デザイン学入門
1K(20.03㎡)
植物をうまく暮らしに取り入れ、楽しむヒントを探しに、暮らしの達人の部屋をたずねます。
今回おじゃましたのは、sakiyukaさんの部屋。ひとり暮らしの小さなワンルームでも、季節のグリーンをたくさん取り入れた、爽やかな空間が広がっていました。
text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai
都内にお勤めのsakiyukaさんのお部屋は、ひとり暮らし向けのセキュリティーがしっかりとしたワンルームマンション。白や、木の素材を活かしたナチュラルなインテリアの中に、たくさんのグリーンが生き生きと飾られている、気持ちのよい空間です。
よく見ると、お部屋のあちこちには流木があしらわれていたり、海を感じる小物がいっぱい。
「ダイビング雑誌の出版社で働いていたので、海へ行く機会が多かったんですよ」
グリーンとマリンスタイル、こうして組み合わせてみるとしっくり馴染みます。
よく行くグリーンショップは、品揃えが豊富で値段も手頃な、練馬のオザキフラワーパーク。意外に、100円ショップで気に入った子を見つけてくることもあるのだそう。
以前、花屋さんで働いていた経験もあり、現在は都内で働く傍ら、ウエディングフラワーのコーディネートアシスタントもされているというsakiyukaさん。観葉植物だけでなく、季節に応じた切り花を綺麗に飾るテクニックもさすがです。
sakiyuka さんに、切り花を上手に飾るポイントをお聞きしてみました。
器は、なるべく口がすぼまった種類のものを選ぶこと。ブーケを飾るときも、綺麗にまとまってくれます。「もらいもので、口が広がったものも持っているんですが、飾りやすさが全然違ってこればっかり使っています」
「お花によって、手入れの仕方はいろいろあるんですが…」と例として教えてくれたのは、切り口の断面を広くし、水を吸いやすくする方法。ナイフで表面を削るか、はさみで大きく斜めにカットしてあげるとよいのだそう。「ドウダンツツジなどの枝物は、こまめに水を替えたり、メンテナンスをすれば1ヶ月はもちますよ」
季節の植物いっぱいで、いつも爽やかな空気の流れるsakiyukaさんの部屋。「好き」という気持ちが、きちんと手入れしてあげることで植物にも伝わって、生き生きとした表情をみせてくれる。そんな気がしてきたのでした。
sakiyuka さんのブログとinstagramアカウントはこちら
http://ameblo.jp/pflapin/
https://www.instagram.com/sakiyuka/
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