ホテル暮らしは「不在票知らず」でラク!ホテル生活1年生の私が住民票や、郵便物の疑問に答えます
「ホテル暮らし」という暮らし方が少しずつ広まってきていますが、まだまだハードルが高いのも事実。そこで現在ホテル暮らし中のgoodroomスタッフ、イワタリサが、ホテル暮らしのリアルを語る連載をスタート。第4回目は多くの方からご質問いただいた「住民票」のこと、「郵便物」の宛先や受け取り方について紹介します。…
これからの時代、働き方も、住む場所も、きっともっと自由になるはず。新しい時代の「身軽な暮らし」を考える連載をスタートします。第5回は、今注目されている、都市部と地方との「二拠点生活」について。どんな生活パターンがあるのか、実際に始めるとしたらどんな方法があるのか、まとめてみました。
text : Miha Tamura from goodroom journal
ふるさと納税総合サイトを運営するトラストバンクの調査によると、東京の20代以上の男女1,000人の調査で、地方暮らしに「関心あり」と答えた人の割合は56%と、新型コロナウイルス以前、以後で比較すると8ポイントの増加。新型コロナウイルスの影響で地方暮らしへの関心が高まったと答えた方は「48%」にのぼることがわかりました。
その中で特に注目されているのが「二拠点生活」。「あなたの望む地方暮らしは?」という設問では、「二拠点生活」と答えた方が全体の42.4%ともっとも多くなったのだそう。都市部と地方、どちらにも生活拠点をもつ「二拠点生活」(デュアルライフと言ったりもします)のスタイルが、今注目されているんです。
参考:トラストバンク、地方暮らしに関するアンケート結果を発表 東京都内の20代以上男女1000名に調査 56%が「関心あり」
といっても、具体的に、二拠点生活ってどんな風に生活しているの? 仕事は? 住まいは? と、疑問が尽きない方も多いかも。
私が実際に見聞きしたことのある「デュアラー(デュアルライフを送っているひと)」の例は、こんな感じです。
・ 仕事は、地域創生事業
・ 地方に家があり、家族も地方で暮らしている
・ 東京の会社とのやりとりが多く、月の半分は東京に単身赴任
・ 東京ではマンスリーマンションを利用
・ 仕事は、フリーランスのITエンジニア
・ 東京から、地方にある実家を受け継いでIターン
・ 東京にいる友人やクライアントと会うなど、仕事と趣味を兼ねて、月の半分は東京に滞在する
・ 東京ではゲストハウス、ホテルを利用
・ 将来、東京の学校で学ぶ、東京にある会社で働くことを考えている
・ 平日は主に東京にいて、週末に実家へ帰る
・ 東京ではシェアハウスを利用
・ 仕事は、フルタイム勤務の会社員
・ 平日は出勤の必要があり、都心になるべく安く住めるよう、小さなワンルームを借りている
・ 東京近郊に家族と暮らす家を持っている
・ 休日は家族と一緒にアウトドアや農業などを楽しむ
「二拠点生活」というと、気になるのはそのコスト。単純に、今住んでいる家賃が倍になる、と考えるとなかなか踏み切りづらいですよね。
デュアラーの方のほとんどは、家賃や土地代の安い地方や関東近郊に広い家を持ち、東京の住まいはコンパクトに、というパターンです。
最もミニマムな方法では、郊外や地方で、今と同じ広さの部屋に暮らし、浮いた家賃を東京の仮住まいに使って、今とほぼ変わらない家賃で「二拠点生活」を始めることも考えられます。ただし、「交通費」などそれ以外の出費も増えることは注意。
特に新型コロナウイルスの影響で、郊外や地方でゆったりと暮らしたい、というニーズはすごく増えました。でも、仕事まで全部ひっくるめて移住するのは難しい、という方に、東京に小さな拠点を残しつつ、地方で豊かな暮らしをする「二拠点生活」が支持されているんですね。
「二拠点生活」を送っている人に多い、都心部での住まいの確保方法は、主に3つあります。
初期費用が不要で、家具・家電もついていることも多いマンスリーマンション。二拠点生活で両方の家に初期費用を払ったり、両方に家具・家電を用意するのは大変負担になりますから、マンスリーマンションのワンルームは二拠点生活にも向いています。
できるだけコストを抑えるため、シェアハウスを選ばれるという方も。マンスリーマンション同様、初期費用や家具・家電を用意しなくていいので便利です。ただしキッチンやバス・トイレなどは共用になるので、その点がストレスにならない方に。
二拠点で生活していると、家を空けがちになるため、「毎回、部屋の掃除から始める」というパターンも多いそう。ゲストハウス、ホテル暮らしならば、部屋の掃除やリネンの洗濯などを自分でする必要がないため、特に忙しい方にはおすすめです。
ゲストハウスではドミトリータイプのお部屋が多く、セキュリティ面、プライバシーなど落ち着かない部分があることに注意。ただキッチンやランドリールームのついているところも多く、自炊や洗濯が自分でできる分も含めて、コストを安く抑えたい方には向いています。
都心に出る日数が少ない方は1泊ずつ泊まる方法もありますが、長期滞在プランがお得です。
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。現在、定額制の居住サービスを利用して全国で多拠点生活中。