デザイン学入門
1K(20.03㎡)
建築や家具、インテリアを扱うデザインスクールに通う奥平眞司さん。
将来、家具づくりの仕事につくことを考えながら、自分の住む部屋も大胆なDIYで組み立てています。小さなワンルームの中にある、驚くほどたくさんの工夫と仕掛けを拝見してきました。
text : Miha Tamura / photo : Takuya
築30年のアパートの1階。角部屋で二面に窓があり、31平米という広さが決め手となったというこちらのお部屋は、もともと自分自身でDIYをする予定で借りました。
釘を使わずに柱や壁をたてられるディアウォールを使っているため、賃貸でも原状回復は可能。また、新しいアイディアが生まれたらすぐに変更ができるところもポイントで、2年暮らしている間にも、レイアウトはどんどん変わっているんだとか。
「2週間に1度は模様替えをしていますね。こうしたい、と思ったことをどんどん試していっています」
奥平さんのお部屋で印象的だったのは、既製品の「収納家具」がほとんど置かれていないということ。それなのに、部屋がすっきりして見えるワケは、収納したいものに合わせて自分でそれを収める場所をうまく作っているから。
自分で料理動画を撮影しネットにアップしているほど、料理好きの奥平さん。道具も、食材もたくさん揃うキッチンには、特に収納の工夫がたくさんあります。
日当たりの良い特等席に作られたデスクスペースは、部屋の中でも特に気に入っている場所。柱と壁で区切ることによって、仕切りのないワンルームの部屋の中でも、ちょっと集中できる書斎のようなスペースになりました。
DIY以外の家具の多くは、どれも歴史を感じる風合いが魅力的なヴィンテージのもの。お聞きすると、トレジャーファクトリーやセカンドストリートなど、よく名前を聞くリサイクルショップで見つけてきたものが多いとのことで、ちょっと驚きです。
木や、アイアンを使ったDIYのアイテムと、ヴィンテージの家具をうまく組み合わせて、自分オリジナルのスタイルを作られている奥平さんのお部屋。
次々に湧いてくるアイディアがどんどん採用されていくワンルーム、これからの変化も楽しみです。
奥平さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/okudaira.m/
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。