものなので仕方ない。それ以外は全部フローティングにしてます」
―家具にはこだわりはあるんですか?
「基本的にはフォルムと素材がよければ、ブランドにはそれほどこだわらないですね。そのジャンルでの一番シンプルなものを選ぶような感じです。普通にIKEAとか無印良品、ニトリといった店でも買いますよ。今も空間を選ぶような家具は持っていないです」
「今持っているもので一番高いのは、おそらくモルモット用のペットハウスですかね。ベースは無印良品のユニットシェルフで、そこに板や金具を足したりして簡単にDIYしました。前の家では檜材とかを使って3階建てのペットハウスを作ってたんですが、あいつら食べちゃうんですよ(笑)それでお金がかかるので変えました」
―あのペットの見せる収納はびっくりしました(笑)
「ペット用品ってなかなか格好いいのがないんですよね。オーダーはあるんですが、犬より大きいペット用のがほとんどなんです。しかもすごく高い(笑)。だから既存のものでうまくできないかなって思って作ったんです」
「でも僕はDIYはそんなにできないんですよ。RoomClipの他のユーザーさんのDIYは本当にすごいですよね。いつも感心しながら見ています」
ファッションとカフェがインテリアの入り口
―もともとインテリアに興味を持ち出したのはいつごろなんですか?
「高校のころからですね。高校ではサッカーをかなり真面目にやっていたんです。で、高3でインターハイが終わって引退するくらいの頃にカフェブームが始まったんですよ」
―ありましたねー!懐かしいですね。
「そうそう。それでBOWERY KITCHEN(バワリーキッチン)やCafe Apres-midi(カフェ・アプレミディ)に通うようになって、『こんなにカッコいい空間があるんだ』って思ったんです。そのころからELLE DECOR(エル・デコ)とかの雑誌も読むようになりました」
「あとは元々洋服が好きだったことも関係してると思います。ショップのインテリアはチェックしてましたし。特に恵比寿にあったMaison Martin Margiela(メゾン・マルタン・マルジェラ)のショップは大きなきっかけになりました。一軒の住宅を改装した店内なんですが、すべてが白いんです。白い布に白い絨毯、白い塗装や白いタイルなど。すごく衝撃的な体験で、大学終わったら毎日のように通ってました(笑)」
―ファッションやショップがインテリアの入り口だったんですね。大学では何を勉強していたんですか?
「大学は建築学科です。モダニズム系の設計の研究室で、大学院までがっつり設計をやってました。卒業制作では賞も取ったんですよ」
―おー、すごいですね!運営チームの友人にも建築を勉強していた人が多いので、すごく親近感が湧きます(笑)
「ただ大学では意外とカフェ通いをするような友人はあまりいませんでした。そんななかで1人だけ気が合う年上の友人ができたんです。彼は大阪出身で、洋服やクラブが大好き。学校終わったらすぐに2人でカフェとかに行って、夜はクラブに流れ込む、みたいな生活を送ってました」
ショップ巡りが大好き
―当時は自分の部屋のインテリアはこだわってたんですか?
「大学時代は実家暮らしだったので、自分の部屋はそんなにこだわってなかったですが、友人や彼女の家に入り浸ってて、勝手にいじったりはしてましたね(笑)。ただどちらかというと見るのが中心でした」
「見ることについては、ホント他の人のレベルじゃないくらい好きなんです。それは今でもで。休みの日には1日3地域は色々なショップを見て回りたいんです。例えば、午前中に吉祥寺の周辺のお店を巡って、次に丸の内から銀座の周辺に行く。それでその後目黒通りから恵比寿までを回る。そんな感じで土日で計6地域くらいのショップを見て回らないと落ち着かないんですよ。ちょっとした病気ですね(笑)」
「インテリアだけじゃなくて、洋服や古本屋など、好きなお店を回る感じです。同じお店でも別に構わないんですが、とにかく情報収集していないとダメなんです。休日に午前中とか寝過ごしちゃったりすると、もう本当にブルーで」
―それはビョーキですね(笑)部屋にも性格がすごーく現れてると思うんですが、こだわることは突き詰めないと気がすまない性格なんじゃないですか?
「その通りですね(笑)」
マイナスを消していくインテリア
―部屋作りでは、どのあたりが一番のこだわりなんでしょうか。
「一番重要だと考えているのは『嫌な場所をなくす』ということです。より良い住まいにするには、プラス1をプラス2にするよりも、マイナス1をゼロにしていくことが重要だと思っています。分かりやすく言うと『イラっ』とするところを減らしていく感じですね(笑)」
「僕にとってマイナスの部分というのは、やっぱり『使いにくい』ということが大きな要因です。よく使うものは出しておきたい。出しておくからにはデザインのよいものがいい。住まいに関わるすべてがすぐに使える状態にしておくように気を使っています」
―なるほどー。
「隠すのは簡単かもしれないけど、隠しておいてなおかつアクティブな状態を保つのは簡単ではないんですよね。仮に扉で隠れていたとしても、扉を開けた時にごちゃっとしていたらストレスを感じます。だから仮に扉がついていたとしても、見せる収納と同じように整理します」
「片付いている状態それ自体が気持ちがよいので、住まいに関わる営みをストレスを感じない以上の体験にかえてくれる感じですね。住まいにおいて、住まいやすさとかっこよさは同義、そうなるような住まいになるといいなと思います。」
―インテリアがきれいな方って結構そういう発想の人が多い気がしますね。RoomClip運営チームのメンバーはどちらかというと好きなモノを足し算していっちゃうので、やっぱり部屋はぐちゃぐちゃなんですよ(笑)
「そうなんですね(笑)」