デザイン学入門
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お花のある暮らしを、もっと楽しもう。岡山県倉敷市にあるドライフラワー専門店「土と風の植物園」さんと一緒に贈る連載。第4回目は目にも鮮やかで涼し気な「枝物のある暮らし」についてご紹介します。
text : ASAKO SAKURAI
グリーンの色が爽やかな枝物の植物。「鉢植えは育てるのも大変で、ハードルが高い……」。そんな方でも、観葉植物を飾るような感覚で飾ることができるので、この季節おすすめの植物です。
切り花と違い、枝ごとに様々な個性があるため、花瓶に一本挿すだけで空間全体がおしゃれに変わります。さらにフラワーベースの中の水と、グリーンの葉の相性も良く、涼し気な印象を与えてくれます。
初夏が旬の枝物。この季節、特におすすめの枝物をご紹介します。
枝物は、切り花に比べて水が揚がりにくいのが特徴です。そのため、切った枝の根もとの断面を増やし、水を吸える部分を増やすことで長持ちさせることができるようになります。
また切り花に比べると、枝物はじわじわと水をよく吸うため、たくさんの水を必要とします。特に複数本を一度に飾る場合は、水の減りが早くなるので、こまめに水を変えたり、たっぷりと水を入れたほうが良いでしょう。
水に浸かることで色が変わったところをカットし上記の方法で水揚げし、頻繁に切り戻しをした方がより元気な状態を維持できるようになります。
そんなフラワーベースを探すときに知っておきたいポイントは、安定感があり、底が広めで、重さがある、ということ。
重さに関しては、水を多めに入れることでカバーすることはできますが、倒れてしまうことのないよう、枝の長さに対して3分の1程度大きさのあるほうが、安定感があり、飾りやすくなるためおすすめです。
枝物は高さや大きさがややあるため、室内でもう少し手軽にグリーンを感じたいという方におすすめなのは、グリーンメインで束ねられたスワッグを飾ること。ドライになる過程を愉しめる葉物をご紹介します。
長持ちしやすい枝物ですが、種類やドライにする前の状態によって、ドライになりやすかったり、そうでなかったりとさまざま。是非試行錯誤しながら、いろいろと試してみても面白そうです。
比較的ドライになりやすい、枝物も最後にご紹介しましょう。
土と風の植物園
スワッグ・ドライフラワーのある暮らしを提案するオンラインショップ。倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作したドライフラワーを販売。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。
HP:https://tsuchikaze.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/tsuchikaze_official/?hl=ja
櫻井朝子
三宅朝子
goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。最近リノベマンションに引っ越したばかりなので、街だけでなく、室内の住環境を整えていくことにも興味津々。部屋中無印。