珈琲の香りで迎える朝
1R(37.4㎡)
自分が自分らしくいられるように、心地よく暮らせる街は自分で選ぼう。38回目にご紹介する街は、小田急線小田原線が通る「生田」。あまりイメージがないかもしれませんが、地元の人たちの暖かみを感じられる住みやすい街なんです。
text : あやけんぴ from goodroom 渋谷
goodroomのスタッフが住みやすい街を紹介する連載。今回は川崎市多摩区「生田」を散策してきました。
川崎市と言えば、メインターミナル「川崎駅」は華やかな繁華街の側面をもちつつ、小田急線沿線、南武線沿線など、東京のベッドタウンとしても発展しています。生田はどちらかというと、落ち着いた住宅街が広がったベッドタウン。そんな街でどんな出会いが待っているのか、早速ご紹介してきます。
生田は東京と神奈川のほぼ県境に位置する、小田急線沿線の街。
停まる電車は各駅停車、準急、通勤準急の3つ。新宿発の小田急線は、「多摩線」「小田原線」「江ノ島線」の3方向へと分かれていますが、生田はこの全ての路線が通るのでとても便利。急行や快速急行は停車しませんが、新宿方面へは2つお隣の登戸駅で快速急行に乗り換えができます。
快速急行に乗り換えレバ、新宿まで約24分。渋谷駅までも下北沢で京王線に乗り換えて約30分と、都内へアクセスしやすい立地です。
ちなみに同じ神奈川県の横浜駅や片瀬江ノ島駅までは約60分かかり、実は都内へ出る方が早いんです。とは言え、同じ小田急線で箱根や江ノ島へお出かけしやすいというのは利点ですね。
駅周辺には様々なお店が立ち並びますが、まずは南口から出てみましょう。
駅の南側には、明治大学、専修大学、聖マリアンナ医科大学と大学が点在しています。だからと言って賑やかというわけではなく、どちらかというと生活にそっと寄り添うようなお店が立ち並んでいます。
地図を見てみると、生田駅の周辺にはドラッグストアがとても多いことに気づきます。数えてみると、駅から徒歩約5分圏内に4店舗も!薬はもちろん、日用品に困ることはなさそうです。
さて、南側を後にして、続いては駅の北側へ。
3号線沿いには商店街が広がり、八百屋さんやお魚屋さん、お総菜屋さんなど昔ながらのお店に加え、ラーメン屋さんやパン屋さんなど新しいお店も混ざり合う和やかな雰囲気です。
店内はスポットライトが輝く明るい空間。「La Main qui Pense」というのはフランス語で「考える手」という意味。よく見るとお店の入り口にはパンで作られた大きな手も飾られています。フランスのパリで修業したオーナーの作るパンは職人的で「手で作る」ことにこだわり、並んでいるどのパンも美味しそうです。
オーナーの奥様の実家が生田ということもあり、2005年にオープンした「La Main qui Pense」。せっかくなので、生田がどんな街なのか奥様に伺ってみました。
「神奈川だけど、とても落ち着いた街。新宿まで25~30分で行けるのでとても便利ですよね。駅前には商店街があって、すぐ近くに緑や山もある。急行は止まらないけれど、それがまたいいのかなと思っています。お店に来てくれる学生の話を聞くと、お肉屋さんやお魚屋さんに気のいいお母さんがいて、安心すると言っていました。そんなアットホームな街ですね」
確かに、いろんなお店を見てきましたが、どこを見てもなんだか優しくて暖かい。奥様も素敵な笑顔で終始お話してくださり、私も心がほっこりしました。
一口食べて「うんまい!」そう自然と呟いていました。噛めば噛むほど味わい深いパン。みずみずしいトマトにレタス。シャキッとした食感が楽しいインゲン。そこにオリーヴの酸味が見事にマッチ。最後まで飽きずにぺろりといただきました。いやあ、これはリピート決定です。ごちそうさまでした。
お腹がいっぱいになったところで、改めて街を見渡してみました。神奈川でありながら都心に近く、都心の近くでありながら自然を感じられる街、生田。地域の方のぬくもりにつつまれて学生の一人暮らしはもちろん、家族でものんびりと過ごせそうです。
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あやけんぴ
あやけんぴ
電車の1日乗車券を買って、行ったことのない街をお散歩するのが最近のブーム。何気ない日常が明るくなるような、アイテムやお店を探しています。