single.php

「お揃い」が似合うカップルの、こだわりインテリアの部屋

TOMOS people Vol.25

シェア
「お揃い」が似合うカップルの、こだわりインテリアの部屋

写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。
今回は、初めてのふたり暮らしを始められた仲良しカップルの部屋を訪問。好きな作家さんの作品がこだわって買った家具が並ぶ、楽しく素敵なインテリアが魅力的でした。
(編集部)

text & photo : Ken OHYAMA

plan

「前はふたりとも問題を抱えていたんです。ここ、すごく気に入ってます」とおっしゃる琢志さん。「問題」とはもちろん部屋の話。「ふたり」とは一緒に暮らしている愛さんのこと。今回おじゃましたのはこのおふたりのお家。未婚のカップルふたり暮らしを取材するのってはじめてだ。

琢志さんと愛さん。すてきなカップル。

琢志さんと愛さん。すてきなカップル。

おもしろい間取り

マンションの4階にあるこの部屋、すばらしくすてきでおもしろかった。なにがおもしろいって、この間取りだ。もともとおのおの仕切られていた壁をリノベの際にとっぱらってこうなった。リビング・ダイニング・キッチンが一直線に。両側に窓があって、明るい。

リビングからダイニングごしにキッチン方向を。ざっくばらんに置かれたバンカーズボックスがかっこいい。

リビングからダイニングごしにキッチン方向を。ざっくばらんに置かれたバンカーズボックスがかっこいい。

ボックスの上、壁に貼られているのは「みさきちゃん」からの絵手紙。琢志さんの職業は保育士さん。ほほえましい。

ボックスの上、壁に貼られているのは「みさきちゃん」からの絵手紙。琢志さんの職業は保育士さん。ほほえましい。

琢志さんと愛さん。すてきなカップル。ダイニングからリビングの方を見たところ。

ダイニングからリビングの方を見たところ。

寝室や浴室などはこの並びと平行する形で区分けされている。すごくいい間取り。

寝室や浴室などはこの並びと平行する形で区分けされている。すごくいい間取り。

寝室も明るくて広い。「4階に住むのはここがはじめてなんですが、眺めが良くて気に入っています」とのこと。

寝室も明るくて広い。「4階に住むのはここがはじめてなんですが、眺めが良くて気に入っています」とのこと。

「ここの梁が残っているのがかえってよかったです」と琢志さんがおっしゃるように、完全に一続きになっているわけではなくて、やんわり真ん中のダイニングが仕切られている。これがすごくいい。

やんわり仕切られたダイニング。残った梁とちょっとした壁のおかげで奥まって落ち着いた雰囲気に。

やんわり仕切られたダイニング。残った梁とちょっとした壁のおかげで奥まって落ち着いた雰囲気に。

リノベーションされたキッチンも使いやすそう

リノベーションされたキッチンも使いやすそう

すてきな「お揃い」

ご覧のように、とてもすてきな部屋。そしてお気づきのように、おふたりも黒で揃えたいでたちでかっこいい。きけば愛さんのご職業はアパレル業界とのこと。

「いろいろお揃いにしてます」玄関を見ると、靴も2組セットだ。

「いろいろお揃いにしてます」玄関を見ると、靴も2組セットだ。

キーケースもお揃い。

キーケースもお揃い。

同じデザインのものを2つ揃えるために、わざわざ京都まで出向いたこともあるという。かつて「ペアルック」ってちょっとはずかしい感じだったけれど、最近はやっているらしいと耳にしていた。しかし80年代のあのイタい感じを知っている身としては信じがたかった。でもおふたりを見てわかった。お揃い自体が問題なのではない。すてきなお揃いとそうでないお揃いがあるのだ。

さて冒頭の「ふたりとも問題を抱えていた」の話。以前それぞれに暮らしていた部屋はいろいろ難ありだったそうだ。そして一緒に暮らし始めたのはここが初めてとのこと。これをきいて、この部屋がすてきで本当に良かった、と思った。というのも、ふたりで暮らすのってそれだけでたいへんだから。世の中には部屋が駄目だったばかりに上手くいかなくなったカップルがたくさんいるのではないか。おふたりの仲良しっぷりを見て、goodroomよくやった! と思った。

自画自賛してしまった(ぼくはgoodroomの人ではないですが)。とはいえ当たり前だが、もちろん全部が全部部屋のおかげってわけではない。この部屋がいい場所になっているのは、おふたりがそうなるようにしたからだ。特に家具など置かれているもののすてきさにそれを感じた。

「リビングの中心はぜったいソファにしようと思ってました」と琢志さん。前から目を付けていたお気に入りのものを、引越を期に購入。

「リビングの中心はぜったいソファにしようと思ってました」と琢志さん。前から目を付けていたお気に入りのものを、引越を期に購入。気になる後ろのものは、自転車のスポークを利用してつくられたライト。

友人・知人にクリエイターが多いということで、そこここに作品がある。展示会で買ったり、オーダーしたりしたもの。そうやって手に入れた物って愛着が増しますよね。

つまり、ここには「てきとうに買った物」がないのだ。この部屋のすてきさのもとは、おそらくこの点にある。

ダイニングに置かれたこのイスも、展示会でオーダーしたロンドン在住のデザイナーの手によるもの。そして目を引いたのはその上の写真。

ダイニングに置かれたこのイスも、展示会でオーダーしたロンドン在住のデザイナーの手によるもの。そして目を引いたのはその上の写真。

で、上の壁の写真たち。おふたりが、お互いが写ったものを貼りあっている。これを見てふと思ったのは、ふたり暮らしの部屋とは、それそのものがいわば「お揃い」なのではないか、ということ。

ぼく自身、妻と結婚する前にしばらく一緒に暮らしていた。好きな人とはいえ、他人と同じ部屋で毎日生活するって、なんかふしぎな感じだなあ、と思ったものだ。これに類することって、ほかにあまりないような気がする。

ふたり暮らしの部屋は「ペアルック」だ。そう考えると、いろいろ納得できる。1年後ぐらいにもういちどおじゃまして、琢志さんと愛さんの「お揃いっぷり」の進化を見てみたいな、と思った。

毎回恒例の「集めているものを並べてもらう」は、くだんのダイニングの梁と壁にならべられたドライフラワーたち。以前から愛さんがやっていたもので、ふたり暮らしを始めてからは琢志さんも一緒につくっているという。

毎回恒例の「集めているものを並べてもらう」は、くだんのダイニングの梁と壁にならべられたドライフラワーたち。以前から愛さんがやっていたもので、ふたり暮らしを始めてからは琢志さんも一緒につくっているという。

これも恒例の「ねっころがってポートレイト」。ひとなつっこい琢志さんと、しじゅう笑顔の愛さんでした。

これも恒例の「ねっころがってポートレイト」。ひとなつっこい琢志さんと、しじゅう笑顔の愛さんでした。

★琢志さんより、お部屋のインテリアの購入先をご紹介いただきました!

ソファ:DWARF
http://dwarf-tokyo.com/

照明:pons bon design
https://store.pons-bon-design.com/

一人掛けソファsofu:DESPERADO
https://www.desperadoweb.net/

壁のクマ:アライユミさん
http://yumi-arai.com/

大山 顕

写真と文:大山 顕

“ヤバ景” フォトグラファー / ライター。1972年11月3日生まれ。住宅都市整理公団総裁。出版、テレビ出演、イベント主催などを行う。「”ヤバ景”って何?」「”総裁”っておおげさじゃない?」など各種ご興味がわいた方は OHYAMA Ken.com にいってみてください。
Twitter (@sohsai)Facebook

(最後にもう一度編集部から)
グッドルームのオリジナルリノベーション「TOMOS」のお部屋は、東京・大阪・名古屋・福岡で、毎月10~20部屋登場します。社員も気に入って住んでいる者が多い、無垢フローリングの居心地のよい空間を体験してみてくださいね。

>東京・神奈川・埼玉・千葉のTOMOSのお部屋一覧へ
>大阪・神戸・京都のTOMOSのお部屋一覧へ
>名古屋のTOMOSのお部屋一覧へ
>福岡のTOMOSのお部屋一覧へ

シェア
「お揃い」が似合うカップルの、こだわりインテリアの部屋
この記事を気に入ったら
いいね!しよう
twitterで購読

関連記事

#goodnews

「賃貸でもできる世界にたったひとつのお部屋づくり」トークショーに潜入

書籍「真上から見た 狭くて素敵な部屋カタログ」の出版記念トークショーが6/1(金)に開催されました!「賃貸でもできる世界にたったひとつのお部屋づくり」と題し、インテリア配置のコツから自分らしいお部屋の探し方まで、100部屋以上のお部屋を見てきた著者2名が語りました♪…

#goodnews

インテリアブック出版記念!「賃貸でもできる世界にたったひとつのお部屋づくり」トークショーを開催します

書籍「真上から見た 狭くて素敵な部屋カタログ」の出版を記念して、トークショーを6/1(金)19時より行います!100部屋以上のお部屋を見てきた著者2名が、賃貸でもできるお部屋作りについて語ります。お気軽にご参加ください♪…

TOMOS people Vol.27

飾るもののひとつひとつが、居心地の良さをつくっていく。木のぬくもりに包まれたふたり暮らしの部屋

写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。 今回は、インテリア関係のお仕事をしていらっしゃる林さんご夫妻のお部屋を訪問。キッチン、そしてリビングの大きな棚には、おふたりのお気に入りがたくさん。整っていて、暮らしやすい、とても快適そうな暖かいお部屋でした。 (編集部)…

TOMOS people Vol.21

好きなものに囲まれた明るいLDK。楽しいふたり暮らしの部屋

写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。 今回は、引越ししたばっかりの佐藤さんご夫妻の新居に訪問。じつはおふたりとも、とある有名作品の大ファンなのですが、このトップ写真からわかるでしょうか!? 明るいLDKにたくさん飾られたファングッズの数々、探してみてください。…

TOMOS people Vol.17

海辺のリゾートのような開放感を楽しむ部屋

写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、お部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。今回は、設計のお仕事をされている、女性おひとり暮らしのお部屋を訪問。開放的なワンルームを活かして、まるでリゾートみたいにゆったり寛いでいる姿が印象的!…

spacegray
main_copy
sub_copy
goodroom