南仏を感じるアンティークとグリーンの素敵なバランス 『BROCANTE(東京・自由が丘)』
植物をうまく暮らしに取り入れ、楽しむヒントを探しに、街で人気のボタニカルショップをたずねます。 今回おじゃましたのは、フランスアンティーク家具の販売と、ガーデンプランニングを行うBROCANTE(ブロカント)。南仏と植物を愛するオーナーさんの素敵なバランス感覚が感じられるお店です。…
スマートフォンで思い立ったらすぐ、カメラが起動できる今、いつでも身近にある「写真」。デジタルの写真は、撮ってすぐに確認をしてSNSにアップして、スピーディーに大量に、流れていきます。そんな時代だからこそ、少し時間をかけて、ゆっくり写真に向き合うことのできる”アナログ”な手法が注目されているのかも。チリチリとフイルムを巻いて、ワクワク現像を待って。「手触り」のある写真を楽しんでみませんか?
(text : Miha Tamura / photo : Takuya Kanai)
ウェブライターをしているから、一応デジタル一眼を持っているのだけどカメラの知識はまだまだの私。いろいろ、覚えなくてはいけないことが多くて苦手意識もあり、フィルムカメラなんてとても難しくて手が出せない……と感じていたのだけど。
今年で80周年の老舗写真店「ポパイカメラ」の店頭にずらっと並ぶ、中古のフィルムカメラ。お値段は、状態にもよるのだけど3万円前後〜と、デジタル一眼と比較してもけして高くない。使い方を丁寧に教わっていたら、「ちょっとやってみたいかも!」と思ってしまった。フィルムカメラ、一緒に始めてみませんか。
ポパイカメラでは、すべてのフィルムカメラをボディとレンズセットで販売していて、初めてのお客さんには、フィルムを入れるところから撮り方を丁寧にレクチャーしてくれる。
「正直、中古カメラだけではそれほど利益にはなっていないのですが、どんどん撮影して、どんどん現像しにきてくれたらいいなと思って、やっています。現像に出すときに必ずお会いするので、そのときに、わからないところを聞いてもらったりとか、お話することも多いんですよ」
初心者の私、興味津々で使い方をお聞きしてみたら、こころよく丁寧に使い方をレクチャーしていただけた。
「たとえば、この電源ON/OFFのレバーは、レバーを引いているとシャッターボタンが押せるようになる、ていうすごく単純な仕組みです。
1回わかると、アナログのほうが意味がわかりやすいんですよ。デジタルだとどうなっているのかわからないいので、アナログのほうが好き、ていう方も多いですね」
なるほど、たしかに1度レクチャーを受けてみると、ひとつひとつの目盛りの意味が目に見えるから覚えやすいし、次はこうしてみよう、なんて楽しみもわいてきそうだ。
平日午前中に伺ったが、お店には現像をお願いしにくるお客さんがひっきりなし。「今日はまだ落ち着いているほうですよ」と猪野又さん。デジタルとフィルムの割合は5:5ぐらいで、フィルムカメラの愛好家には昔からのファンの方のほか、女性のお客さんも多いそうだ。
今、あえてフィルムカメラを選ぶ理由はどんなところにあるのだろうか?
「デジタルカメラが出たばかりのころは、フィルムのほうが綺麗だから、フィルムで撮る、と思っていたんですが、最近のデジカメだと全体的に綺麗で、細かいところまできちんと描写しますよね。逆に、フィルムには曖昧な良さがあると思っていて。ざらついたり、粒子が見えたりとか、光の捉え方が、脳裏に残ったそのままの思い出感があるというか。フィルム写真のほうが、想いが残る感じがします」
ポパイカメラ店内には、カメラやフィルムの他にも、オリジナルのアルバムなど写真を撮ったあとも楽しめるグッズもたくさんある。
「デジタルだと撮ったところで満足してしまうけど、フィルムカメラの場合は写真になってはじめてわかるので。焼き増ししたり、そのあとまで続く、手に残る”モノ”になるというのも、楽しみのひとつですね」
東京都目黒区自由が丘2丁目10-2
03-3718-3431
OPEN : 11:00~20:00 水曜定休
http://www.popeye.jp/
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