「手みやげ図鑑」Vol.7
手みやげといえば、「何を持っていこうかな」と、案外、悩ましいもの。美味しさはもちろん、お菓子の形やパッケージも面白かったり、可愛かったり。話のタネになりそうなモノがいいですよね。そこで、おみやげ大好きなイラストレーター・うえむらのぶこが、「思わず描きたくなる手みやげ」を毎回セレクトしてご紹介していきます。…
手みやげといえば、「何を持っていこうかな」と、案外、悩ましいもの。美味しさはもちろん、お菓子の形やパッケージも面白かったり、可愛かったり。話のタネになりそうなモノがいいですよね。そこで、おみやげ大好きなイラストレーター・うえむらのぶこが、「思わず描きたくなる手みやげ」を毎回セレクトしてご紹介していきます。
同居している義理の母は、昔、テニスをしていた関係で、普段からわりとスポーティーな服装を好むんです。
ちょうどこの時期になると、70年代くらいに?愛用していたであろうジャージを出してきて、普段着にしてたりするもんですから、めちゃめちゃクールなんです。だってビンテージ・アディダスですよ!
ぷぷぷ、ラッパーじゃないんだから。。。
ジャージの語源はイギリスのジャージー島だそうですが、島原産の牛もジャージー種と呼ぶのだそうです。
そのジャージー牛から取れる濃厚な牛乳を使って作られているのが今回ご紹介する「神津牧場」さんの「神津ジャージーバター」(225g 1500円)です。
神津牧場は創業者である神津邦太郎さんが、明治20年に群馬県で日本初の洋式農場を開いたことから歴史がスタートしました。
まだ牛肉や乳製品が一般的ではなかった当時から、自然の中でのびのびと育ったジャージー牛を使用した製品の加工・販売をすべて自分たちの手で行なってこられたのです。
そんな素敵な歴史とこだわりのバターをギュッと詰め込んだこのポップなパッケージ。わっ、くすぐられる。描きたい気持ちを!
バターそのものを描いたのは今回初めてでしたけど、硬くて柔らかい質感とバターにしか出せないその色に神経を集中しました。
イラストに描いたバターナイフは缶に収納できないんですけど「それがなにか?」と言わんばかりの無骨さもかえって魅力的です。
ちなみに食レポをさせていただくと、濃厚でトーストにぴったり。塩気は控えめに感じました。
きっといろんなお料理にもいいと思いますよ~。
味もパッケージもこの先ずっと変わらずにいて欲しいものです。あ、お母さんもねっ=3
神津牧場 http://www.kouzubokujyo.or.jp/shop/index.html
うえむらのぶこ
うえむらのぶこ
大阪生まれ。幼いころの夢はマンガ家でした。二十歳で上京し、美大生~フリーターを経てイラストレーターとして活動中です。ノスタルジックでアナログな感覚を大切にしたいと思っていつも制作しています。音楽を聴くことやギターを弾くこと、そして愛犬・八のことが大好きです。
ホームページ nobco.c.ooco.jp