家族みんなの「嬉しい」が詰まっている、泉北城山台二丁団地のリニューアル住戸を訪問
自然豊かで駅前も充実し、暮らしやすい環境にあるUR賃貸住宅「泉北城山台二丁団地」。ここに、細かい部分にまでとことんこだわったリノベーション住戸が登場しました。家族ひとりひとりの「あったらいいな」を叶えるその内容を、見せてもらってきましたよ。…
広くゆったりした部屋で、のんびり暮らしたい。予算はそこまでないけれど、そんな風に考えている方におすすめしたい団地があります。緑豊かな環境を満喫でき、住民同士のコミュニティ活動も盛んな、「鈴の宮団地」を紹介します。
text : Miha Tamura / photo : Yumiko Inoue / 提供 : UR賃貸住宅
今回ご紹介するのは、泉北高速鉄道で中百舌鳥のひとつお隣「深井駅」からバスで約10分の場所にある「鈴の宮団地」。泉北高速鉄道は南海電鉄との相互直通運転を行なっているため、深井から難波まで乗り換えなしで約20分で到着します。毎日の通勤には、中百舌鳥駅で始発の御堂筋線に乗り換えるのも便利。大阪都心へのアクセスもなかなか良好なエリアです。
バスは団地の前を通って、泉北高速鉄道の「深井駅」とJR阪和線の「津久野駅」とを繋いでいます。つまり、津久野駅へのダブルアクセスも可能なので、通勤の選択肢はさらに広がります。
自転車で5分ほどの距離にはスーパーやTSUTAYAなど商業施設が集まるエリアもあり、もちろん保育園、幼稚園、小中学校や、公園も近所にたくさん立地しています。
バスは駅から10分で団地の目の前に到着。雨の日にもほとんど濡れずにアクセスできるのは嬉しいです。自転車でも平坦な道で15分ほどの距離なので、それでこれだけ静かでのんびりした環境が手に入るなら、選ぶ価値はあるなと感じました。今まで「駅まで徒歩10分以内」にチェックを入れてお部屋探しをしていた人にも、ちょっと目を向けてもらいたいところ。
「他の団地ではあまり見られないんですが、果実のなる木がたくさん植えられていることも、ここ鈴の宮団地の特徴なんです」
と教えてもらって、思わず木を見上げます。
駅から少し距離があることもあって、家賃は比較的安くおさえられている鈴の宮団地。その分、広いお部屋を選んでゆったりと暮らす、というのが良いかもしれません。
リノベーションが完成した、2LDKのお部屋を見せていただきました。
見せていただいたのは63.9㎡の2LDK。3DKをリノベーションしていて、元々のつくりもゆったりとしているため、それぞれのお部屋が広く、使いやすい間取りになっています。
いやはや、こんなにたくさん窓があるお部屋って、珍しいです。
たくさんの街路樹、それに公園に囲まれている団地なので、窓からは当然、緑がたくさん目に入ってきます。風が気持ちよく抜け、光がたくさん入ってくるお部屋。ここでなら気持ちよく暮らせそうだなぁと、羨ましくなってしまいました。
鈴の宮団地をおすすめしたい理由はもうひとつ。
団地敷地内の集会所を利用して、地域住民の方が集まるコミュニケーションの場が作られているんです。
もともと、この地域に住むお年寄りたちの憩いの場を作ったり、子どもたちの通学の見守り活動などを行っていた福原さんたち。UR都市機構からの依頼を受けて、月に4回、鈴の宮団地の集会所を使って「りんりんカフェ」を開くことになりました。
開催日はおもに土曜日の午前中、参加費は100円で、飲み物とトースト、お菓子がふるまわれます。子どもたちとお年寄りが集会所に集まって、宿題をみてもらったり、囲碁や将棋、麻雀を教えてもらったり。福原さんたちボランティアの皆さんが主体となって始まった、住民同士のコミュニケーションの場です。
11月3日には、「りんりん収穫祭」も開かれます。この日はいつものメニューに加えて鈴の宮団地で収穫した柿を使ったデザートがふるまわれたり、「コッカラ体操」やビンゴゲーム、フリーマーケットに野菜販売など、様々なイベントが行われるのだとか。
「ここに住んでよかったな、と思えるような企画をたくさんやっていきたいですね」と終始笑顔でお話ししてくださった福原さん。住民の方が自発的にこうしたコミュニケーションの場を作ってくださるのは、とても心強いこと。
取材に行った日も、敷地内や周囲の公園で学校帰りの子どもたちが楽しそうに遊んでいた鈴の宮団地。家族以外に、見守ってくれる人たちが身近にいることが感じられ、「地域で子育て」を実現していける場所だなと思います。
緑に囲まれた場所で、安心できるコミュニティのある暮らし。
きっと家族の誰もがのびのびとした気持ちで日々を過ごせる環境が、ここに待ってます。
田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。