デザイン学入門
1K(20.03㎡)
いつか住みたい、理想のキッチンを探して。暮らしの達人の楽しいキッチンのあるお部屋をたずねます。
今回は、ワンルームに暮らすインテリアプランナー伊藤愛子さんのご自宅を訪問。どこもかしこも素敵なお部屋と、工夫のつまった小さなキッチンで用意された食卓にうっとりしました。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai
多摩川を眼下にのぞむ、ロフト付きワンルーム。お部屋をたずねると、コンクリートの壁に黒い家具が映える、スタイリッシュな空間が広がっていました。
お部屋の主は、インテリアプランナーの伊藤愛子さん。
このお部屋には引っ越してきてから3年ほど。「天井が高く、ベランダが広い部屋」を希望して探していて、ひと目見てここが気に入ったのだそう。遮るもののない大きな窓はじつは北向き。そのおかげでカーテンを開けっぱなしにでき、とても広く感じますが、お部屋の広さ自体は約8畳。大きなソファも、背の高い家具もあるのに、全体がセンスよくまとまっているため狭く感じさせないテクニックもさすがです。
玄関側には小さなキッチン。料理をするときの工夫についてお伺いしていたら、「せっかくですから、何か作りましょうか?」と手料理をふるまっていただけることになりました。ありがとうございます!
小さなキッチンでもごちゃごちゃして見えないのは、選ぶキッチンツールのデザインにもこだわっているから。よく見ると、ほとんどのツールがシルバーやモノトーン、それに木の素材のものが選ばれています。
小さなスペースでも手際よく作業するため、伊藤さんは「毎食、食べきる分だけを作ります」とのこと。スキレットや木のまな板も小さなものを選んでいるので省スペース。材料が少なければその分時間も短くてすみます。
愛用の LODGE のスキレットは、食卓に運んでそのまま取り分けてもOK。ひとつ2役活躍するものを使えば、洗う手間も、置き場所も少なくてすみます。
伊藤さんのお部屋でもうひとつ、気になったのが、 BO CONCEPT で購入したというダイニングテーブル。なんと、テーブルの高さを変えてローテーブルとしても使える上、天板を広げれば2倍の大きさに!お友達を呼んでよくパーティーをするという伊藤さん、このテーブルのおかげで大人数集まっても大丈夫。
伊藤さんちの素敵なテーブルでブランチをいただきながら感じたのは、ひとつひとつ家具やツールをこだわって選ぶことの大切さ。小さなワンルームの部屋でも、こんな風にひとりのときも大人数でも毎日の食事が楽しめる、素敵な食卓が作れるんだなと感動しました。
伊藤愛子さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/studio_schon/
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