「のりしろがあるね」 横浜市港北区 大倉山

どれぐらい自然が多いかは、写真で説明したほうが伝わりやすいでしょう。駅のすぐ近くにある坂道を上っていくと……。

美しい梅林があることで知られる〈大倉山公園〉に到着。ベンチや東屋が設置されていて、地域住民の憩いの場となっています。

園内の一番の見所は〈大倉山記念館〉でしょう。実業家であり教育者でもあった大倉邦彦さんが研究所として使っていた施設で、現在ではギャラリーやコンサートなどに利用されています。

また、駅から少し離れた場所に〈師岡熊野神社〉という御宮があって、周辺が緑地として整備されています。うーん、思わず深呼吸したくなりますねえ。

まずは東口方面に続くレモンロードから。名前がかわいいですね。

病院や薬局、クリーニング屋、銀行、エステやスポーツジムなどが点在していて、非常に暮らしやすそうです。

レモン色の花屋もあります。

フォントがかわいい郵便局。

面白そうなお店を見つけました。夜のみ営業している食堂で、オムライスやハムカツなど懐かしいメニューを楽しめるとのこと。ここはぜひ一度は立ち寄ってみたいですね。

どんどん歩いていくと、ビジネス街のような雰囲気に（なんとなく横浜っぽいな～と思いました）。

さらに歩みを進めると綱島街道に差し掛かります。ここを右手に進むと……

港北区総合庁舎があります。暮らしやすさポイント急上昇です。

ここでグルっと方向転換して、もう少し綱島街道を散策してみましょう。

めちゃくちゃレトロな……これはなんのお店なのかな？（スナックでした）

ユニークなカレー屋を発見。いくつか店舗があるようで、大倉山では主に土曜日に営業しているようですね。

坂を上っていくと。最初の方で紹介した師岡熊野神社があります。1300年近い歴史を有する御宮で、〈横浜北部の総鎮守〉とされています。周辺はとても静かで、神聖な空気が漂っていました。

御社紋（神社の紋章）は八咫烏（やたがらす。神の使いとされている三本脚のカラス）。日本サッカー協会のエンブレムと同じということで、多くのサッカーファンが勝利祈願に訪れているとか。

駅まで戻ってきました。続いて西口方面のエルム通りを歩いてみましょう。アテネの町並みをお手本にした商店街で、店舗の外観を統一し、電柱を地中化するなど、町の美観にとことんこだわっています。

「なぜギリシャ？」と思って調べたところ、町のシンボルの大倉山記念館がギリシャ様式（厳密にいうとギリシャ以前のプレ・ヘレニズム様式）だったことに因んでいるそう。

Y!mobileも町に溶け込んでいます。

白洋舎に至っては（最初からこういう意匠だったのでは？）と思うほど馴染んでいます。

ある程度進むと、普通の住宅街という雰囲気に。このまま真っ直ぐ行くと鶴見川に到着します。

掲示板が隅まで活用されていて（いい町だな～）と感じました。ちなみに〈太尾〉はこのエリアの昔の呼び方です。

最後に、坂の上からパシャリ。