バルコニー広々
1R(22.8㎡)
お花のある暮らしを、もっと楽しもう。岡山県倉敷市にあるドライフラワー専門店「土と風の植物園」さんと一緒に贈る連載。第7回目は「夏のお花の飾り方」について。いつでも好きなお花に囲まれた生活をするために、ちょっとだけ注意したいことと、夏におすすめのお花をご紹介します。
text : ASAKO SAKURAI
いよいよ梅雨が明けましたね。ベランダなどで育てていた植物も、なかなか日が当たらず、すっかりしおれてしまった、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回ご紹介するのは「夏のお花の飾り方」。
夏はお日様が当たってよく植物が育つ一方、高温多湿・直射日光・エアコンの風が当たるなど、屋内外に関わらず、お花にも様々なケアが必要となってきます。「乾燥」は、お花の退色や劣化の原因となってしまい、「湿気」はカビの原因にもなるのです。この季節は特に、脱衣所など湿気が溜まりやすい場所でお花を飾ることはあまりおすすめできません。
ケアが難しい夏の季節。でもお部屋の中でも涼しさや彩りなど、夏らしいお花を飾りたいものですよね。
できるだけ長くお花のある生活を愉しみたい、という方は、生花ではなく、ドライフラワーを束ねたスワッグなどがおすすめ。空気中に湿気が多いため、できるだけ水分量が少なく、からりとドライになった植物で束ねたスワッグを飾るといいでしょう。
夏を過ぎて葉や花の退色が著しかったり、明らかに夏のお花を飾っていた場合、処分するべきか悩みますね。
結論から申し上げると、飾っていただく皆さんが、「綺麗ではない」「お部屋を新しい印象にしたい」と感じたのであれば、それがお花の替えどきです。
経年変化は、ドライフラワーの種類や飾る環境によって異なります。日の光がよく当たる場所や、日中暑くなる場所では、特に退色の進行がはやくなるんです。
フレッシュな色から、くすんだ色になる、その過程を愉しんだ後、ご自身で判断してみてください。
枯れたわけではないので、どうしても処分する気になれない、という方におすすめなのは、スワッグなどは一度ばらして、新しいドライフラワーを加えて再度束ね直すこと。
こうすることで、これまで育ててきた風合いを残しつつも、新しい印象を持たせることができるのでおすすめです。
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夏らしく、そして涼し気に。飾る場所やお花の種類を見極めながら、ぜひ夏のお花のある暮らしを楽しんでみてください。
土と風の植物園
スワッグ・ドライフラワーのある暮らしを提案するオンラインショップ。倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作したドライフラワーを販売。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。
HP:https://tsuchikaze.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/tsuchikaze_official/?hl=ja
櫻井朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。最近リノベマンションに引っ越したばかりなので、街だけでなく、室内の住環境を整えていくことにも興味津々。部屋中無印。