デザイン学入門
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グッドルーム錦糸町PARCOより、お店で買うことができる「ちょっと便利な日用品」をご紹介していきます。今回は、自分好みにパーツをカスタマイズして収納が作れる、従来の発想を越えた突っ張り棒が登場です。
text : Ai Fukuda from グッドルーム錦糸町PARCO
お部屋の中を見渡すと、デッドスペースって意外に多いですよね。玄関の脇やソファの横、トイレや洗濯機の上……
ただ、ここに収納をつくりたいと思っても、壁に穴を空けられないのが賃貸のお部屋の難点。
そんな時活躍してくれるのが、突っ張り棒のトップシェアメーカーである平安伸銅工業とクリエイティブユニットTENTのコラボレーションにより生まれた「DRAW A LINE」シリーズ。壁に穴を開ける事無く、縦にも横にも手軽に設置できるのはもちろん、トレイ、フックといった様々なパーツを組み合わせることで自在に収納スペースを作れる優れもの。これが突っ張り棒?と思ってしまうような、高級感あるデザインにも注目です。
早速、いろんな組み合わせを試してみました。まずはシューズラック+トレイ+フックの組み合わせです。
支えは天井と床のみのため、初めは重い物をかけるのに少し心配がありました。しかし、耐荷重は10kg、テンションロッドはネジを貫通させるスクリューロック方式でしっかりと固定できるため、その点も問題ありませんでした。10kgというと、靴を2足ずつ、例えば鞄を1つずつ、ジャケットを1着ずつなども十分にかけることができる程。これなら、2人暮らしの玄関にもぴったりですね。シューズラックの耐荷重は1kg、フックは2kgなので革靴や仕事用鞄など少し重たいものでも安心です。
個人的に便利だなと思ったパーツは、縁のあるトレイ。縁の深さが5cmあるので、鍵やカードケースなど細々した物も落ちる心配がありません。玄関に小物収納がない賃貸のお部屋の場合、家を出る時になって鍵をどこにやったかな……と焦る時もありますが、これで鍵の置き場所問題も解決ですね。
続いて木製トレイ+フックの組み合わせ。
ソファやベッドの横に突っ張れば、木製トレイがサイドテーブルに早変わり。トレイは直径23cm、組み立て後でも全体の横幅は28cm程度におさまるので、こういったお部屋のデットスペースにぴったりです。マットな粉体塗装と真鍮のデザインも、とても突っ張り棒とは思えないシックな雰囲気で、非常にセンスよくお部屋を飾ることができました。
トイレなど壁の横幅が狭い空間には、横タイプもおすすめです。シェルフは幅40cm、奥行23cmあるので、トイレットペーパー2つと芳香剤なども十分におけますよ。テンションロッドの幅は最大190cmまで伸ばせるので、シェルフを2つ並べて使うことも可能です。
ちなみに、壁を傷つけないというのが嬉しいポイントではありますが、強度が気になる方はホッチキスやネジで先端を壁に固定することも可能です。石膏ボードに取り付ける場合はホッチキス、ベニヤ板の場合は付属のネジで固定できます。
・本体の表面には粉体塗装が施されており、つよく擦ると傷がつく場合があります。素材自体が持つ味わいとしてお楽しみください。
・先端を壁に固定する場合、コンクリートには固定できません。
デッドスペースを自分好みに活用できる上に、お部屋の雰囲気も素敵に変えてくれるDRAW A LINE。
様々なアイディアで、自分らしくお楽しみくださいね。
※グッドルーム錦糸町PARCOは現在シェアオフィスとして営業しています
福田 愛
福田 愛
グッドルーム錦糸町PARCO店スタッフです。縁側のある日本建築と音楽が心の寄りどころ。最近は70年代のロマンティックなポップミュージックをBGMにして過ごしています。