小さなリノベ戸建で仲良し3人暮らし。ティールさんの部屋
写真家・ライターの大山顕さんに、ちょっとおもしろい撮り方で、無垢床リノベーション「TOMOS」のお部屋と住んでいる人の「平面図」を撮ってもらうシリーズ。 今回は、娘さんの誕生に合わせてTOMOSからTOMOSへとお引越しをされた、ティールさんの新居へ。好きな青色の服でおそろいコーディネート、仲良し家族の暮らしを拝見しました。…
今までなんとなく部屋探しをしてきたけれど、次は絶対におしゃれなところに住みたい。そんな決意をもって見つけたのは、リノベーション賃貸の部屋でした。引越してから2年が経ち、住んでみた感想をまとめます。
(text & photo : Miha Tamura)
goodroom に入社して直後にスタートした引越日記。そういえばそんなものも書いていたな……と思ったまま、引越はおろか、2年目の更新も終えてしまった今、いきなり再開をしようと思った理由は、引越の最中には夢中で気づかないところも多いメリット、デメリット、2年経った今だからこそわかることがあるなと感じたから。
新築よりお得に、おしゃれな部屋に住めるリノベーション賃貸、人気だけれど、実際住んでみてどうなの? という疑問にお答えしていきたいと思います。
初めてのひとり暮らしで住んだマンションは、玄関入ってすぐにキッチンと狭い廊下、居室に窓がひとつだけの、よくある20平米ほどの1Kの間取り。次に引っ越した先が角部屋でキッチン側にも窓があり、風が抜けてとても気持ちよかったことから、「二方向に風の抜ける窓がある間取りがいい!」というこだわりがありました。
そんな私にぴったりだったのが、古い団地やアパートに多い、2DKの間取り。リノベーションで、リビング側の部屋の壁を取っ払って、1LDKになっています。
南北に窓があって風が抜けるのは、古い建物ならではの間取り。
特に今の季節は毎日、窓を開けると気持ちのよい空気が入ってきて快適です。
ただ、通気性の良さは冬の寒さとトレードオフ……。古い建物はサッシが古いこともあり、結構寒い。1年目の冬は震えながら過ごしました。今は、長めのカーテンを二重につけて外気をシャットアウトするなどの方法をとっています。
前に住んでいた部屋では木目調のクッションフロア、木目調の建具、クリーム色のキッチンに真っ白の壁紙が気に入らず、独自の方法でカスタマイズをしていた私(コチラ)。
goodroom のオリジナルリノベーション賃貸、TOMOSの部屋は、無垢のフローリングに、白が基調のナチュラルリノベ。引っ越しても、壁を塗ったり自分好みにカスタマイズする気満々、だったのですが、2年経って、結局ほとんど手を入れないまま気に入って住んでいます。
なんといっても気持ちよいのは無垢のフローリング。リノベーション後5年ほど経っている今の部屋、パイン材の床はいい具合に経年変化をして濃い飴色になりとてもいい感じ。あんなに苦手だった「木目調」、ナチュラルな雰囲気が嫌いなんではなくて、「ナチュラル風」の偽物の雰囲気が嫌いだったんだな、と気づきました。今は、部屋に合わせて、家具も木材やアイアンなど素材そのものを活かしたものを積極的に探しています。
リノベーション賃貸の部屋を知るまでは、「なんとなく築5年以内」の部屋を探していました。新築は高いけれど、築浅ならちょっとお得だと思って。「よい部屋」を探す基準にできるのが、そのくらいしかなかったからです。
でも、よく考えたらひとり暮らしを始めたのはもう10年以上も前で、そのとき新築だったマンションは築10年越え。一般的な賃貸サイトではもうほとんど見向きもされない部屋になっているわけです。それってすごくもったいないこと。
古いまま、なんの手入れもされていない部屋に住むのはちょっと覚悟がいりますが、特に「水回り」の設備が更新されている部屋であれば、十分快適に住めるな、とこの2年感じてきました。
goodroom 店舗スタッフは全員がTOMOSの部屋に住んでいるほど、みんな大好きなTOMOSの部屋。
実際住んでいる方のお部屋を取材に行っているのですが、そのとき、とても嬉しい言葉をもらいました。
「TOMOSって、嫌なところがないんですよ」
なんとなく、賃貸の部屋はどこか我慢して住まなくちゃいけない、という思い込みがずっとあったけれど、今の暮らしに合わせてリニューアルされた、リノベーションのお部屋なら、自分にちょうどよい、ぴったりな部屋を見つけることができるのだなぁ、と満足した暮らしを送る毎日なのでした。
引越日記は、暮らしを少しずつアップデートしていく様子を今後もお届けしようと思いますよ。
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田村美葉
田村美葉
ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。goodroon journal の取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。役得。