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新しい”暮らしの習慣”を。お花のある生活、一緒にはじめませんか

お花のある生活、はじめませんか Vol.01

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新しい”暮らしの習慣”を。お花のある生活、一緒にはじめませんか

お花屋さんでお花を買うこと、飾ること、アレンジしてみること。お花を生活に取り入れる、といっても様々な手法がありますよね。初心者の方でも取り入れやすい「お花のある生活」にまつわる情報をお届けする連載が、本日よりスタートします。

text : ASAKO SAKURAI

部屋の中で過ごす時間が長くなってきていることによって、インテリアを新調したり、料理の腕を磨くことに精を出されている方は、とても多いと思います。

中でも「お花を生活に取り入れる」ということは、室内でも手軽に自然の力を感じられ、お部屋の中で過ごす時間を豊かにしてくれることのひとつ。

でも、「手入れが難しそう」「どんなお花を選べばいいか分からない」という悩みって、いつまでたっても尽きることがありません。

お花を飾る暮らしを始めてみて気づいたこと

わたしの”お花のある生活歴”は、約3年ほど。今でこそお花屋さんに足を運ぶことを「楽しい」と思えるようになりましたが、初めて行ったときは、とても緊張しました。花の種類を知らないこと、花一つ一つの旬の時期や育て方を知らない状態でプロの前に出向くことに、少し負い目を感じていたのだと思います。

そんなわたしも、少しずつお花を生活に取り入れ始めたことによって、様々な良いことがありました。つぼみから大きな花を咲かせる瞬間に立ち会った時は思わず涙をしてしまったこともありますし、初めて買った生の状態のスワッグの香りが、疲れて帰ってきた心を何度癒してくれたことか……。

春の始まりに、ミモザを買ってきてただ花瓶に入れただけ。それだけで毎日部屋の中で気持ちよく過ごせるようになりました。

春の始まりに、ミモザを買ってきてただ花瓶に入れただけ。それだけで毎日部屋の中で気持ちよく過ごせるようになりました。

今では自分で買ってきたお花をドライにして、リースやスワッグを作る楽しさも感じ始めています。

今では自分で買ってきたお花をドライにして、リースやスワッグを作る楽しさも感じ始めています。

そんなとき、Instagramでとあるお花の専門店のアカウントと出会いました。それが今回ご紹介する「土と風の植物園」です。店主、山崎由佳さんに「お花のある暮らしの始めた方」について、お話を伺いました。

生活に取り入れやすい、お手入れ不要のドライフラワーを

「土と風の植物園」は岡山県倉敷市にある、ドライフラワーやスワッグを専門に取り扱っているオンラインショップです。

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仕入れた花の状態を見極め、綺麗に咲くよう処理や管理をし、最適な状態になったものをドライに仕上げます。

ほかにも、ドライフラワーを束ねてスワッグにしたものや、そのために必要な道具、花器などの販売も行っていて、関東圏だけでなく全国のお客様へ日々商品をお届けしています。

ほかにも、ドライフラワーを束ねてスワッグにしたものや、そのために必要な道具、花器などの販売も行っていて、関東圏だけでなく全国のお客様へ日々商品をお届けしています。

店主の山崎さんは、岡山県の西部に位置する井原市のご出身。現在は土と風の植物園で、花の仕入れから管理・企画・発送・SNSへの発信など、その業務は多岐にわたります。

でもなぜあえて生花ではなく「ドライフラワー」にこだわっているのでしょうか。

山崎さん「一番大切にしている想いは、”初心者の方にもっと気軽に、生活の中にお花を取り入れてほしい”ということです。水換えが大変、お世話が面倒くさそう、枯らしたら怖い……。花に苦手意識を持っている方から、そんな声をたくさん聞いてきました。でもそういう方にとって、ドライフラワーはとても取り扱いやすいものなんですよ」


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現在取り扱っているお花の種類は100種ほど。ドライフラワーであるため、旬のものでなくとも販売できる商品も多いけれども、やはり時間が経つほどサイズダウンしたり、色味が劣化したりすることもあるため、できるだけ旬のものを届けられるよう、工夫をされているそうです。

インテリアとして楽しむ、新しいお花の取り入れ方

山崎さんに、かつてのわたしのようなお花初心者の方に向けてこんなアドバイスをいただきました。

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山崎さん「よく、『素敵な花瓶を持っていないから、花を買うことを躊躇してしまう』という声を聞きます。でもわたしは花瓶でなくとも、食品が入っていた空き瓶やマグカップでもいいから、まず飾ってみよう、とお伝えしたいんです。100均でなんとなく気に入ったものを買ってくる、でもいいと思います。

またスワッグの販売に力を入れているのも、同じ理由です。スワッグだと、ただ置いているだけでサマになるので、賃貸物件に住んでいて壁に穴を開けられないという方にもおすすめです。突っ張り棒やハンガーラックなどにそっと吊るしておくだけで、手軽にお花を飾ることができますから。

そんな風に、『植物を育てる』というたいそうなことではなく、インテリアの一つとして、まずは取り入れてもらえたらうれしいなぁと思っています」

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今年4月からは花器とお花をセットにして発送する”定期便”を開始されたり、今後は自分でお花を選べないという方に向けてのアソートセットなどを販売する予定だったりと、より気軽に花を取り入れやすくなるようなサービスを始められるということなので、こちらもとても楽しみですね。

土と風の植物園さんとの連載を始めます

今回いろいろとお話を伺った、土と風の植物園の山崎さん。そんな山崎さんのご協力のもと本日よりgoodroom journalでは「お花のある生活」を少しでも身近に感じていただけるための連載をスタートすることになりました。

山崎さん「お花を部屋に飾ることで『綺麗だな』と思ってもらえることはもちろん、『楽しいな』と思ってもらえる情報をお届けできたらいいですね。生花をドライにすると、こんな変化があるんだ、とか、これまで枯れたら捨ててしまっていた花を束ねてスワッグにすれば、2度うれしいんだ、とか。

そういう風に花を取り入れること、飾ることへの楽しさを、この連載でお伝えしていけたらうれしいです」

これから隔週土曜日を目安に、土と風の植物園さんの力をお借りしながら、様々な切り口からお花を飾ることへの楽しさをお伝えしていければと思います。

自宅の中で楽しめる、お花のある生活。皆さんもいっしょに、はじめてみませんか。

土と風の植物園

スワッグ・ドライフラワーのある暮らしを提案するオンラインショップ。倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作したドライフラワーを販売。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。
HP:https://tsuchikaze.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/tsuchikaze_official/?hl=ja

三宅

櫻井朝子

三宅朝子

goodroom journal 編集部所属。ライター、バーのママなど、いろんなことをしています。行ったことのない街に降り立つととにかく興奮する、街歩き大好き人間。最近リノベマンションに引っ越したばかりなので、街だけでなく、室内の住環境を整えていくことにも興味津々。部屋中無印。

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