TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
お部屋探しの際、方角を確認する方、多いと思います。なんとなく「南向き」なら安心、と思っているけど、他の方角ってやっぱり避けたほうがいいの?メリットとデメリットをまとめました。
text : Miha Tamura (初出:2019年3月)
同じ建物の中で比較すれば、南向きにある部屋の一番のメリットは「1年を通して日照時間がもっとも長い」ことです。
ただし、気をつけるべきことは、「南向き=日当たりが良い部屋」とは限らないということ。
周囲の建物に日差しを遮られてしまう場合もありますし、窓の数や位置によっては、南向きでも風通しが悪くカビが発生しやすい部屋もあります。「日当たり最優先」という方は、方角だけでなく、眺望、建物の位置関係、風通しもチェックすることが重要です。
また、日本では「南向き」の部屋はとても人気が高いので、他の方角の部屋より家賃が高く設定されていることも多いです。
「日中、ほとんど家にいない」というライフスタイルの方、洗濯物は浴室乾燥など室内干しで十分という方などは、必ずしも「南向き」を選ぶ必要はないかもしれません。
・季節を問わず、部屋に光がよく入り、暖かく、洗濯物がよく乾く
・真夏の日差しは太陽が高いため直接差し込まない
・冬は太陽が低く部屋の奥まで光が差し込む
・夏の日中は気温が上がりやすい
・他の方角に比べると家賃は高く設定されることが多い
・フローリング、家具、本などが日焼けしやすい
・日中、家にいることが多い方
・太陽の光で洗濯物を乾かしたい方
・冬、暖かく過ごしたい方
日中は外で働いているため、日当たりの良さは朝だけで十分、という方には、東向きのお部屋もおすすめです。
特にひとり暮らしのワンルームなら、朝はしっかり奥まで光が届いて十分に明るいお部屋で目覚めることができます。
朝日の力ですっきり目覚めることで、体内リズムを調整できるかもしれません。
・日の出の時間から明るく、活動のスイッチが入りやすい
・午後には光が当たらなくなる
・冬の午後は暗くなる時間が早く、寒い
・朝早く起き、日中は外で働いている方
午前中は間接光で明るく、午後になると日差しが入ってくる西向きの部屋は、年間を通して暖かい部屋です。
特に冬は午後からの日差しで部屋があたたかく、過ごしやすいお部屋になります。
逆にいうと、夏の西日はかなり強烈に熱をもたらしますので、遮熱カーテンの設置など対策が必要になるでしょう。
・午後に光がよく入り、あたたかい
・冬のエアコン代が節約できる
・夏は厳しい暑さに
・午後から活動開始する方
・とにかく寒がりな方
北向きは、年間を通して直射日光の入りにくいお部屋です。
カビなどに注意する必要がありますが、風通しに気をつければ問題ないお部屋もあります。
特に、部屋に帰るのは夜、ということが多い方にとっては、家賃が低めに設定されていること、夏のエアコン代を節約できることなどから、意外とおすすめです。
・直射日光が入らないため、家具や本が痛みにくい
・夏、室温が上がりにくい
・高所からは順光のため眺望がよく、桜並木なども綺麗に見える
・日当たりが悪く洗濯物は乾きづらい
・湿気対策が必要
今までなんとなく「南向き」にチェックを入れて部屋探しをしていた方。
自分のライフスタイルに合わせて、他の方角も候補に入れてみると、意外と良い部屋、見つかるかもしれませんよ。
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田村美葉
田村美葉
goodroom journal編集部所属。インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。
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