TOMOS いつものやつで
1R(17.15㎡)
整理収納アドバイザー、小林由未子さんのご自宅は、木造アパートの2階。畳や砂壁の残る、昔ながらの和室ですが、必要なものは最低限に、隅々まで整理整頓の行き届いた部屋は、驚くほど居心地のよい空間でした。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai
中央線沿線でひとり暮らしをしている小林さん。「都内で、最低限お風呂とトイレがあって、なるべく安いところ」を探して見つけたのは、畳に砂壁の昔ながらの和室。女性のひとり暮らしだったら、中身を見る前に敬遠してしまいそうですが、実際にお部屋にお伺いしてみると、なんとも「絶妙」な間取りに唸りました。
スッキリしているお部屋、とてもそうは思えませんが、じつは「掃除が嫌い」という小林さん。ソファは掃除の手間が面倒であまり好きではなく、「床で暮らせる部屋がいい」と思っていたそう。そこに畳のお部屋はぴったり。座椅子に冬はコタツにもなる座卓があれば、食卓も、仕事のデスクも兼ねてくれます。
部屋にある家具はほかに、テレビボードと、キッチンにある棚ぐらい。最初はテレビもなく、テレビボードも置いていなかったそうですが、友人に譲られたのをきっかけに購入。「家具は、困ってから買うようにしているんです」とのこと。
ちなみに、「ないとやっぱり困った」ものは、洗濯機、それにカーテン。風邪で昼間に寝込んだ時にまぶしすぎて困ったということで、そこまで陽当たりが良いのって逆に羨ましい。
すっきり整っているキッチンも、ひとつひとつの道具がきちんと吟味して選ばれています。思わず、「これ、いいですね〜」とお聞きすると、それぞれ選んだ理由を教えてくださいました。
「ホコリがたまりやすい雑貨とかは、なるべく我慢しておかないようにしているんです」という小林さん。もうひとつのポイントは、家具以外のほとんどすべてのものが、全く床に置かれておらず、「空中に浮いている」こと。
どういうことかって、こちらをご覧ください。
嫌いな掃除が、できるだけ手間にならないように、いろんな工夫がたくさんある小林さんのお部屋。その結果、隅々まで美しく整った居心地のよいお部屋が完成するって、素敵な話だなぁと思いました。同じく掃除が得意でない私は、すっかり勇気をもらって帰ってきました。まずは100均に行って、フックとつっぱり棒を買うところからスタートですね。
小林由未子さんのHP、ブログ、Instagramアカウントはこちら
http://chigayado.jp/
https://chigayado.exblog.jp/
https://www.instagram.com/chigayado_room/
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田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。