TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
「いま、団地に暮らすってどんな感じなんだろう?」リアルに団地に暮らすひとびと、団地に関わるひとびとにお話を聞く連載「#団地の暮らし方」。
今回は、MUJI × URがコラボレーションしたリノベーションの団地に住む、plus9さんのお部屋を訪問。無駄のそぎ落とされたシンプルな空間を、とてもかっこよく使いこなしていらっしゃいました。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai
ひとり暮らし歴はもうすぐ20年目、というplus9さん。団地に住むのはこれが初めて。手数料などの安さに惹かれてURのサイトを見ていたとき、たまたまMUJIとのコラボレーションのこの部屋を見つけたそうです。
「なかなか賃貸でこの間取りってないんですよね。縦長のものばかりで。この広い空間がほしかったんです」
団地をねらって探していたわけではなかったplus9さんですが、住んでみたら環境の良さが気に入ったといいます。何棟も連なる大規模の団地ですが、棟と棟の間が離れているのでカーテンを開けていても目線は気になりません。敷地内に病院、スーパーもあり、緑もたくさんあります。
シンプルで、まっさらなハコ、という雰囲気の、無印良品によるリノベのお部屋。キッチンや洗面所の周りも収納はほぼなく、自分で考え、つくる必要があります。「自分でいろいろ選べるので、そこは楽しかったですね」とplus9さん。自分の暮らしにあう収納を工夫して少しずつ取り付けてきました。
部屋の中で一番お気に入り、と教えてもらったのはクローゼット。元々はハンガーパイプも扉も何もついていない、真四角のぽっかりとしたスペース。goodroom でも数々、リノベーションの部屋を見てきましたが、ここまで潔く住む人に委ねられたものって、たしかに他ではありえないかも。plus9さんによるカスタマイズで、部屋の顔になるようなかっこいいスペースができあがっています。
「団地」という規格の上で無駄を削ぎ落としたシンプルな空間を、自分らしく使いこなしているplus9さん。DIYの過程も載せていらっしゃるplus9さんのInstagramでは、その自分らしい暮らしを少しずつ作っていかれた様子がわかり、見ていてとてもワクワクします。これからさらにどんなカスタマイズが加えられていくのか、楽しみになるお部屋でした。
plus9さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/plus9_life/
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