デザイン学入門
1K(20.03㎡)
賃貸アパートワンルームのお部屋。空間に区切りも無いせいで、日々の暮らしの中でどうしてもごちゃごちゃして、週末になって片付けて、を繰り返している方へ。
ヒュッゲとはデンマーク語でほっとくつろげる心地よい時間、またそこから自然と生まれる幸福感や充実感を示す言葉です。そんな暮らしを楽しむ気持ちがギュッと詰まったお部屋を紹介します。
text & photo : Tsubottlee
普段は会社員として働かれているKahoさん。お部屋が仕事終わり、心落ち着く空間になるように、普段からお部屋の使い方は意識されているとのこと。
「お部屋が散らかっていると、気になってしまって中々落ち着けません。整った空間を意識して、空間をざっくりとでも食事をするところ、寝るところ、休みところなどゾーニングをしてものが混在しないようにしています。」
とにかく間取り以上に、空間が広く感じられたのは、ゾーニングされた空間の境目にものが置かれず、余白で仕切られていたからだと感じました。
しっかり用途が分かれていると、部屋の中でモノが見つからないとか、気分の切り替えが出来ないなんてことも、スペースを意識するだけで解決出来るのかもしれません。
お部屋を見ているとファブリックやウッドメインのものが多く、逆にプラスチック製品がほとんど見当たりません。もの選びからこだわり、手作りの温度感あるものが置かれることで部屋に暖かみを感じさせます。
「意識的にプラスチック製品を置かないようにしています。どうしても空間として冷たかったり、安っぽかったりする印象を与えてしまうので。」
素材にこだわることでお部屋としても、統一感のある空間になるんですね。
お伺いしたお昼頃の時間は電気なしでも、とっても明るいお部屋。お部屋の中でも、最も大きな窓からは、外からたくさんの光が入り込んでいました。
「光が入るのを遮らないよう、窓の前には基本的に、何も置かないようにしています。」
お部屋には、植物の色合いも。モンステラはお気に入りのアイテムの1つだそう。
「植物は生きているものを置くようにしています。グリーンも生花も、成長していく姿に愛情が和湧きますね。」
こうした植物の生命力も、どこかお部屋にエネルギーや暖かさをくれるのだと感じます。
いつでも心に余裕を保つため。家での時間は自分のために、好きなことを楽しめるように意識されているというKahoさん。ものを闇雲に集めるのではなく、大切にしていきたいものを素材から、愛着を持って長く使えるように揃えられているのが印象的でした。
こうしてみるとヒュッゲな生活に必要なことは、何気ない日常の中で、一つ一つを大切にして生活していくことなのかもしれません。どんな場所でも大切なことをまた一つ見つけられたお部屋でした。
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Tsubottlee(つぼとる)
Tsubottlee(つぼとる)
福岡県出身。アメリカはポートランドで写真を始め、京都・東京・福岡を中心に全国へ素敵な住まいと人の物語を記録と記憶に残しながら旅をする写真家。あなたのお住まいにもぜひ。コーヒー、ビール、美味しいご飯があれば、どんな場所でも幸せに暮らせるタイプです。
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