TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
お花のある暮らしを、もっと楽しもう。岡山県倉敷市にあるドライフラワー専門店「土と風の植物園」さんと一緒に贈る連載。第6回目は、吊るして楽しむだけであっという間にその場が華やかになる、スワッグについて。そんなスワッグを玄関に飾って「毎日笑顔で過ごせるきっかけを作りませんか」というご提案です。
text : ASAKO SAKURAI
部屋の中に彩りを与えてくれるお花たち。中でもスワッグにはとても古い歴史があり、発祥を特定することが非常に難しいと言われているほど。
スワッグは、ヨーロッパの方ではクリスマスの定番飾り「リース」と共に、魔よけや幸せを呼ぶ、窓辺や暖炉の上に飾るアレンジメントとして親しまれてきました。
そんな「幸せを呼ぶ」と言われる、スワッグ。今回は部屋の中でも特に「玄関」に着目をして、飾り方やおすすめのスワッグなどをご紹介します。
風通しの良い玄関は、スワッグを飾るのにはおすすめの場所です。湿気の多い場所であれば、最悪の場合、カビが発生してしまうこともあるからです。
一方で、玄関についている小窓など陽の光が直接当たるような場所は、花の退色が早いので注意が必要。ドライフラワーは種類によって、経年変化のスピードに違いがあります。そのため、変化が起こりにくいものの方が好まれます。
一人暮らし用のワンルーム賃貸などに暮らしていると、玄関はどうしてもコンパクトになりがち。普段からカギなどのアイテムを置いておくスペースを見つけられない、という方も多いかもしれません。
でもスワッグであれば、そんな棚がなくとも、玄関に磁石つきのフックをかければそれだけで十分なディスプレイスペースに早変わり。水やりの心配もないので、気軽に飾ることができるのは良いですね。
扉を開け閉めするたびにその香りを感じることができて、「ああ、帰ってきたな」という気持ちになることができますよ。
リースの「輪」にはその終わりのない形から「永遠」の願いや意味が持ちあわされています。転じて「ずっと家族が無事に帰ってくるこの毎日が続きますように」という意味も込められているようです。玄関とリース。実はとても相性の良い組み合わせなのかもしれません。
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いつもは自分たちが長く過ごす、リビングや寝室などの心地よさを考えることに時間を使いがち。けれど、ときに玄関にも目を向けてみたら……。意外と毎日を楽しくスタートするためのヒントが、ここには隠されていたのかもしれません。
土と風の植物園
スワッグ・ドライフラワーのある暮らしを提案するオンラインショップ。倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作したドライフラワーを販売。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。
HP:https://tsuchikaze.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/tsuchikaze_official/?hl=ja
櫻井朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。最近リノベマンションに引っ越したばかりなので、街だけでなく、室内の住環境を整えていくことにも興味津々。部屋中無印。